じまんぐ
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じまんぐ(10月16日-)は、日本のシンガーソングライター・音楽プロデューサー・ラジオDJ。長崎県佐世保市出身。身長は172cm。
2006年4月26日、ベルウッドからソロアーティストとしてデビュー。
Sound Horizonのサポートメンバーでもある(この際は「Jimang」名義)。
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[編集] 来歴
[編集] 自主制作時代
- 元・消防士という極めて珍しい経歴を持つ。
- 上京後、作曲・プログラミングなど本格的に音楽活動を始動。
- 1998年よりインターネットラジオ「IIL(INTERNET INDIES LABEL)」を立ち上げ、現在も同番組の「Internet Stream(IS)」のメインパーソナリティを務めている。
- 1999年に自身のバンド「DECO LECO」の自主制作アルバム『core 1 style』をリリース。
- 「DECO LECO」解散後は「ジャージャージャージー」(後に「じまんぐvs.ジャージャージャージー」)として、ライブハウスなどでバンド活動を続ける。
- ソロデビュー後もじまんぐのバックバンドはジャージャージャージーのメンバーである。
- 2003年からSound Horizonの活動にサポートメンバーとして参加。
- 2005年にはMIYAKOの自主制作アルバム『soda pop flavor』で音楽プロデューサーとしての才能も見せる。
[編集] デビュー後の活動
- 2006年4月、ベルウッドから『じまんぐの世界~胎動~』をリリースしメジャーデビュー。
- 2006年4月29日、レコ発ライブ「じまんぐの世界-胎動-ライブイベント」(於・原宿アストロホール)
- 2006年9月、「じまんぐ The エンターテイメント~君もJazzyに生きてみないか?~」配信開始。
- 2006年9月20日、ライブ「じまんぐLive-Core 1 Tryst](於・原宿アストロホール)
- 2006年10月28日、招待制イベント「じまんぐTHEパーティ ~昼だけどDJナイト~ in 池袋 WINNER'S BAR」
- 2006年11月8日、1st Maxi Single「じまんぐの世界-Core-」リリース(ベルウッド)
- 2006年11月19日、「じまんぐの世界-Core-」発売記念インストアライブ in とらのあな1号店 同日アコースティックジャムライブ「ジャージャージャージーvsじまんぐ」 in 原宿ペニーレーン
- 2007年1月13日、じまんぐアコースティックライブ in 原宿ペニーレーン
- 2007年2月11日、じまんぐLive in 渋谷クロコダイル
- 2007年3月2日、Jimang Live-Core Tryst Ⅱ~じまんぐの新世界~ in 大阪バナナホール
[編集] リリース
[編集] アルバム
- 1stアルバム『じまんぐの世界~胎動~』(2006/4/26)
- ヅゥーダーハレハレ
- ドクロマン
- 未来
- ル・シ・ハ・コ・カ・タ
- 恋文
- 夕立ち過ぎの黄昏に
- 自殺者バンクス
- J・G・W chronology
- 優雅な翼
[編集] シングル
- 1st MAXIシングル『じまんぐの世界-Core-』(2006/11/8)
- シングルCD(全3曲+ボーナストラック)+
DVD「Jimang Live Core 1-Tryst-」(2006年9月20日原宿アストロホールでのライブ映像)
※2006年11月20日付オリコンウィークリーインディーズチャートで第5位にランクイン。
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- CD
- 砂漠の天使
- 悲しみを蹴散らせ ~正義のみかた~
- ありがとう(公式サイトで公開しているものとは別バージョン。)
- ボーナストラック: ありがとう卒業バージョン
- DVD
- オープニング
- ヅゥーダーハレハレ
- 自殺者バンクス
- 恋文
- 夕立ち過ぎの黄昏に
- 砂漠の天使
- 未来
- ありがとう
- エンディングロール(B.G.M.: バルーンダンス)
[編集] じまんぐvs.ジャージャージャージー
結成当初はじまんぐも含めての「ジャージャージャージー」であったが、後にじまんぐの名前はバンドから独立し、フルメンバーで活動を行う際は「じまんぐvs.ジャージャージャージー」と名乗るようになった。 これは、バンドメンバーはじまんぐの引き立て役ではなく、一人一人がじまんぐと対等の立場であり、馴れ合いよりも互いに自己主張して力をぶつけ合うことで切磋琢磨していこうという理念に基づいたものである。 ただし、ラジオの自己紹介では「ジャージャージャージーのボーカル、じまんぐです」と称していることから、便宜上はバンド名で一纏めにしても問題無いと思われる。
[編集] Sound Horizonの“Jimang”
- Sound Horizonの活動には、2003年、3rd Story CD「Lost」より参加(現在は廃盤)。
