ドラえもんの道具 (み)
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ドラえもんの道具 (み) では、藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ『ドラえもん』に登場するキャラクターであるドラえもんが、腹部の4次元ポケットから出す道具(ひみつ道具)のうち、読みが「み」で始まるものを列挙する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 見えなくなる目薬
見えなくなる目薬(みえなくなるめぐすり)は、『見えなくなる目ぐすり』(てんとう虫コミックス10巻収録)に登場する。
この目薬は、挿した人が他人に見えなくなる(透明人間目薬)のではなく、他人が見えなくなる目薬である。他人が見えないから、大変危険である。しかも、自転車などは見えるので、のび太はオバケと勘違いした。本来の用途がよく分からない道具。
[編集] みかたゆびわ
みかたゆびわは、『みかたゆびわ』(「小学三年生」1986年7月号掲載)に登場する。
この指輪をつけ、拳を握り締めると指輪から光線が放たれ、その光線を浴びせた者を自分の味方につけることができる。
[編集] 身がわり紙人形
身がわり紙人形(みがわりかみにんぎょう)は、『身がわり紙人形』(てんとう虫コミックス45巻)に登場する。
この道具を使用すると、本人が嫌がることを紙人形に身がわりとしてやらせることが出来る。ただし、この紙人形は多少自己中心的な考えも持っており、役目以上の事をしてしまう事もある。雛人形(子供が病気などにならないように川に身がわりとして流した)をヒントにしている。はたから見るとただのペラペラの紙人形だが、当事者以外の人物はそれを本人と認識する事が出来る(何らかの機能で紙人形が本人の姿に見えているものと思われるが、詳細は不明)。
[編集] 身代わりテレビ
身代わりテレビ(みがわりテレビ)は、『身代わりテレビ』(てんとう虫コミックス+2巻収録)に登場。
「身代わりテレビA」と「身代わりテレビB」の二つから成る。「B」をかぶると、「A」の画面にかぶった人の顔が映り、「A」のある場所の光景を見たり音声を聞いたりする事ができ、温度も感じる事が出来る。また、「B」をかぶった状態で声を出すと、「A」のある方へ伝わる。
また、「B」の側面についたボタンを押すと「A」に手足が生えて思い通りに動くことも出来る(その身体能力は「B」をかぶった人に準じており、その人が泳げなければ「A」も泳げない)。「B」には他にもボタンがあり、真ん中のボタンを押すと超電導推進により高速で泳げる。もう1つボタンがあるのが確認できるが、その機能は不明。
[編集] 身がわりバー
身がわりバー(み -)は、『みがわりバー』(カラーコミックス4巻、藤子不二雄ランド34巻収録、初出時タイトル「しずちゃんと身がわり」)に登場する。
2人の人がこのバーの両端をそれぞれ持つと、心はそのままで体だけが入れ替り、互いに相手の姿で行動できる。
全く同様の道具に「トッカエ・バー」がある。
[編集] みがわりペンダント
みがわりペンダントは、『みがわりペンダント』(藤子不二雄ランド17巻収録)に登場する。
このペンダントを首にかけ、ペンダントに付いている鏡に誰かをうつしながらスイッチを押すと、その相手の姿に変身することができる。
実物以外に写真を鏡にうつすことでも変身できるが、古い白黒写真の場合は、変身した姿も色のない白黒の姿になってしまう。
[編集] 身がわりマイク
身がわりマイク(み -)は、『泣くなジャイ子よ』(てんとう虫コミックス40巻収録)に登場する。
その名の通りマイク型の道具で、握りの部分から矢印が突き出ている。この矢印を他の人に向けながらマイクで喋ると、自分ではなく矢印を向けられた相手が代りに喋る。
[編集] みこみ予ほう機
みこみ予ほう機(- よ - き)は、『答え一発! みこみ予ほう機』(藤子不二雄ランド24巻収録)に登場する。
ピエロの顔のような道具で、これから行う物事が成功するか失敗するかを尋ねると、成功の場合はラッパのような音を鳴らし、失敗の場合はアカンベーをする。
