ソソリソ航空1145便墜落事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ソソリソ航空1145便墜落事故は、2005年12月10日にナイジェリアの都市アブジャとポートハーコートを結ぶ便であるソソリソ航空1145便が、現地時間14時08分(協定世界時13時08分)頃にポートハーコート国際空港の滑走路に墜落した航空事故である。
乗員乗客合わせて110人を乗せたダグラスDC-9-32は墜落後に炎上した。その後、ナイジェリア民間航空のスポークスマンは死亡者が107人であることを発表した。墜落の直後に、7人の生存者が救出され病院に運ばれたが、そのうち4人が治療中に死亡し、残りの3人の生存者のうち、2人は南アフリカへの帰路についた。
墜落の原因は不明だが、墜落した機体は激しい雷雨の中で滑走路をオーバーシュートしたと思われ、接地の40-50メートルほど手前で落雷を受けていることが報告されている。
空港での目撃者は「私が立っているこの場所も死体が散乱していた」と語る。
乗客としてアブジャ近郊の高等学校であるLoyola Jesuit Collegeの生徒61人が乗り合わせ、そのうち1人の生徒が救出された。
航空会社のウェブサイトによると、ソソリソ航空はMD-81を1機、DC-9を3機で運航し、11月最終週にMD-82を1機受領している。墜落したDC-9はJAT航空より受領した機体である。
この事故はソソリソ航空での最初の事故となった。
[編集] 参考文献
- "Nigeria jet crash leaves 103 dead", BBC News, December 10, 2005.
- "Toll rises in Nigerian air crash", Agence France-Presse, December 10, 2005.
- "As Death Stalks a Nation’s Air Space... 103 Die in P/Harcourt Crash", This Day, December 10, 2005.
- "Plane 'struck by lightning'", News24, December 10, 2005.