ジブチ市
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ジブチ市(Djibouti City、アラビア語:جيبوتي 、仏語:Ville de Djibouti)はジブチ共和国の首都であり、同国の最大都市・港湾都市。タジュラ湾の南岸に位置する海上交通の要衝であり、紅海の入り口にあたるバブ・エル・マンデブ海峡にも近い。人口35万人(2001年)。フランスの植民地であったという歴史的な経緯からフランス軍第13外人准旅団(外人部隊)が駐留中。
[編集] 経済
東アフリカトップクラスの近代的港湾施設を持つジブチ港があり、中継貿易に利用される。またエチオピアのアディスアベバと結ばれるジブチ鉄道があり、主に同国による鉄道輸送に利用される。ジブチの港と鉄道は、1993年にエリトリアが独立し内陸国となったエチオピアにとって非常に重要であり、エチオピアの対外貿易は目下、ジブチ港とジブチ鉄道により支えられている。またジブチにとっても貿易と陸上・海上運輸産業は、ジブチの国庫収入の大半を占める最大産業であり、同国全体が自由貿易地帯に指定されていることもあって、サービス業も盛んである。