ドラえもんの道具 (な)
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ドラえもんの道具 (な) では、藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ『ドラえもん』に登場するキャラクターであるドラえもんが、腹部の4次元ポケットから出す道具(ひみつ道具)のうち、読みが「な」で始まるものを列挙する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ないしょごみだしホール
ないしょごみだしホールは、『天つき地蔵』(てんとう虫コミックス36巻収録)に登場する。初出時の名称は「ないしょごみすてホール」。
外観は皿状で、中央に穴が開いており、宙に浮かべて使用する。この穴めがけて放り込んだ物は跡形もなく消えてしまうため、どんな大きなごみでも、大量のごみでも、いくらでも捨てることができる。
実はタイムマシンの一種であり、生物の発生していない遥か太古の世界にごみを送る仕掛けになっている。
ドラえもんたちが使用した際はこの装置が故障しており、投げ込んだごみは超空間を漂っていた。
[編集] ないしょペン
ないしょペンは、『ないしょペン』(てんとう虫コミックス14巻収録)に登場する。
このペンで手紙を書くと、書いた人と宛名の本人にしか読めなくなる。
[編集] ナイヘヤドア
ナイヘヤドアは、『ナイヘヤドア』(てんとう虫コミックス15巻収録)に登場する。
ドアの形をした道具。このドアをアパートなどの壁に貼り付けると、そのドアの向こうに特殊な空間による部屋ができ、ドアを開けて部屋に入ることができる。部屋のつくりは、アパートのほかの部屋と同じ。部屋の中からドアを外せば、外側は元通りただの壁になるので、誰にも気付かれずに部屋で生活することができる。
[編集] 内用宇宙服
内用宇宙服(ないよううちゅうふく)は、『宝星』(てんとう虫コミックス44巻収録)に登場する。
これを食べると、自分の皮膚に宇宙服と全く同様の性質が備わり、体ひとつで宇宙空間での活動が出来る。
[編集] なおしバンとこわしバン
なおしバンとこわしバンは、『なおしバンとこわしバン』(カラー作品集3巻に収録)に登場する。
箱の中に×型の青い絆創膏「なおしバン」と赤い絆創膏「こわしバン」が入っており、故障している機械や壊れている機械に「なおしバン」を貼ると、どんな物でも直る。「なおしバン」を剥がすと、故障している状態に戻る。
「こわしバン」は、貼るとどんな機械でも故障して動かなくなる。「こわしバン」を剥がすと元に戻るが、剥がす以外に故障を直す方法はない。
生き物にも有効らしく、スネ夫がジャイアンの顔に「こわしバン」を貼ったところ、ジャイアンの顔がメチャクチャな形になってしまった。
[編集] なかまいりせんこう
なかまいりせんこうは、『なかまいりせんこう』(てんとう虫コミックス25巻収録)に登場する。
外観は蚊取線香そっくりで、この線香の煙で人々を囲むと、使用者はその人々の仲間に入ることができる。友達同士で遊んでいる者たちを囲めば友達の1人になれ、家を囲めばその家の家族になれ、働いている人を囲めばその同業者になれる。
[編集] なかまバッジ
なかまバッジは、『なかまバッジ』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』4巻収録)に登場する。
太陽、月、星などを象ったバッジが2個1組で計4組ある。これを人が付けると、同じバッジを持っている同士に強い仲間意識が芽生え、片方が助けを求めていると、もう片方は助けずにいられなくなる。
[編集] 中身ごと伸び縮みカップ
中身ごと伸び縮みカップ(なかみごとのびちぢみかっぷ)は、『中身ごとのびちぢみカップ』(カラー作品集2巻収録)に登場する。
カップの中に入れた物の体積を大きくする道具である。故に液体の量は増えるが、固体はただ大きくなるだけである。
[編集] ナカミスイトール
ナカミスイトールは、『ナカミスイトール』(カラー作品集1巻収録)に登場する。
物の中身を吸い取り、後で別の場所に出現させる事の出来る道具。吸い取る物は、引き出しの中身といった複数の物体や、洋服の中身である人間でも可能。
[編集] 中身ポン
