イチョウ類
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?イチョウ科 | ||||||||||||
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銀杏 |
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イチョウ類(いちょうるい)は、裸子植物の一グループで、現生種はイチョウ一種のみである。
イチョウ綱に属する植物は、中生代に繁栄し、化石では17属が知られる。新生代第三紀まではヨーロッパから北アメリカにまで分布していたが、現生のものは中国に分布する一種のみである。
樹木になり、長枝と短枝がある。 葉の葉脈は平行脈で二又分枝し、現生種ではそれがほぼ同じ長さで平面に広がるので、全体はきれいな扇型になるが、化石種では葉は切れ込み、バラバラになるものも多い。
花は枝先につき、雌雄異株。雄花は枝先に束になってつき、それぞれは雄しべの並んだ穂のような形。雌花は枝先に二つの胚珠があるだけの構造である。ソテツ類と並び、種子植物でありながら、独立した精子を形成する。精子は胚珠が大きく育ってから、卵細胞のあるくぼみに放出される。