デートリッヒ大佐
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デートリッヒ大佐(Colonel Dietrich)は、映画『インディ・ジョーンズ』に登場する架空のナチス・ドイツの軍人。登場作品は「インディ・ジョーンズ レイダース/失われたアーク《聖櫃》」
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
彼は1936年、ルネ・ベロックの招へいと、聖櫃の発掘作業の監督を任せられていたドイツ軍将校である。 ヒトラー総統の命令を実行することがデートリッヒの最大の関心事であり、聖櫃確保後、ジョーンズ博士が閉じ込められた危険に満ちた魂の井戸に女性のマリオンも放り込むなど、命令実行に邪魔が入るようなことがあれば残忍なことでも容赦なくするのである。
しかしジョーンズ博士とマリオンは魂の井戸から脱出に成功、聖櫃も奪い返し、ジョーンズ博士の友人であるサラーの助けを借りてイギリス行きの貨物船バンツー・ウィンド号で聖櫃を運び出そうとする。しかしデートリッヒはウィンド号がイギリスに向かう途中、部下にワーフラー号で彼らを制止させ。聖櫃を奪うのに成功する。それと同時にマリオンも捕らえたが、ジョーンズの捕獲は出来なかった。デートリッヒの船が基地に向かって出発しようとした時、ジョーンズはワーフラー号にしがみついて秘密基地に潜入する。が、最終的にはデートリッヒらに捕まってしまう。
そしてベロックらと共にデートリッヒはジョーンズの前でついに聖櫃を開ける儀式をする。 しかしこの時、彼らは神の怒りに触れる。神の怒りが炎の疾風となり現れ、デートリッヒの部下達を電撃で皆殺しにし、ついにはデートリッヒも神によって溶解させられ、無残に死を遂げた。