くいしんぼう仮面
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くいしんぼう仮面(くいしんぼうかめん)は、日本のマスクマンのプロレスラー。身長183cm(頭頂部の黄色いポンポン含む)、体重は変動が激しいため不定。大阪プロレス所属。大阪名物くいだおれ人形のパロディキャラで、その姿はくいだおれ人形とピエロをミックスしたような姿である。正体、本名は非公開であるが、かつてIWA・JAPANに所属していた月岡明則(つきおか・あきのり)であるとする説もある。 全く喋れない(喋らない)キャラクターだが、大阪プロレスのお笑い部門の中心を為し、動きや仕草で観客を笑わせる。キャッチフレーズは「道頓堀の大食い自慢」。あだ名は「くいしんぼう」「くいさん」
[編集] 経歴
2003年、2月1日に えべっさんとの間で行われた大阪名物世界一決定戦「敗者キャラクター剥奪マッチ」に敗れくいしんぼう仮面のキャラクターを剥奪される。デザインがあまり変わらないロボットキャラ「スーパーロボK」となるが、うやむやのうちに4月から元のくいしんぼう仮面にもどる。元に戻った理由は「評判が悪く営業の仕事が激減した為」( えべっさん談)
[編集] 得意技
お笑い担当の為、普段はコミカルな動きや技の誤爆や失敗が中心になる。非力でスタミナに難があるが身は軽く飛び技を得意とする。装飾の多いコスチュームながら難易度の高い飛び技もこなす。お笑いを封印して戦う状態は「キラーモード」と呼ばれている。
- くいしんぼうドライバー
- 相手をうつぶせに両肩にかつぎあげた状態(ファイアーマンズキャリーの状態)から前方へみちのくドライバーのように叩きつける。
- 関空トルネード
- 横への捻りを加えるムーンサルトプレス。いわゆるカンクーントルネード。命名の元ネタは関西国際空港、通称「関空」から。くいしんぼう仮面が放つこの技は、回転速度の速さ、滞空時間の長さ、フォームの美しさと三拍子揃っている。
- うまか棒
- 直立不動の体勢から相手へ倒れかかるように体当たりする技。滅多に当たらない。ロープから返ってきた相手に対しジャンピングで放ったりもする。寝ている相手に打つ場合があるが、その場合はチョコバットと技名が変わる。
- ラ・ケブラーダ
- 場外の相手に対し、セカンドロープに飛び乗り放つムーンサルト。滞空時間が長く綺麗な弧を描く。
- シャイニングウィザード
- 片膝をついた相手に走り込み、膝に飛び乗って頭部へと放つ蹴り技。
- 後頭部はたき
- 相手の後頭部をはたく。手を振り抜く速度は速くヒット時にはかなりいい音が鳴る。特にミラクルマンに対しては執拗なまでにお見舞いしている。タッグを組んだ味方の時にまでお構いなしにはたいている。
- コルバタ
- ヘッドシザースホイップ。相手の頭を足で挟んで放り投げる技。
- スモールパッケージホールド
- ルード軍との試合で起死回生の逆転技として用いることが多い。
[編集] その他
- 初期の入場曲は往年のテレビ番組「プロポーズ大作戦」のメインテーマ「フィーリングカップル5 vs 5のテーマ」だった。今は似た曲調でオリジナル曲の「くいしんぼう仮面のテーマ」に変わっている。冒頭には桂三枝による「道頓堀から大食い自慢がやってきた。くいしんぼう仮面……いらっしゃ~い」の台詞が入る。
- 入場時にはサンタクロースのような大きい袋を担いでいる。中にはばかうけが入っておりこれをまきながら入場する。大会場では1人ではまけないためアシスタントが手伝う場合もある。
- ファンは御菓子(食べ物)をレイ(花輪)風につなげた物を持参し、御菓子をまきにやってきたくいしんぼう仮面の首にかけていく。大会場での興業では御菓子を貰いすぎ前が見えなくなったくいしんぼう仮面の姿がみられる。
- お笑い試合の時はリングイン後、トップロープの上に横になりそのまま寝てしまう。そのためコールの時には観客がクラッカーを一斉に鳴らして起こすのが恒例となっている。ちなみにクラッカーは開場後の試合前に練習生が売りに来る。値段は1個100円、3個で200円。
- プライベートでは、酒を飲むと誰かまわず電話をかけまくる電話魔らしい(大阪プロレス関係のブログで複数証言あり)。