クローン大戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クローン大戦(クローン戦争、Clone Wars)は、『スター・ウォーズ』シリーズで描かれた架空の戦争。期間は映画第5作『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』と第6作『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の間の3年(ヤヴィンの戦いの22年前から19年前)に渡り、銀河共和国史上初の大規模なクローン兵軍団(クローン・トルーパー)が主体となった星系間戦争となったためこう呼ばれる。画像など
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 開戦まで
事の発端は「ナブーの戦い」に遡る。主にニモーディアンに率いられた通商連合は銀河元老院に代表団を派遣するほどの勢力を誇っていたが、その豊富な資金力を背景に軍事的脅威も大きいものになっていた。共和国はこれを牽制すべく辺境の交易ルートの関税を強化。結局これに反発した通商連合は共和国に対して蜂起、惑星ナブーを侵略するという「ナブーの戦い」を引き起こした(『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』)。
ナブー侵略はジェダイとナブー残党勢力の反撃により失敗に終わったものの、これによりかねてから共和国の政治や腐敗に不満を高めていた銀河各星系の一部勢力が公然と共和国に反旗を翻した。その火は瞬く間に広がり、遂にはドゥークー伯爵をリーダーとする分離主義勢力の一大軍団を結成するに至った。戦争の不安に動揺した共和国側でも早急に軍備を整えなければとの意見が大勢を占めていた矢先、10年前にジェダイ騎士団のサイフォ=ディアスが惑星カミーノに密かに発注していた宇宙艦船、各種武防具、地上用兵器をフル装備した20万ものクローン・トルーパーの存在がジェダイマスター、オビ=ワン・ケノービによって明らかになる。同じ惑星ナブー出身で元女王のパドメ・アミダラ議員暗殺未遂事件に業を煮やしていたパルパティーン元老院最高議長は、このクローン軍団で共和国の正規軍を編制し、増大する分離主義勢力の脅威に対処するのが現状に照らしてもっとも合理的だと提案。議会の圧倒的賛同を経て共和国は分離主義勢力との軍事的衝突に備えた。
[編集] 開戦
[編集] 1年目
[編集] ジオノーシスの戦い
ジェダイ騎士のオビ=ワン・ケノービによって、分離主義勢力が銀河辺境の工業惑星ジオノーシスに大規模なバトル・ドロイド製造の拠点を造り、対共和国戦争の準備を着々と進めていたことが発覚。この事態を重く見たジェダイ評議会は、その後捕らえられてしまったオビ=ワンらの救出を名目にメイス・ウィンドゥ率いる200名からなるジェダイ騎士団を派遣、反撃に出たバトル・ドロイド軍との間で遂に戦いの火蓋が切って落とされた。ところが既に製造されていたバトル・ドロイド軍の数は予想を遥かに超えており、さすがのジェダイ騎士団も数に圧倒され、そのほとんどが命を落としてしまう危機的状況に陥った。しかし全滅しかかった寸前に、ジェダイ・マスター、ヨーダが率いる20万人ものクローン・トルーパーの援軍が到着。カミーノにおいて製造段階からよく戦闘訓練され、強力な兵器を携えたクローン兵達は初の実戦で見事に活躍し、ジェダイとクローン・トルーパーの共和国側が逆転勝利した。とはいえ敗走したドゥークー伯爵ら分離主義勢力の要人たちをことごとく取り逃がしてしまい、以後銀河各地の星系でゲリラ的に戦争が拡大されることとなった(『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』)。画像
[編集] カミーノの戦い
共和国にとって極めて重要な生命線であるクローン製造施設のある惑星カミーノ。ジオノーシスの戦いから2ヵ月後、分離主義勢力の攻撃計画が明らかになり施設破壊を狙うドロイド軍と迎え撃つジェダイ・クローン軍が激突。
