アスラン王国
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アスラン王国(あすらんおうこく)は、新谷かおる作の漫画『エリア88』の舞台となる中東の架空の国。
[編集] 劇中での設定
地中海に面しており中部には砂漠がある。周辺のアラブ諸国と同様、石油を産出する。国教はイスラム教。 王政を敷いており、国王はザク・ヴァシュタール。
政府軍がイスラエル製の戦闘機IAI クフィルを保有したり、ギリシャに空軍の訓練基地を保有する等、外交面では欧米諸国やイスラエルと友好的な関係であると言える。
[編集] 内戦
一種の鎖国政策を進める国王側の政府軍と、それに反対する王の兄・アブダエル率いる反政府軍との間で紛争が勃発、内戦となった。
政府軍の兵器はアメリカを主体とした西側の物が主体であるのに対して、反政府軍側はソ連を主とする東側の物が多い。 他国軍の介入はないが、両軍ともに外国人傭兵を投入している。
政府軍の航空兵力はF-4やF-5、F-15、A-4などを保有しているほか、エリア88と呼ばれる傭兵部隊が、爺さんと呼ばれる人物を介した独自ルートによりF-14、F-20タイガーシャーク、ハリアーなど、当時の最新兵器を入手していた例もある。(ただしこのルートで入手された兵器の中には、サンコイチのドラケン、3発纏めて5ドルのサイドワインダー、無線機に障害が発生する1000ドルのレンジブースター、本来はNATOに配備されるはずのものをちょろまかしたA-10、果てはドッグに放置されていたエンタープライズ級原子力空母の様な、別の意味で伝説を作った兵器も存在する。)
反政府軍側により核兵器を搭載した弾道ミサイルも用いられた。
[編集] 日本との関係
- 日本からの直行便はなく、テルアビブ経由となるが、付近では大和航空の旅客機が同国空軍機とのニアミス及び襲撃される事件も起きている。これはエリア88初出時には日本航空による南回り欧州航路があったことが影響していると考察される。
- 日本人カメラマンが戦場ルポを行った際に、空軍基地に日本人の傭兵と思われる人物が写っている写真が存在するが、写真が人物を判定できる程鮮明ではなく、この人物も取材直後に契約していた通信社と音信不通となった(反政府軍により殺されたとする説や日本国内の新聞社に勤めているといった証言も存在する)ため、確認は取れていない。
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