但し、この道具による回答はあくまで、道具の名前にもある通り「みこみ」であり、現状のまま未来を迎えた場合の結果を示しているのであり、たとえアカンベーをされても、今後の努力次第では未来を変えることができる、とされている。事実、劇中ではのび太が静香と結婚できないと予報されてしまうが、実際には結婚に至ったことは、その後の多くのエピソードで語られている通りである。
[編集] ミサイルつき原子力潜水艦
ミサイルつき原子力潜水艦(みさいるつきげんしりょくせんすいかん)は、『ラジコン大海戦』という回に登場する。
大きさは全長おおよそ40-50cm程度であり、ラジコンで操縦するほか、人間がスモールライトで小さくなって乗り込んで使用することができる。ただしコントローラーは登場しなかった。形状はUボートに似ている。
この道具は道具という範疇に入れるべきでないほどの性能を誇る。40-50cmの大きさで本物並みの強度、魚雷、ミサイル、原子炉を備えている。作品中では魚雷は2発で公園の木製ボートを撃沈している(ただしこの攻撃による人間への目立った損傷はない)。またミサイルは艦対空ミサイル(シースパロー)に相似しており、上空を不規則に飛行するラジコンのうち、4発で2機を撃墜している(さらにもう2機は白煙を上げながら降下している)。ドラえもんが出したこの道具は最終的にのび太の所有物になった。
- 主機関:原子炉(ドラえもんが口にしただけであり未確認)
- 乗員:乗り込んだ場合2名以上(ラジコンでは1名で操艦可能か)
- 武装:魚雷発射管(艦首4門) 対空ミサイル(少なくとも4発を水中同時発射可能)
水田わさび版アニメでは道具の名前は「高性能ミニ潜水艦」とされており、原子力についての言及はなかった。
[編集] 水加工用ふりかけ
水加工用ふりかけは、『水加工用ふりかけ』(てんとう虫コミックス23巻収録)に登場する。
粘土ふりかけ、スポンジふりかけ、鉄ふりかけ、発泡スチロールふりかけを水にかけると、水がそのふりかけの名前を示した物質と同じようになる。布ふりかけで服を作る事も出来る。ペンキふりかけで自由に着色することもでき、水もどしふりかけをかけると元の水にもどる。「水ビル建築材」にセットして使用することができる。
[編集] 水切りのこぎり
水切りのこぎり(みずき -)は、『雲の中のプール』(てんとう虫コミックス14巻収録)に登場する。
水を切れるのこぎり。こののこぎりを使うと、うき水ガスで固めた雲を、固まったままで2つに切ることができる。
[編集] 水セロハン
※ 水族館シールと水セロハンを参照。
[編集] 水手ぶくろ
水手ぶくろ(みずて -)は、『ふしぎな海水浴』(藤子不二雄ランド1巻、カラー作品集5巻収録)に登場する。
この手袋を使うと水をつかむことができ、さらに粘土のように水を思いのままの形に作り変えることができる。
てんとう虫コミックスでは、6巻収録『ドラえもん百科すばらしい道具のいろいろ』にのみ登場している。
[編集] 水ビデオ
水ビデオ(みず -)は、『水はみていた』(てんとう虫コミックス26巻収録)に登場する。
この機械に水を入れ、機械に付いているダイヤルで時間を指定すると、その時間にその水面に映っていた光景が、あたかもビデオのように機械に入れた水面に映し出される。見終わった水を瓶などに保存しておけば、いつでも同じ光景を見ることができる。
劇中では、ドラえもんが映画館の天井に水入りの瓶を吊るしておくことで、様々な映画をビデオソフトのようにコレクションしている。
[編集] 水ビル建築材
水ビル建築材(みず - けんちくざい)は、『水加工用ふりかけ』(てんとう虫コミックス23巻収録)に登場する。
「水加工用ふりかけ』と設計図をセットしなければ使用できない道具。ポンプで水をくみ上げてセットしたふりかけで固めるなどして排出し、設計図通りに水の建造物を作る道具。「自動万能工事マシン」に似ている。
[編集] 水よけロープ
水よけロープ(みずよけロープ)は、『海に入らず海底を散歩する方法』(てんとう虫コミックス19巻)という回に登場する。
この道具は紐状の形をしており、この紐を輪に結ぶと、その輪は水を跳ね返し、その内部には水が入らない。そのため、この輪を海の中に持っていけば、その部分だけ海にぽっかりと穴が開く。輪の大きさは大きくても小さくても良い。
[編集] 見せかけ銃
