エクスプローラー1号
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打ち上げ組織: | アメリカ陸軍弾道ミサイル局 |
主製造者: | ジェット推進研究所 |
目的: | 科学衛星 |
軌道: | 地球周回軌道 |
打ち上げ日時: | 1958年2月1日3時48分UTC |
打ち上げ機材 | ジュノー1・ロケット |
再突入: | 1970年3月31日 |
稼動期間: | 111 日 |
重量: | 13.9703 kg |
NSSDC ID: | 1958-001A |
HP: | NASA |
軌道要素 | |
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軌道長半径: | 7,832.2 km |
離心率: | .139849 |
軌道傾斜角: | 33.24° |
周期: | 114.8 分 |
遠地点: | 2,550 km |
近地点: | 358 km |
計測機器 | |
ガイガーカウンタ(宇宙線計測用) |
エクスプローラー1号はアメリカ合衆国初の人工衛星。東部標準時の1958年1月31日22時48分にフロリダ州ケープ・カナヴェラル空軍基地よりジュノー1ロケットにより打ち上げられた。
[編集] 概要
ソビエト連邦が1957年10月4日にスプートニク1号を打ち上げたことにより、アメリカ合衆国においてはスプートニクショックが起こった。これにより、対抗措置・宇宙開発競争の一環としてアメリカでも早急に人工衛星を打ち上げることとなった。ジェット推進研究所が衛星を製造し、アメリカ陸軍弾道ミサイル局がそれを打ち上げるジュノー1ロケットを製造することとなった。これらはわずか84日間で組み立てられた。ジュノー1ロケットは、ヴァンガード計画のジュピター中距離弾道弾ミサイルとして開発が進められてきたものであった。
エクスプローラー1号の衛星本体は、William H. Pickering博士の指揮の下に組み立てが行われ、計測機器はジェームズ・ヴァン・アレンの指揮の下に組み立てが行われた。エクスプローラー1号の打ち上げは国際地球観測年の一環でもあり、計測器には科学目的を優先し、宇宙線計測用のガイガーカウンターが搭載された。
衛星の打ち上げは成功し、エクスプローラー1号は地球を周回する長楕円軌道に投入された。エクスプローラー1号のガイガーカウンターは高度により、宇宙線計測数に大きな差異があることを報告してきている。これは後のエクスプローラー3号の観測結果と合わせてヴァン・アレン帯の発見につながっている。
エクスプローラー1号の電力は1958年5月23日までに消耗した。その後も軌道を周回し、1970年3月31日に太平洋上へ再突入している。