こおり鬼
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こおり鬼(こおりおに)は子どもの遊びの一つで、鬼ごっこから派生したものである。次のようにして行う。
- じゃんけんなどによって、参加者を鬼と子に分ける。鬼は一人の場合も複数の場合もある。
- 鬼は決められただけ数をかぞえ、その間に子は逃げる。
- 鬼は子を追いかける。子に触ることができた場合、子は凍った状態、つまり動くことができなくなる。この状態は、他の子に触ってもらうことで解かれる(凍った子の股の下をくぐることで解かれるというルールもある)。
- 鬼が全ての子を凍った状態にできたら、ゲームは終わる。その他、皆が飽きてきた場合も同様に終了する。再度新しくゲームを始める場合は、前回最初に鬼に触られたものが鬼になる。
備考)普通の鬼ごっことは異なり、鬼はゲームが終わるまで鬼のままである。鬼はよほど足が速くない限り、全員を凍った状態にすることは難しい。
地域によっては、以下のような異なるルールのこおり鬼が行われる。
- じゃんけんなどによって、参加者から鬼を決める。鬼は通常一人である。
- 鬼は決められただけ数をかぞえ、その間に子は逃げる。
- 鬼は子を追いかける。子に触ることができた場合、触られた子が新しい鬼となり、鬼は子になってゲームを続ける。
- 子は「こおり」と宣言することによって、鬼に触られても鬼の交代を免れることができる。ただし、「こおり」を宣言した子はそれ以降凍った状態、つまり動くことができなくなる。この状態は、他の子に触ってもらうことで解かれる(自ら解除することができるというルールもある)。
- 「こおり」を宣言した状態で動くことおよび、他の全ての子が凍っている状態で唯一動ける子が「こおり」を宣言することは反則である。鬼が反則者へ交代するペナルティを与えられるのが通例である。
- 他の鬼ごっこと同様、ゲームの終了は規定されておらず、皆が飽きてきた場合などに終了する。