※ こけおどし手投げ弾を参照。
[編集] みせかけつり針
みせかけつり針(- ばり)は、『海坊主がつれた!』(てんとう虫コミックス31巻収録)に登場する。
この釣針に魚がかかると、細胞が膨張し、前もって指定しておいた倍率の大きさにまで膨れ上がる。作中では10の倍率までが使用されていた。
細胞と言うからには生物にのみ有効と思いきや、劇中では誤ってロボットであるドラえもんが釣針にかかって膨れ上がり、海坊主騒ぎになってしまった。
[編集] 見せかけミサイル
※ こけおどし手投げ弾を参照
[編集] みせかけモテモテバッジ
みせかけモテモテバッジは、『みせかけモテモテバッジで大さわぎ』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』3巻収録)に登場する。
ドラえもん曰く「もてない男が気休めに使う惨めな道具」と言う、ハート型のバッジ。中央のカメラで女性の姿、写真などを捉えて記憶させ、そのままバッジを自分が身につける。記憶させた女性が近くにいる状態になると、バッジから「モテモテ電波」なるものが放射され、周囲にいる他の女性がバッジを付けた者に寄ってくる。但し年齢制限はないため、女性ならば幼児だろうと老婆だろうと寄ってくる。バッジで記憶させた女性本人に対しては何の効果もない。要するに、記憶させた女性に嫉妬心を抱かせて気を向けようとするための道具である(効果の有無は記憶させた女性による)。
[編集] みせかけ落がきペン
みせかけ落がきペン(-らく-)は、、『みせかけ落がきペン』(てんとう虫コミックス「ドラえもんプラス」4巻に収録)に登場。
ボールペン型の道具で、このペンで輪郭を書いてその中に名前を入れると、そこに本物があるかのように見せかける事が出来る。ただし実体がないので触れることは出来ない。
[編集] 見たままスコープ
見たままスコープ(み -)は、『見たままスコープ』(てんとう虫コミックス8巻収録)に登場する。
映写機と、それにコードで繋がったヘッドバンド状の道具で構成される。ヘッドバンド状の道具を頭にかぶり、映写機で時間を指定すると、装着者の体験が脳からくまなく掘り起こされ、肉眼で見たままの映像が映写される。
[編集] みたままベレー
みたままベレーは、『みたままベレーで天才画家』(てんとう虫コミック34巻に収録)という回で登場。なお、ここではこの道具と一緒に使われる「自動二十四色ふで」についても記述する。
「みたままベレー」(以下ベレー帽)は、外見からはいかにも機械で出来ているかのような形状である。また「自動二十四色ふで」(以下ふで)は芯の太い鉛筆のような形状をしている。人間だけでなく、動物に対しても使用できる。作品中でも犬が使用している。
この道具は、ベレー帽をかぶった人が得た視覚情報をベレー帽がキャッチし、その情報を何らかの手段(有線以外の方法)でふでに送り、その情報を受けたふでは腕や指先の神経細胞を制御して、先の視覚情報を紙などに描き、情報を出力する。また、視覚情報として、眠っている間の夢でも良い。出力された絵は「人間カメラ」と呼ばれるほどそっくりな絵である(大抵の人は「写真」と思うほど)。
ベレー帽には過去の視覚情報を取り出すための機能もある。
[編集] 道すじカード
道すじカード(みち -)は、『道すじカード』(カラー作品集3巻に収録)に登場する。
このカードに線や矢印などを書き込んで道筋を指定し、物に貼り付けると、その道筋の通りに物を動かすことができる。劇中では車のおもちゃやクマのぬいぐるみに使用していたが、タイヤや足のようなもののない、動きそうもないものに使用できるかどうかは不明。
[編集] 道すじカットボード
道すじカットボード(みち -)は、『ドラえもんがいなくてもだいじょうぶ!?』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』3巻収録)に登場する。
テレビモニター状のボードと、それにコードで繋がれたペンで構成される。ボードに現在位置付近の道筋の地図が映し出されるので、道筋の適当な区間にペンで線を引くと、その区間がカットされるので、どこでもドアと同様にその区間を飛び越えて移動することができる。
劇中で登場したものはドラえもんが出した道具ではなく、未来デパートから送られてきた試供品のため、1回しか使用できなかった。