中身ポン(なかみポン)は、『中身ポン』(藤子不二雄ランド19巻、カラー作品集2巻収録)に登場する。
調味料のような瓶入りの粉末で、これを物に振りかけると、その中身だけがポンと外に飛び出す。箱詰めの物なら箱を開かずに中を取り出せるし、卵にかければ殻を割らずに黄身と白身を外に出したりと、使い道は様々。取り出した中身を元に戻す時は、箱や外殻などを開くことなく、中へ戻すことができる。
ちなみに中身ポンで取り出した物同士を入れ替えて元に戻すこともできる。劇中ではのび太がミカンや卵の中身を取り出して遊んだ後、間違えて元に戻したため、ママが料理をしようと卵を割ったところ、卵からミカンの中身が出てきた。
[編集] 流れ星製造トンカチ
流れ星製造トンカチ(ながれぼしせいぞうトンカチ)は、『流れ星製造トンカチ』(藤子不二雄ランド3巻、カラー作品集5巻収録)に登場する。
このトンカチで人の頭を叩くと、その人の目から流れ星が出て、その星に対して願い事を言うと、願いが叶う。効き目はかなり強く、劇中ではパパは海外旅行、ママはダイヤモンドの指輪という願いをかなえた。
てんとう虫コミックス11巻収録『ドラえもん大事典』では、名称は「流れ星とんかち」となっている。
[編集] 流れ星ゆうどうがさ
流れ星ゆうどうがさ(ながれぼし)は、『流れ星ゆうどうがさ』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』5巻収録)に登場する。
流星を呼び寄せる道具。空に向けていると先端のアンテナが光って反応。すかさず握りのボタンを押すと、流星が手元目掛けて飛来。すかさずこの傘でそれをつかまえる。小さなものは地表に飛来するまでに摩擦熱で燃え尽きてしまうが、あまりに大きくて危険な物が飛来した場合は、取消しボタンを押せば流星を宇宙へ帰すこともできる。
[編集] なく子なぐさめき
なく子なぐさめき(- こ -)は、外伝作品『ドラミちゃん』の第1話『じゅん番入れかわりき』(「小学館BOOK」1974年1月号掲載)に登場する。
ドラミの道具で、骨組みのような構造が特徴的なロボット。その名の通り、泣く子の頭をなでたり鼻水を拭いたりして、慰めてくれる。
[編集] なくし物とりよせ機
なくし物とりよせ機は、『あの日あの時あのダルマ』(てんとう虫コミックス18巻収録)に登場する。
機械の端末を頭にあてて、無くしたものを思い浮かべると取り戻すことができる。ただし、無くしたものではないもの(使ってしまったお金など)を取り戻すことはできない。
[編集] ナゲーなげなわ
ナゲーなげなわは、『ナゲーなげなわ』(てんとう虫コミックス16巻収録)に登場する。
外観はカウボーイの使う投げ縄のようだが、「○○をとってこい」などと命令して縄を放ると、縄がひとりでに動いてどこまでも伸び、自動的に命令された物を捕らえて来る。
ネーミングは「長い(なげえ)」と「投げ縄」を掛けていると思われる。
[編集] ナニスルグラス
ナニスルグラスは、『たくはいキャップ』(てんとう虫コミックス44巻収録)に登場する。
「することレンズ」と同様、このグラスで人を見ると、これから何をしようと思っているかを見ることができる。
[編集] なまりのかさ
※ おかしな傘を参照。
[編集] なりきりプレート
なりきりプレートは、『なりきりプレート』(カラー作品集1巻収録)に登場する。
このプレートになりきりたいものを書き、首から提げるとそのものになりきる事が出来る。また、周囲の人もなりきったものに合わせた反応をしてくれる。ただし、なりきれる能力には限度があり、例えば「透明人間」にはなりきる事が出来るが、「スーパーマン」では悪者を恐れさせる事は出来るが空を飛ぶことは出来ない(つまり、相手の反応が関係する能力しか使えない)。
[編集] 成田山のお札
成田山のお札(なりたさんのおふだ)は、『恐怖のディナーショー』(てんとう虫コミックス41巻収録)に登場する。
ドラえもんがジャイアンのディナーショー対策として出したお札。このお札に特殊な効果があるのかは不明。
[編集] ナワバリエキス
ナワバリエキスは、『ナワバリエキス』(てんとう虫コミックス24巻収録)に登場する。
この道具から出る液のしずくを床や地面に垂らすと、そのしずくを頂点として囲まれた場所が自分の縄張りとなり、他の者は逆らえなくなってしまう。但し、しずくを垂らすには道具を自分の腹につけ、四つんばいで片足をあげ、まるで犬が道端に小便をするようなポーズを取らなければならない。
