デガニア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デガニア(ヘブライ語: דגניה
- Degania)は、イスラエル内の入植村である。
デガーニーヤー(ヘブライ語: דְּגָנִיָּה
dəghānīyāh)は矢車菊のこと。デガーニーム(דְּגָנִים)はダーガーン(דָּגָן) 「穀物」の複数形。
1909年にシオニズム運動の一環として、パレスチナ開拓会社が購入・借入した土地に、ユダヤ人労働者の中から移住者を募る形でガリラヤ湖南岸、ヨルダン川のほとりに建設された。 この村の創設時の形態が、現代のキブツの原型となった。 1909年には、7人の労働者が入植したが一年契約であったので、翌年四散、1910年に新たに契約をした12人の労働者が移住して永住することで、村が確立した。
1920年に、土地、財産、成員を二分して分村した。 それ以来、最初のデガニアの位置にあったものをデガニア・アレフ(ヘブライ語: 'דגניה א )、新たに分村した方をデガニア・ベート(ヘブライ語: 'דגניה ב )と呼ぶようになった。