激しい空中戦でジェダイのパイロット達が奮闘し、精鋭部隊のARCトルーパーも投入されたがドロイド軍の首都ティポカシティへの上陸を防ぎきれず、都市のシールド発生装置がある場所に決定的な打撃を与えられた。だが、シールド発生装置の場所は別にありその後攻撃を押し返したクローン軍によってドロイド軍の攻撃は結果的に失敗に終わった。
だが、戦いそのものがダース・シディアスとその弟子のドゥークー伯爵が分離主義勢力内の裏切り者を見つけ出し一掃するために仕組まれたものだった。
[編集] ムーニリンストの戦い
惑星ムーニリンストは共和国の金融最大手インターギャラクティック銀行グループ(InterGalactic Banking Clan)の本拠地である。ジオノーシスの戦いから4ヵ月後、共和国だけでなく分離主義勢力にも資金や軍備の提供を行っていた銀行グループの本拠地を制圧すべく、共和国はオビ=ワン・ケノービ将軍とアナキン・スカイウォーカー隊長率いるクローン部隊を派遣、待ち構えていたドロイド軍とすぐ交戦状態となった。共和国軍特殊部隊ARCトルーパーはムーニリンストの主力兵器である長距離レーザー砲を破壊することに成功し、地上戦では一時優位にたつ。だが、ドゥークー伯爵が派遣した賞金稼ぎダージ率いるIGランサー・ドロイド部隊が急襲、共和国側も援軍要請を余儀なくされ、戦局は完全に膠着状態に陥った。双方が多大な被害を蒙った後、遂にオビ=ワン・ケノービ将軍とダージが一騎打ちとなり、死闘の末オビ=ワンが勝利。銀行グループのサン・ヒル会長ら幹部を逮捕し、分離主義勢力の重要な資金源を絶つことに成功した。
一方、ムーニリンスト上空ではアナキン率いる共和国戦闘機部隊とドロイド戦闘機部隊が交戦し、圧倒的な数のドロイド戦闘機部隊をアナキンは超人的なテクニックと無謀とも言える見事な作戦で多数配備されていた敵の宇宙基地を破壊、部隊を壊滅させることに成功した。その直後、ドゥークー伯爵に見出されたアサージ・ヴェントレスが共和国軍部隊を急襲し1個中隊を全滅させた。アナキンはヴェントレスの挑発に乗り単独で戦場を離れヤヴィン第4衛星まで追跡しヴェントレスと対峙した。アナキンはヴェントレスのライトセーバーの二刀流に苦戦するもヴェントレスを退けることに成功した。
[編集] モン・カラマリの戦い
ほぼ全表面を海に覆われた惑星カラマリでは従来から出目金のような顔を持つモン・カラマリ族とイカの様な顔を持つクオレン族の間で民族紛争が度々引き起こされていた。分離主義勢力のコマース・ギルドはこの惑星の豊富な地下資源を狙っており、クオレン族の急進派(クオレン分離連盟)にドロイド軍を供給。この状況を利用してクオレン族を勝利に導き、分離主義勢力の一大拠点にしようと画策していた。やがて内戦が大規模になってきたことを受け、共和国は水中戦に長けていたジェダイ・マスターのキット・フィストー将軍と水中戦に特化したクローン・トルーパー(クローンSCUBAトルーパー)を派遣。クオレン分離連盟の大型水中レーザー砲に一時苦戦するもモン・カラマリの騎士団の力を借り破壊に成功し、過激な勢力を排除した。大規模な戦闘を体験したことと共和国の介入によって、この二つの種族は以後融和への道を突き進むこととなった。
[編集] ダントゥインの戦い
共和国の大クローン軍による銀河全域の哨戒で多くの陰謀が明るみに出ると考えていた分離主義勢力は、本格的な衝突に備え軍備の増強を急いでいた。重要な資金源であるインターギャラクティック銀行グループの本拠地である惑星ムーニリンストを防衛するため、近隣のあまり目立たない「田舎」惑星ダントゥインに大規模ドロイド軍を密かに準備していた。ところがこれはジェダイ・マスター、メイス・ウィンドゥ将軍率いる共和国軍に察知されることとなり、そのままこの平和な惑星で戦闘が勃発した。分離主義勢力側は巨大な鉱山採掘用要塞サイズミック・タンクを共和国歩兵部隊にぶつけ一掃しようとするも、強大なフォースを身に着けているメイス・ウィンドゥの活躍でタンクは破壊、ドロイド軍も壊滅させた。