[編集] 未知とのそうぐう機
未知とのそうぐう機(みちとのそうぐうき)は、『未知とのそうぐう機』(てんとう虫コミックス17巻収録)に登場する。
この機械の電波を受けた宇宙人は、たとえ何百光年先にいてもUFOで駆けつけてくる。ドラえもんによると、発明されたばかりの道具だが既に宇宙戦争を起こしかけたことがあるらしい。名前は『未知との遭遇』からきている。
[編集] みちび機
みちび機(- き)は、『七時に何かがおこる』(てんとう虫コミックス13巻に収録)に登場する。
困っている人を導いてくれる道具。鳥居の形をしており、困っていることや悩んでいることを言いながらボタンを押すと、おみくじが飛び出し、その者がその相談事に対してとるべき行動が書かれている。
[編集] ミチビキエンゼル
ミチビキエンゼルは、『ミチビキエンゼル』(てんとう虫コミックス3巻収録)に登場する。
天使の姿をした指人形状の道具。言葉を話すことができ、左手にはめて相談すると、その者にとって正しい答を返してくれる。
但し、あくまで本人の得になる答しか返さないため、時にはその結果が他者に迷惑をかけることになることもある(例えば、のび太が静香の家を訪問し、のび太が帰宅しなければならなくなったとき、静香を怒らせるようなことをのび太にさせる、など)。
また、手に一度はめると自分では外すことができず(外そうとすると噛み付く)、外すためには他の誰かに外してもらわなければならない。
[編集] ミチルあみ
※ チルチルペンキとミチルあみを参照。
[編集] 密閉空間探査機
密閉空間探査機(みっぺいくうかんたんさき)は、『ふたりっきりでなにしてる?』(てんとう虫コミックス42巻)という回に登場する。
発掘禁止の古墳や危険の為に近寄れない火山の内部調査に使用するのが本来の目的。使い方は、まずスイッチを入れ、地図が表示されるので目的の場所や建築物の位置を探しスイッチを入れるとその位置にある構造物などが立体化されて現れるので、内部を調査したい箇所に針を刺す。そうすると内部がスコープを通じてリアルタイムで映像を得る事が出来る。スコープに付属するグリップを捻る事により倍率を変えることも出来る。針の位置を変えることにより違う箇所や方向からの映像を得る事が出来る。この道具で立体化された構造物に振動を与えると本物の構造物にも振動が伝わる。なお、ドラえもん自身は学術研究用の道具で覗きの為の道具でないといっているが、ドラえもんもミイちゃんを探すためとはいえ他人の家屋を覗き見していた。ちなみにのび太は正式な名前を聞く前に「これは他人の家覗き見装置か」と言っていた。
2006年8月4日放送のアニメ版の話では「密閉空間探索機」とされていた。
[編集] ミニ頭
ミニ頭(- あたま)は、『手足につけるミニ頭』(藤子不二雄ランド13巻収録)に登場する。
腕時計のような道具で、時計にあたる部分に顔がついている。これを手首や足首にはめると、ミニ頭がもうひとつの「頭」となり、手や足が勝手に動くので、両手足につければ最大4つのことを同時にできるようになる。
使用には練り歯磨きのような「脳みそ」を頭に入れる必要があるが、あまり脳みそを入れすぎると、次第にミニ頭が自分勝手になり、手足が持ち主の意に反して動くようになってしまう。
てんとう虫コミックスでは、11巻収録『ドラえもん大事典』で紹介されている。
[編集] ミニ雨雲
ミニ雨雲(ミニあまぐも)は、映画『のび太のねじ巻き都市冒険記』に登場する。
2m程度の小さな雲に電灯のような紐スイッチが付いており、雨を降らせて植物に水を与えることができる。
『のび太とアニマル惑星』の原作漫画でも、ドラえもんが火事を消そうとするシーンで名前だけ登場するものの、実際には使用されていない。
[編集] ミニカーガレージ
ミニカーガレージは、『ミニカーガレージ』(「小学一年生」1978年5月号掲載、カラー作品集6巻に収録)に登場。
自動で動くミニカーが格納されているガレージで、欲しい車種を言うとそれが出て来る。
似た道具に、実用ミニカーセットがある。
[編集] ミニ家具
※ ミニチュア家具を参照。
[編集] ミニサイズ空のレジャー三点セット
※ 空のレジャー三点セットを参照。
[編集] ミニサイズハンググライダー
