タテガミオオカミ
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?タテガミオオカミ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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![]() タテガミオオカミ Chrysocyon brachyurus |
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Chrysocyon brachyurus (Illiger, 1815) |
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和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
タテガミオオカミ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Maned wolf |
タテガミオオカミ(鬣狼、Chrysocyon brachyurus)は、哺乳綱食肉目イヌ科タテガミオオカミ属に分類される食肉類。本種のみでタテガミオオカミ属を形成する。特定動物。
目次 |
[編集] 分布
アルゼンチン北部、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、ボリビア東部
[編集] 形態
体長70-130cm。尾長30-50cm。肩高70-90cm。体重20-25kg。頭部や胴体は褐色の粗い体毛で覆われる。頚部と四肢は黒い体毛で覆われる。特に頚部の毛は逆立って鬣状になっていて、おそらく和名の由来になっていると思われる。耳、咽頭部、腹面、尾の先端の体毛は白い。
四肢は非常に長く、茂みの中を歩き回るのに適している。外耳は大型で、聴覚は優れている。
[編集] 生態
パンパや森林、湿地等に生息する。単独もしくはペアで生活する。夜行性で、昼間は茂みの中等で休む。動きは俊敏で、時速90km以上の速度で跳ねるように走行することができる。
食性は雑食性で果実、昆虫類、陸棲の貝類、両生類、爬虫類、小型哺乳類等を食べる。
繁殖形態は胎生で、1回に2-4匹の幼体を出産する。
[編集] Status
NEAR THREATENED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
- ワシントン条約付属書II類
[編集] 人間との関係
環境破壊や、家畜や農作物を荒らす害獣とみなされ駆除されたことが原因で生息数は減少している。現在は生息地で保護されている。
日本国内では上野動物園が初めて飼育下繁殖に成功した。
[編集] 関連項目
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