ウバガイ
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?ウバガイ | ||||||||||||||
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ウバガイ 福島県いわき市産 |
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Pseudocardium sachalinense | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
ウバガイ | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Sakhalin surf clam |
ウバガイ(姥貝、学名Pseudocardium sachalinense (Sehrenck,1862) )はマルスダレガイ目・バカガイ科の二枚貝の一種。食用として重要な貝の一つである。水産物としてはむしろホッキガイ(北寄貝)という別名で呼ぶのが一般的である。これはウバガイの北海道方言とも言われ、ウバガイを指すアイヌ語の「ポキセイ(pokisey)」が語源であるという説もある。
目次 |
[編集] 形態
成貝の殻長は10cm以上になり、殻は厚くそれ自体は淡色であるが、褐色の殻皮におおわれるため全体に黒ずんだ色に見える。成長が遅く、一般に流通している大きさになるまでに20年かかるといわれる。同じバカガイ科に属するミルクイにも似ているが、ミルクイは殻がずっと横長で、常に殻外に出ている太く長い水管を持ち、殻の後端には水管を出すための大きな隙間があるが、ウバガイの水管はそれほどには大きくなく、二枚の殻を閉じると完全に内部に収納され、殻にもほとんど隙間がなくなる。
幼貝のうちは殻全体が白色~黄白色で、同じバカガイ科のシオフキによく似た形をしているが、シオフキは内湾性であるため生息環境から区別できる。一方、ウバガイと同所的に生息するヒメバカガイ(Mactra crossei)とは成貝では全く異なるが、1cm以下のものは非常によく似ている上に、混生していることも多い。これらを区別するには殻頂に残る初期稚貝の殻を高倍率で観察する。通常、全く色彩のないものがウバガイで、褐色~帯紅色が点状に見られるのがヒメバカガイである。これは内湾性のシオフキとバカガイの幼貝の区別でも同様で、通常色彩の無いものがシオフキ、彩色されるのがバカガイである。
日本海北部と茨城県以北の太平洋、シベリア沿岸まで分布し、外洋に面した浅い海の砂底に生息する。
[編集] 漁業
第一種共同漁業権に基づき行われる。代表的な漁法は小型底びき網(桁網)である。生息域が重複するホタテガイとは異なり、海底の砂に潜る習性があるため、ジェット水流で掘りながら漁獲する場合が多い。この他、海上から一個ずつ挟み採る漁法も少数ながら行われており、この漁法によるものは傷が少ないなどの理由で高価で取引される。
北海道から福島県沿岸の太平洋側で漁獲される。北海道苫小牧での漁獲高が日本一のため苫小牧市の貝に指定された。北海道では一般的な寿司ネタであったが、近年知名度が向上し、関東地方でも一般に流通するようになった。宮城県山元町では毎年3月に「ホッキ祭り」が開かれる。
[編集] 陸揚げ漁港
- 2002年度