[編集] ハイポリの戦い
戦争中の海賊行為を取り締まるため銀河辺境に出動していたジェダイ・マスター、ダクマン・バレックは工業惑星ハイポリで大規模なドロイド製造工場を発見した。すぐさまキ=アディ=ムンディらジェダイ7人が率いる共和国軍が派遣されたがこれは罠で、惑星軌道上に設置された大量の偽装機雷で共和国軍を乗せた戦艦は次々に大破し惑星に墜落していった。ジェダイたちはどうにか無事だったがクローン・トルーパーのほとんどが死亡、わずかに残ったトルーパーも駆けつけたドロイド軍によりすべて掃討されバレックもこの時命を落とした。そして、残されたジェダイたちも、ジェダイ狩りを生きがいにしているグリーヴァス将軍のえじきとなり2人が殺され、2人が重傷、最後のキ=アディ=ムンディもARCトルーパーが駆けつけていなければ殺されていたという悪夢のような大敗北で戦闘は終結した。
この戦いによって共和国有利で進んでいたクローン戦争はその戦局に変化を見せ、やがて勢いを増したグリーヴァス将軍率いるドロイド軍が大攻勢を始める転機となった。
[編集] 2年目
[編集] キャッシークの戦い
主要な中継地点であり戦略上極めて重要な密林惑星キャッシーク。ジオノーシスでの開戦から18ヵ月後分離主義勢力から加入の要請を請けていたが、キャッシーク王グラークチョワーは自国を戦場にしたくない為明確な返答を避けていた。だが状況を苛立ったグリーヴァス将軍は加入を強制させようと森林地帯にドロイドを送り込むがその襲撃で狩猟中だったリクミー王子がドロイドによって殺害され、その事を知ったグラークチョワー王は態度を一変分離主義勢力への徹底抗戦を宣言した。
戦いはキャッシークに応援に駆けつけた共和国軍と連合のドロイド軍の激しい攻防となり双方決定的な勝利を得られぬまま戦争終結直前まで膠着状態となった。
[編集] ケイト・ニモーディアの戦い
ジオノーシスでの開戦から3年が経過しようとした時、大戦は共和国と分離主義勢力そして、銀河系に甚大な被害を与えた。しかし、戦況は共和国に傾いており、分離主義勢力の幹部たちは故郷を追われ各地の拠点を転々とし当初の大義を喪失して戦争継続に消極的になっていた。
通商連合を牛耳るニモーディアンは、何百もの惑星を植民地としており、これらの植民地から集められた資源は彼らや彼らの故郷ニモーディアの富の基礎となっていた。その植民惑星のひとつでニモーディアンにとって重要な収入源で金庫惑星であり分離主義勢力にとってもきわめて重要な惑星ケイト・ニモーディアに、分離主義勢力の幹部の一人である通商連合総督ヌート・ガンレイを捕らえるため、オビ=ワン・ケノービ将軍とアナキン・スカイウォーカー、クローン・コマンダーコーディが送り込まれる。ガンレイはグリーヴァス将軍の指示で一度は脱出していたが、残してきた莫大な財宝を共和国軍の手に落ちる前になんとか回収したいという欲から引き返してきたところを襲撃され、辛くも逃走するもケイト・ニモーディアは陥落した。
ジェダイ達はガンレイ総督に逃げられるも総督がダース・シディアスや分離主義勢力のほかの幹部たちとの交信に使用していた、暗号化ホログラム送受信機付きのメクノ=チェアを発見したのだった。この発見はジェダイに、シスの暗黒卿が実在するという確固たる証拠をもたらすことになる。
シディアスの正体へ徐々に迫るジェタイ達。それに焦りを覚えるシディアスは、最終作戦を決行する…時は「コルサントの戦い」の1ヶ月前であった。
一方で、陥落後もケイト・ニモーディアでは残存勢力によって惑星各地で共和国軍へのゲリラ攻撃が行われ、定期的にクローン・トルーパーとジェダイマスタープロ・クーンによるパトロールと掃討戦が行われていた。やがてシディアスによってジェダイ抹殺を指示するオーダー66が発令されると、多くのジェダイと同じようにプロ・クーンも配下の兵士に殺された。
[編集] 3年目
[編集] コルサントの戦い
