チャンタブリー県
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統計 | |
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県庁所在地 | チャンタブリー市 |
面積 | 6,338.0km² |
人口 | 480,064人 (2000年) |
人口密度 | 76人/km² |
ISO 3166-2 | TH-22 |
地図 | |
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チャンタブリー県はタイ・中部の県(チャンワット)の一つ。トラート県、ラヨーン県、チョンブリー県、チャチューンサオ県、サケーオ県と接する。チャンタブリーとは月の町と言う意味である。
目次 |
[編集] 歴史
県は1893年のパークナム事件(シャム危機)の後、フランス軍が占拠したことで有名である。後の1905年(タイ仏暦2448年)タイ領カンボジアの割譲と引き替えに県はタイに返還された。また県内にはベトナム人が非常に多く住む。これは、コーチシナのカトリック禁制によって19世紀初頭に県に逃れてきたグループと、1920年代、1940年代に仏領インドシナから逃れてきたグループがある
[編集] 地理
県南部のタイランド湾に面した地域には沖積土が広がる。一方の内陸部では山地になっており、一番高いところで1556メートルとなっている。
なお県は隣接県のトラートと併せて、宝石の産出地となっており、ルビー、サファイアが採れる。チャンタブリー市内はタイ最大の宝石取引市場となっている。またトロピカル・フルーツの産地として国内では知られており、ドリアン、マンゴスチン、ランプータンなどの果物が県の主要産物となっている。
[編集] 県章
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県章はオーラに囲まれた月がデザインされている。さらに、月の海がウサギのように見えると言うことから、タイの伝説では月にウサギが住んでいるとされ、県章の月の中にはウサギがデザインされている。
県木は県名にちなんでチャンの木(Diospyros decandra)、県花はランである。 |
[編集] 行政区
チャンタブリー県は9つの郡(アンプー)と1つの副郡(キンアンプー)に分かれ、その下に76の町(タンボン)、690の村(ムーバーン)がある。
郡 | 副郡 | |
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- タイの県と特殊地域
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