ソリゴール
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SOLIGOR(ソリゴール)はドイツの民生用光学製品、写真レンズのレンズメーカーでブランド名 。[Solid Gold]の発音から名付けられたものと思われる。
元は日本発祥で、大沢商会のプリモなどと同じくOEMのためのブランド名であった。1955年頃から主に一眼レフカメラ用のレンズ、アクセサリーを展開し1970年代後半には消えた模様である、OEM元はファースト商会、ミラックス商事など年代によって異なるようで成立、消滅の詳細は不明。現在はドイツに同名のブランド展開をするメーカーがあり、関連のあったA.I.C(注:商社名)によるミランダカメラの買収に伴いドイツにもソリゴールが設立されたようである。
ソリゴール製品はレンズメーカーなどのOEMで、単一のメーカー製ではなく不明点も多い。 全般的には廉価なシリーズ展開だが、輸出用のみの製品も多く、国内では知られていない超大口径の豪華な望遠レンズが海外から逆輸入され驚かされる。
特徴はレンズマウント交換式が多いことがあげられ一眼レフ自動絞り連動にも対応するシリーズ(AUソリゴール)もあった。なお、このレンズマウント交換式では、タムロン、コムラー、などが有名だが、ソリゴールも日本のレンズマウント交換式の先駆であり、とくにTマウント成立以前に同様の交換式システムがあったことは注目に値する。 ソリゴールにはレンズ、アクセサリーのほかOEMでソリゴール名の二眼レフや小型カメラ、フジタやミランダ製カメラがあった。ソリゴールミランダという名称での展開もあり、ミランダカメラのシステムの一部でもあった。