りゅう座
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りゅう座 (Draco) | |
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略符 | Dra |
属格 | Draconis |
英語での意味 | the Dragon |
赤経 | 15h |
赤緯 | 75° |
観測可能地域の緯度 | +90° ~ -15° |
正中 | 6月 |
広さの順位 - 総面積 |
8位 1083 平方度 |
明るい星の数 視等級 < 3 |
3 |
最も明るい星 - 視等級 |
エルタニン(γ Draco) 2.23 |
流星群 | りゅう座流星群 |
隣接する星座 |
りゅう座(竜座、Draco)は、星座の1つ。略符 Dra。属格Draconis。
トレミーの48星座のうちの1つ。 恒星トゥバン(Thuban)は最も明るい星ではないがりゅう座α星である。紀元前2790年頃は、この星が北極星だった。理由については歳差を参照。
[編集] 主な天体
- トゥバン
- ラスタバン - β星。
- エルタニン - γ星。
- りゅう座シグマ星 - 太陽系から18.8光年。
- シュトルーフェ2398 - 太陽系から11.52光年。
キャッツアイ星雲の名で知られる惑星状星雲 NGC 6543 があることで知られる。M102とされるレンズ状銀河 NGC 5866 もある。
[編集] 由来
この星座の元となった竜には諸説ある。
ヘラクレス(ヘルクレス座)の12の冒険の11番目が、この100の頭を持つ竜(ラドン)が守るりんごをとってくることであった。この竜はヘラクレスに倒されたとも、また、ヘラクレスは直接対面していないという説もある。どちらにしても、このりんごは神しかとることができないので、ヘラクレスはかわりにアトラスに取りにいってもらった。星座の中ではヘルクレス座もりゅう座も隣同士にある。
別の説によれば、カドモスに倒された竜であるという。またアルゴ船の冒険で、イアソンらの目的である金の羊の毛皮を守っていた竜だとされる。
[編集] 呼称
日本では、かつて、漢字での綴りは同じ竜座で、りょう座と呼んだ時代がある。