ミニサイズハンググライダーは、『高層マンション脱出大作戦』(「小学三年生」1990年1月号掲載)に登場する。
その名の通りハンググライダーの小型版。大きさは小学生の身長程度だが、本物同様に空を滑空できる。
劇中ではマナブ少年がのび太たちからこれを託されて空を飛んでいることから、操縦は小学生でも憶えられるほど簡単らしい。
[編集] ミニサンタ
ミニサンタは、『ミニサンタ』(てんとう虫コミックス「ドラえもんプラス」4巻に収録)に登場。
暖炉型の装置とその中から出てくる小型のサンタクロース型のロボットからなる道具。暖炉の煙突部分に欲しいものを書いた紙を入れて、背面のタイマーをセットすると、その時間にサンタロボットが出てきてプレゼントを渡してくれる。ただし、プレゼントはサンタ同様小型になったものである。当初からミニチュアの物を望んだ場合は、更なる超小型(風で飛んでしまうほど)の物になる。
[編集] ミニ植物の種
ミニ植物の種(みにしょくぶつのたね)は、『強いペットがほしい』(てんとう虫コミックス「ドラえもんプラス」1巻に収録)に登場する。
床などに袋入りの種を蒔くことで、みるみる内に草が生え、一面がミニサイズの草原になる。
[編集] ミニだこ
ミニだこは、『あげられたこ』(カラー作品集2巻収録)に登場する。
手のひらほどの大きさしかない小さな凧。扇風機の風程度であげることができる。劇中の描写で見る限り、凧揚げの室内練習に用いるようである。
[編集] ミニ探検隊
ミニ探検隊(- たんけんたい)は、映画作品『のび太と竜の騎士』に登場する。
テントの中に、頭が大きな目玉になった小型ロボットが多数入っている。このロボットがあちこちを飛び回り、変わった物を発見して報告する。発見があった場合は、使用者が持っている受信機らしき道具のブザーが鳴る。
探す物の指定はできないらしく、また何を見つけたかはロボットの所へ行かないと確認できない。地底世界でドラえもんたちがスネ夫を探す為に使ったものの、関係ない色々な物が見つかった。
[編集] ミニチュア家具
ミニチュア家具(- かぐ)は、『のび太の日本誕生』に登場する。
人形遊び用のような小さな家具だが、ビッグライトで大きくすることで普通の家具と全く同様に使用できる。机、椅子、箪笥、鏡台、流し台など様々なものが用意されている。
原始生活での住居作りに使用された。前述の名称は原作漫画での呼称であり、映画劇中では「ミニ家具」と呼ばれていた。
[編集] ミニチュア製造カメラ
[編集] ミニテレビ局
ミニテレビ局(- きょく)は、『ミニテレビ局』(カラー作品集3巻に収録)に登場する。
豆粒よりも小さな道具で、虫眼鏡で見るとテレビ局のような建物の形をしている。これを人や動物に付けておき、テレビ(家庭用のもの)の空きチャンネルをつけると、その人や動物が目で見ている景色が画面に映り、耳で聞いた音声が聞こえる。
[編集] ミニドラえもん
※ミニドラを参照。
[編集] ミニ熱気球
ミニ熱気球(- ねつききゅう)は、『ミニ熱気球』(てんとう虫コミックス40巻収録)に登場する。
その名の通り小型の熱気球で、球皮1m程度の大きさ。バーナーではなく線香1本の火で上昇する。飛行の様子は専用のモニターテレビで映し出すことができる。
操縦はできないので飛行は風任せだが、気球を送りたい場所に前もって「着地ポイント」を置いておき、「ジェット気流発生機」を作動させるとポイントまでの気流が発生し、気球をこの気流に乗せてポイントまで飛行させることができる。
ドラえもんではなく妹のドラミの道具で、気嚢はドラミ自身の姿を象っている。
[編集] ミニハウス
ミニハウスは、『ミニハウスでさわやかな夏』(てんとう虫コミックス21巻収録)などに登場する。
その名の通りミニサイズの家で、外見はまるで玩具のようだが、実はれっきとした実用の住居。ガリバートンネルで小さくなった人間がちょうど住める大きさとなっている。乾電池1本で家電全てが賄え、家全体の暖房が僅かスプーン1杯の灯油で済む。もちろん食事も少量で済む。作りは部屋が十。全館冷房、テレビ等の家電製品も充実、広い庭に自然が満ち、プールまであるという、ミニサイズならではの豪華さ。並の家庭を遥かに上回っている。住宅に隣接してエネルギーを生み出していると思われる施設がある。
