コロンボ一家
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コロンボ一家(コロンボいっか、Colombo (crime) family)は、アメリカニューヨークマフィア(コーサ・ノストラ)の犯罪組織のひとつ。
ラッキー・ルチアーノがニューヨークマフィアを五大ファミリーに再編したときのジョセフ・プロファチ(ザ・オールドマン)をボスとするファミリーからの流れを汲むファミリーで、名前の由来は、映画『ゴッドファーザー』の制作にも裏から関わった、ジョー・コロンボから来ている。
1957年のアパラチン会議後まもなくプロファチが死ぬと、いとこのジョー・マリオッコが後を継いだが、マリオッコはジョゼフ・ボナンノと共にトーマス・ルッケーゼ、カルロ・ガンビーノ、ステファノ・マガディーノの三人のボスを暗殺してニューヨークマフィアの実権を握ろうとした。しかしマリオッコの部下のジョー・コロンボが密告したために計画は失敗した。マリオッコはショックでまもなく病死し、ボナンノは後に誘拐され、ボスの座から滑り落ちることとなった。ルッケーゼ、ガンビーノらはその見返りにコロンボをボスの座につけた。
その後コロンボは、イタリア系アメリカ人の権利擁護を求めて市民運動を展開したが、警察やFBIの恨みを買うことを恐れた他のファミリーは運動を中止するように警告した。しかしコロンボは従わず、正体不明の黒人のガンマンに銃撃され、植物人間となってボスの座を失った(そのまま彼は7年後に死亡)。犯人については、当時ファミリー内の反乱分子であったジョーイ・ギャロが差し向けたものとする説が一般的であるが、黒幕は当時ニューヨーク最強のガンビーノ一家のボスのカルロ・ガンビーノであるとする説もある。
その後のドンの中では、『ゴッドファーザー』のソニー役でも有名なジェームズ・カーンと親しかったカーマイン・"ザ・スネーク"・パーシコと息子のアルフォンス・"リトル・アリー・ボーイ"・パーシコなどが有名。現在では、ドンのトーマス・ジョエリを筆頭として集団指導体制が行われている模様。