戦況は共和国有利になり劣勢となったグリーヴァス将軍はダース・シディアスから共和国のごく僅かな高官しか知らない最高機密の辺境域からコルサントへ通じる秘密航路の情報を受け取った。当時共和国軍の戦力の大半はグリーヴァスの策略によっての銀河の辺境域に派遣され首都惑星コルサントは手薄だった。コルサントに大規模な奇襲攻撃を仕掛けたグリーヴァスは大気圏上空に旗艦インヴィジブル・ハンドを停泊させ、次々と味方の戦艦を呼び寄せ突然の襲撃で不意を付かれたコルサント防衛艦隊を撃破する一方、地上に大量のドロイド軍と地上兵器を降下させ無差別攻撃を行いコルサントを大混乱に陥れた。
ジェダイとコルサントに駐屯していたクローン・トルーパーは地上空中の各戦線で必死に抵抗し、やがて地上戦ではなんとか敵軍を打ち破る事に成功する。だが、ドロイド軍は市街地を攻撃するのみで元老院議事堂やジェダイ聖堂を無視していた。彼らの本当の目的はパルパティーン元老院最高議長の誘拐で市街地攻撃は目的を隠すための陽動作戦だったのだ。その隙にグリーヴァス将軍は少数の精鋭部隊を率いて護衛のジェダイをほとんど倒しパルパティーン議長を捕らえるという決定的な成功を収める。
パルパティーン議長を捕らえたグリーヴァス将軍はホロネットを通じて全銀河にパルパティーンを捕らえたという事実を告げ全軍に撤退の準備を指示したが、艦隊はコルサント上空で共和国軍艦隊の待ち伏せを受け、コルサントからの脱出を阻まれていた。そこへ議長救出のため辺境域よりコルサントへ戻ってきたジェダイマスターオビ=ワン・ケノービ将軍とジェダイ騎士アナキン・スカイウォーカーが旗艦インヴィジブル・ハンドに侵入ドゥークー伯爵を倒し議長の奪還に成功。さらに共和国軍の戦艦からの激しい攻撃によりグリーヴァス将軍も旗艦インヴィジブル・ハンドを放棄し逃亡、分離主義艦隊も退却したことで戦いは終結した。リーダーを失った分離主義勢力の幹部は動揺し、戦争継続により消極的になっていった。
[編集] ウータパウの戦い
長い戦いで主要拠点と重要人物のほとんどを失い、さらにコルサントの戦いでリーダーのドゥークー伯爵を亡くした分離主義勢力の残りの幹部たちとコルサントから敗走したグリーヴァス将軍を追ってオビ=ワン・ケノービ将軍とクローン・コマンダーコーディの指揮するクローン軍がドロイド軍によって武力制圧され事実上分離主義勢力の本部となっていた竪穴惑星ウータパウに強襲した。対するグリーヴァスも惑星の地形を利用し隠していた全ドロイド軍を展開させ全面衝突となった。グリーヴァスはオビ=ワンとの激しい格闘戦の末オビ=ワンを追い詰めるもブラスターの発砲で生命維持に必要なわずかな有機器官に貫通し装甲の中身を焼かれ遂に破壊された。
だが、分離主義勢力の幹部たちは戦闘の直前グリーヴァスがダース・シディアスの指示により惑星ムスタファーに移動させており捕らえることはできなかったが本格的な軍備は既に底をついており、グリーヴァス将軍が死亡したことにより3年に渡る共和国クローン戦争は一応の終結をみた。
[編集] ジェダイ内乱~帝国制へ
コルサント襲撃から数日後、ジェダイ・マスターのメイス・ウィンドゥがパルパティーン元老院最高議長を襲撃するという事件が発生。パルパティーンはジェダイ騎士のアナキン・スカイウォーカーに命を救われるが、パルパティーンはこれはクローン戦争で弱体化したジェダイ騎士団が、戦争の混乱に乗じて権力を奪取しようとしたものと判断。元老院にてジェダイの危険性と抹殺の必要性を訴えた。時を同じくして銀河各地でクローン・トルーパーを率いていたジェダイ・マスター達も一斉に反旗を翻したと発表され、オーダー66が発令されクローン軍がジェダイ騎士達を処刑した。コルサントのジェダイ聖堂に残った者たちも全て反乱に加担したとされ、アナキンがクローン・トルーパーの特殊部隊と共にこれを「鎮圧」した。
実は、これらは全てパルパティーン議長(その正体はシスの暗黒卿ダース・シディアス)の陰謀であった。これを期にアナキン・スカイウォーカーは暗黒面へ堕し、ダース・ヴェイダーとなる。
