アスチュート級原子力潜水艦
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アスチュート級原子力潜水艦(あるいはアステュート級原子力潜水艦)(Astute class submarine)はイギリス海軍の次世代攻撃型原子力潜水艦。スウィフトシュア級原子力潜水艦の退役に備えて建造が進んでいる。
就役は2008年から順次開始される予定。現在3隻が発注済である。本艦級は潜水艦戦闘システム(SMCS,submarine combat system)を発展させたアステュート戦闘管理システム(ACMS,astute combat management system)を搭載してセンサーからの情報を複合的に活用できる。また、各種ミサイルと魚雷を有し、対潜任務、対艦任務、対地任務のいずれにも対応できる能力を有するとされる。ヴァンガード級原子力潜水艦の支援任務にも利用される予定。
[編集] 主要諸元
- 動力:ロールスロイスPWR2×1基/蒸気タービン×2基
- 全長:97m
- 全幅:10.7m
- 潜水時排水量:7800t
- 安全潜行深度:300m以上
- 速度:水中 29kt
- 乗員:110名
- 探索装置
- 兵装:533mm魚雷発射管×6、トマホーク対地巡航ミサイル、ハープーン対艦ミサイル、スピアフィッシュ、機雷(ミサイルと魚雷の合計数は36基)
[編集] 同型艦
- アステュート (潜水艦) (S119)
- アンブッシュ (潜水艦) (S120)
- アートフル (潜水艦) (S121)