- 同アルバムに収録されている「白の幻影(White Illusion)」は、後にナレーション・ボイスでの起用が中心となるJimangが一曲を通してメインボーカルを務めている、Sound Horizonの中でも異色の楽曲であった。
- また同アルバム初出「魔法使いサラバント」にて、主人公の魔法使いに怪しい交渉をする髭の男を演じる。この際「胡散臭い髭の男」という歌詞であった為に、Jimang=胡散臭いという不動の公式が出来上がった。もちろん、ファンの褒め言葉である。
- 非常に特徴的な声は一度聞いただけで強く印象に残るためか、Sound HorizonをAramaryとJimangのユニットだと間違われることがあった。(実際のSound Horizonは、第一期のみRevoとAramaryの二人がメンバー、同人期及び第二期がRevo個人によるプロジェクト。Jimangはずっとサポートメンバー扱いである)
- 特に「Chronicle 2nd」における黒の教団教祖ノア、英雄アルベール・アルヴァレス、「Elysion~楽園幻想物語組曲~」における仮面の男アビスの怪演は、中毒と呼べるほど多くの熱狂的ファンを生み出した。最新アルバム「Roman」における賢者(読みは「サヴァン」)でも旧作に劣らぬインパクトを残す。
- これらのキャラから誕生した名台詞も多い。
(例)「私は悲しい」「残念ダッタネェ」「来る者は拒まないが去る者は決して赦さない」「君の話し相手になりたい」
- これらのキャラから誕生した名台詞も多い。
- Sound Horizon第二期活動開始に伴い、ファンの間でJimangの去就を心配する声もあったが、むしろMCの役割としてイベント・コンサートになくてはならない存在となっている。
- 「Roman」にてナレーションのほか、久し振りに2曲でメインボーカルを務めた。
- 同アルバム収録「見えざる腕」のPVにも出演。Sound HorizonのPVに出演するのは今作が初めて。
[編集] 人物・エピソード
- 「千年後の匂いを嗅ぎながら今を生きる男」を自称する。
- ユニークな芸名の由来は、元は人名にちなんだバンド名として考案されたのが、メンバーの反対により却下されたために個人名として再使用したことによるもの。怪獣のような名前にしようと思い、富野由悠季氏の「名前に濁音と"ン"が入ると強そうな感じになる」という言葉を参考にしたとのこと。
- 本人曰く「胡散臭いのはRevo領主の演出」。自身のWebラジオなど素の場面ではどちらかと言えば豪胆な性格で、本音を包み隠さない語り口である。とは言え、IILのショートストーリー『Mr.Tの友人』『初代地球連邦大統領ロン坂本』をはじめ「じまんぐThe エンターテイメント」に至るまで、ラジオドラマの台本はとにかくシュールを極める。一度聴いただけでは内容の理解に苦しむことが多々。
- 非常に汗をかく体質。ファンがじまんぐの汗を「汁」と評し始めたところ、じまんぐ自身もラジオで「汁」という言葉を多用し、「胡散臭い」に続く彼の代名詞となる。
- じまんぐのファンは「ジマンガー」と呼ばれる。
- Sound Horizonコンサート「Elysion ~楽園パレードへようこそ~」追加公演(於・なかのZERO)のアンコールにて、客席に向け「サンホラー(Sound Horizonファンの意)の諸君、尻に根っこが付いておるんじゃないのか?コンサートは終わった、これからはライブだ」と発言。それまで静かに座って聞いていた観客が一斉に総立ちとなり歓喜した。これ以前のコンサートにて、気分が高揚するも会場の大人しい雰囲気に押され、客席で立ち上がって手拍子など行う、または壇上にあわせて歌うなどのことができなかったとの声があったことに配慮したとも見られる。
- エンターティナーとしてライブ・イベントでのパフォーマンスは絶大な支持を得ている。だがテレビやラジオにゲストとして出演するのは苦手な模様。
- トラウマの原因となった番組「アキバ!AKIBA☆あきば」の最終回では、司会のアメリカザリガニにより「絡みづらさNo.1の最強ゲスト」に堂々選ばれている。
- 幽霊を殴ったことがあるらしい。
- 高速道路で渋滞に巻き込まれた際、運転席でギターを弾いていたらしい。
- 2006年半ばから、インターネット上などでブリーフ派と言われ様々な噂話がされていたが、自身はIILの放送でこれを否定。また、2007年1月のSound Horizonコンサートツアー東京追加公演では「私はトランクス派だ」と公言した。
- 「じまんぐの世界-CORE-」に収録の『悲しみを蹴散らせ ~正義のみかた~』は、当初"正義の味方"と題されていたが、告知用チラシで"正義の見方"と誤植されたことをきっかけに、「正義の味方を目指すならば、時代や場所によって正義の見方が異なることも考えなければ」という意味を込めて"正義のみかた"と改題された。
[編集] 関連項目
- Sound Horizon
- MIYAKOPOP
[編集] 外部リンク
- じまんぐ.com(公式サイト)
- IIL(INTERNET INDIES LABEL)(「Internet Stream」にてDJを務める、下記のじまんぐ The エンターテイメントはIILでも放送中)
- じまんぐ The エンターテイメント(もう一つのインターネットラジオ。名の通りエンタメ色を前面に出している)