エレファンテ
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エレファンテ (Elefante) は、富野由悠季原作、長谷川裕一作画の漫画作品『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する、架空の兵器。木星帝国軍のモビルアーマーである。エレファンテはスペイン語で象 (Elephant) を意味する。(型式番号:EMA-04)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 機体解説
エレファンテは木星帝国のモビルアーマーとして開発・生産された機体である。型式番号として「EMA-04」が与えられているがこれが木星圏独自のものか、それとも開発元のものかは不明である。
木星帝国のモビルアーマーとして作中ではカングリジョの次に登場している。木星の衛星イオに木星帝国の本拠地があると知ったクロスボーン・バンガードによりイオ基地が襲撃された際に、最後の強敵として現れたモビルアーマーである。
機体は大型だが作動肢はフレキシブル・ノーズ・キャノンと呼ばれる自在に曲がるチューブ状のビーム砲のみで手足に相当するものは無く、なぜか宙に浮いて戦闘を行なっている(ミノフスキークラフト装備の可能性あり)。また機体上部にメガ粒子砲塔を5基備えている。これはサイコミュで分離・誘導が可能なビットであり射出すれば巨大な本機の死角を減らすために役立つ。このビット自体にはビーム砲口1つしか無く、コネクタ部分は魚の骨のような細い構造物のみであり、地球の1/5弱とはいえ重力のあるイオでなぜ浮くのか、方向転換が可能なのか、一切不明である。
本機はサイコミュを搭載したニュータイプ専用機である。強力なジェネレーターを用い大型のメガ粒子砲にエネルギーを供給する一方で機体をIフィールドで保護する移動要塞的な側面も持っていた。クロスボーン・バンガード(しかも木星帝国製モビルスーツを数多く使用した状態)に撃墜されたために性能が疑問視され、以降の開発は進まなかったようである。実際これ以降の劇中では、いわゆるビットもしくはファンネルのような兵器を搭載したモビルスーツ、モビルアーマーは最終決戦モビルアーマーディビニダドを除いて存在しない。
[編集] 劇中での活躍
作中ではクロスボーン・バンガードがイオを攻めた際の拠点防衛として登場、フレキシブル・ノーズ・キャノンとビットの攻撃でクロスボーン・バンガードを苦しめている。ペズ・バタラで参戦し、ニュータイプに目覚めつつあったトビア・アロナクスによってビットを踏み台にされ、Iフィールドをビームアックスで突破されたところを撃破されている。
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