唯一銀河規模の司法集団であったジェダイ騎士団が崩壊したことにより、共和国大クローン軍の指揮は直接パルパティーン議長が統べることが承認された。パルパティーンは全ての反乱の芽を絶ち新たな秩序と平和を構築し、腐敗した官僚政治を大改革するために、自分に課せられていた非常時大権を常時大権とし銀河全域を直接統治する方針を唱え、元老院による共和制を超越した帝国制をもってこの広大な銀河を統括する政治体制に移行すすると宣言した。そしてこの宣言は支持者達の万雷の拍手によって承認され、パルパティーンは皇帝となり、銀河共和国は銀河帝国へと移行。新たな戦乱の世を招くこととなった。
[編集] アニメ作品
「ダントゥイーンの戦い」以降のエピソードは、『スター・ウォーズ クローン大戦(Star Wars : Clone Wars)』のタイトルでアメリカのアニメ専門チャンネルであるカートゥーン ネットワークで2003年から2004年にかけてアニメ化、放映された。映画シリーズ監督のジョージ・ルーカスが原作を務めて脚本の詰めが行われているため、『エピソード3/シスの復讐』へ至るストーリーが伏線的内容と共に描かれている。
1話3分から5分の長さの「マイクロシリーズ」第1シーズン全20話は『エピソード2/クローンの攻撃』の4ヵ月後から始まり、1話15分全5話の第2シーズンで『エピソード3/シスの復讐』のオープニングにつながるパルパティーン議長誘拐事件までが描かれている。将来的には1話30分の3Dアニメーション作品に再編集される予定。
ヨーダやメイス・ウィンドゥなどの他のジェダイ・マスターや、パドメ・アミダラ、グリーヴァス将軍など映画に登場する主要人物が総出演する。最初はデフォルメされた登場人物の姿に拒絶反応を示す人もいたが、大量の動画枚数からくる絵の滑らかさとテンポのよさ、場面の切り替わりの早さから高い評価を受けた。
[編集] あらすじ
前線で指揮を取るジェダイ・マスター、オビ=ワン・ケノービ将軍と弟子のアナキン・スカイウォーカーは、ドゥークー伯爵に見出された女戦士、アサージ・ヴェントレスと対決することになる。赤い2本のライトセーバーを巧みに操る彼女はシスの訓練を受けており、さすがのジェダイも度々ピンチに見舞われる。銀河各地の戦争が総力戦の様相となる中、果たしてジェダイはアサージ、そしてドゥークー伯爵を追い詰めることができるのか?・・・。
[編集] スタッフ
- 監督・製作:ゲンディ・タルタコフスキー
- 原作:ジョージ・ルーカス
- 字幕翻訳:林完治
- 吹替翻訳:平田勝茂
[編集] キャスト(声の出演:英語版/日本語版)
- オビ=ワン・ケノービ:ジェームズ・アーノルド・テイラー/森川智之
- アナキン・スカイウォーカー:マット・ルーカス/浪川大輔
- ヨーダ:トム・ケイン/永井一郎
- ドゥークー伯爵:コーリイ・バートン/羽佐間道夫
- メイス・ウィンドゥ:T.C.カーソン/玄田哲章
- C-3PO:アンソニー・ダニエルズ/岩崎ひろし
- アサージ・ヴェントレス:グレイ・デライル/磯辺万沙子
- パドメ・アミダラ:グレイ・デライル/坂本真綾
- パルパティーン最高議長:ニック・ジェイムソン/小林勝彦
- ダース・シディアス:ニック・ジェイムソン/小林勝彦
- サン・ヒル:コーリイ・バートン/水野龍司
- キ=アディ=ムンディ:ダラン・ノリス/水野龍司
- ルミナーラ・アンドゥリ:クリー・サマー/野沢由香里
- バリス・オフィー:安藤麻吹
- シャク・ティ:グレイ・デライル/雨蘭咲木子
- キャプテン・タイフォ:アンドレ・ソグリウゾ/小山力也
- グリーバス将軍:ジョン・ディマッジオ→リチャード・マッゴーネイグル/菅生隆之
- その他:竹田雅則、武藤与志則、奥田啓人、園江治、吉田浩二、阪口周平、金子由之、浦山迅
*英語版の声優はC-3PO役のアンソニー・ダニエルズを除いて、全員が映画でその役を演じている役者にある程度似た声を持つ声優が担当している。