[編集] なんでもカッター
なんでもカッターは、『トカゲロン』(ぴっかぴかコミックス2巻収録)に登場する。名称の初出は大山版アニメより。
乗用車のような大きい物から、おもちゃのような小さい物まで、なんでもきれいに切り落とすことができる。
[編集] なんでも共通割引券
なんでも共通割引券(- きょうつうわりびきけん)は、『なんでも割引券』(「小学五年生」1984年5月号掲載)に登場する。
この割引券を使うと、何でも割り引くことができる。買物に使用すれば値段が割り引かれるのはもちろんのこと、お小言の時間を割り引いて短くしてもらったり、宿題のノートに挟んで宿題を少し済ますだけで許してもらえたりと、数字に関することなら様々に活用できる。ただし、テストの点数など多い方がいい数字までも割引対象になってしまい得るので要注意。
割引率は10%から100%まで用意されており、100%の券を買物に使えばどんなに高額な物でも無料で購入できるが、100%の券はたった1枚しか用意されていない。
[編集] なんでも空港
なんでも空港(- くうこう)は、『なんでも空港』(てんとう虫コミックス32巻収録)に登場する。
紙工作の空港のような道具で、大きさは数mほど。これを地面に広げておくと、空を飛んでいるものは生物から無生物に至るまでひとりでにこの空港へ降りてくる。空港を折畳むと効果はなくなる。
ジャイアンとスネ夫が使用したときは、オバケのQ太郎、怪物くん、ウメ星デンカ、エスパー魔美など藤子・F・不二雄作品、藤子不二雄A作品のキャラクターが多数登場したり、本物のジェット旅客機が降りてきて大騒ぎになった。
[編集] なんでもじゃ口
なんでもじゃ口(- ぐち)は、「小学一年生」1971年5月号掲載作品(無題)に登場する。
水道の蛇口のような道具で、適当な場所に貼り付けて蛇口を捻ると、飲み物を出すことができる。ジュース、コーラ、ミルク、お茶、酒など様々な種類の蛇口がある。
てんとう虫コミックスでは、6巻収録『ドラえもん百科 すばらしい道具のいろいろ』でのみ紹介されている。
[編集] なんでも操縦機
なんでも操縦機は、『なんでもそうじゅう機』(カラー作品集3巻収録)、映画『のび太とロボット王国』に登場する。
これを何らかの物体に取り付ければ、その物体を自由自在に操れる。自動車のハンドル型のタイプと、操縦桿型の「飛行機タイプ」との2タイプがあり、飛行機タイプの方は空も飛べる。
なお、別に取り付ける物はタンス、タイムマシン、土管、ベッド…など何でも良い。
[編集] なんでもたまごにする機械
なんでもたまごにする機械(- きかい)は、『なんでもたまごに…』(ぴっかぴかコミックススペシャル収録)に登場する。
全高2mほどのニワトリ型の機械で、口に物を放り込むと、その物が中に入った卵が出てくる。
てんとう虫コミックスでは、6巻収録『ドラえもん百科 すばらしい道具のいろいろ』でのみ紹介されており、名称は「口からいれたものがたまごになってでてくるマシン」とされている。
[編集] なんでもツリー
なんでもツリーは、「よいこ」1972年10月号掲載作品(無題)に登場する。
植木鉢に木が生えており、様々な実の描かれたボタンが鉢に備わっている。ボタンを押すと、その実がたちまち木に実る。なぜか毛虫のボタンもあり、押すと木から毛虫がわく。
[編集] なんとかばち
なんとかばちは、『ハチにたのめば何とかなるさ』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』1巻収録)に登場する。
困った時に何とかしてくれるハチ型ロボット。困っている人に向かって、ハチの巣型の道具からこのハチを解き放つと、偶然の状況が積み重なることで困っていることが解決する。たとえばのび太が庭の水撒きをしなければならなくなったとき、ハチがジャイアンとスネ夫を追い回し、2人がハチを追い払おうとホースで水を撒き散らしたことで、結果的に庭の水撒きが完了したりした。
[編集] なんでもロープ
なんでもロープは、『なんでもロープ』(ぴっかぴかコミックススペシャル収録)に登場する。
長い縄状の道具。これを輪にして動物や乗り物の形にすると本物のように動き、乗り物なら人が乗ることもできる。