未来の世界では石油やウラニウムなどの資源節約のため、人々は時折小さくなってこのミニハウスに住んでいるという。但し小さいと不便なこともあるため、いつも住んでいるわけではない。ジャイアンとスネ夫が使用した際は、ゴキブリが出現し、2人は巨大怪獣に襲われたかのように大騒ぎしている。
また、『ドンジャラ村のホイ』(てんとう虫コミックス35巻収録)では、アマゾンに小人族のための住処を作るのに使用された。
[編集] ミニ飛行機
ミニ飛行機(- ひこうき)は、『大空中戦』(てんとう虫コミックス12巻収録)に登場する。
一見すると模型飛行機のようだが、実際に乗って操縦できる。乗る際にはスモールライトなどで小さくなる必要はなく、足を操縦席に近づけるとひとりでに体が小さくなり、操縦席に収まる。操縦席から降りると、体は元の大きさに戻る。
最新鋭のジェット機から、大戦時の零式艦上戦闘機、古めかしい複葉機まで様々なタイプがある。航空機関砲らしき武器も装備されており、しかもその機関砲は他のミニ飛行機を撃墜できるだけの威力があるので、ミニ飛行機同士でトップガン並みの空中戦を演じることもできる。パラシュートによる脱出機構も搭載されている(搭載されているのはジェット戦闘機タイプと零式艦上戦闘機タイプ、複葉機タイプのみのようである。)。
[編集] ミニ・ブラックホール
ミニ・ブラックホールは、『のび太のブラックホール』(てんとう虫コミックス26巻収録)に登場する。
ブラックホールの模型で、電子ジャーのような容器に入っている。ひとつひとつは豆粒のように小さいが、家ひとつを丸ごと飲み込んでしまうほどの力を持っている。少し食べるだけでご飯を何杯も食べられるほど腹が減るようになる。
なお、容器に入っているブラックホールを全部食べてしまった場合には食べ物に限らず周辺にあるものをみな吸い込んでしまう(ドラえもんによると星一つ飲み込んでしまうほどの力を持つ)。そのような危険がもたらされた際には、「ブラックホール分解液」によって分解することができる。すると、ブラックホールは粉々になってトイレで吐き出すことができる。なおその際、吸い込んでいた物も全てその場に吐き出す事になる。
[編集] ミニブルドーザー
ミニブルドーザーは、『のび太の地底国』(てんとう虫コミックス26巻収録)などに登場する。
玩具のように小さなブルドーザーだが、本物同様に動き、荒地を平らに整地する作業に使用することができる。
『地球脱出計画』(「ドラえもんプラス」2巻収録)では、このミニブルドーザーと思われる道具の他、名称は不明だがロードローラーやダンプトラックなども整地に使用されている。
[編集] ミニ野球場とミニプレイヤー
ミニ野球場とミニプレイヤー(みにやきゅうじょうとみにぷれいやー)は、映画『のび太の宇宙開拓史』に登場する。
自動的に野球の試合をするオモチャ。プレーヤーの人形の鼻を押すと、押した人に見た目がそっくりになり、プレーヤーの能力値までも本人そっくりになる。
[編集] ミニ雪ぐも
ミニ雪ぐも(- ゆき -)は、『ドラえもん大事典』(てんとう虫コミックス11巻収録)に登場する。
その名の通り、大きさ2m程度の小型の雪雲。紐で繋いでペットのように連れ歩くことができる。本物同様に雪が降り、雪遊びを楽しめる。
[編集] ミニ雷雲
ミニ雷雲(- らいうん)は、映画作品『のび太と夢幻三剣士』に登場する。
ボンベのような道具から小さな雷雲が無数に出てくる。小型ながら、本物と雷と同様の激しい落雷を放つ。妖霊軍の鉄の精たちへの攻撃に使用された。
なお映画では「ミニらいうん」ではなく「ミニかみなりぐも」と呼ばれていた。
[編集] みの虫式スリーピングバッグ
※ みの虫式ねぶくろを参照。
[編集] みの虫式ねぶくろ
みの虫式ねぶくろ(- むししき -)は、『ドンジャラ村のホイ』(てんとう虫コミックス35巻収録)などに登場する。
その名の通り野外で就寝時に使用する寝袋の一種で、ミノムシのように高いところからぶら下がって眠る。
映画『のび太のドラビアンナイト』では「みの虫式スリーピングバッグ」の名前で登場。名前が異なるだけでなく、デザインも若干異なる。
また、映画『のび太とアニマル惑星』で登場する「探検ごっこセット」にも含まれている。
[編集] 耳せん
耳せんは、『恐怖のディナーショー』(てんとう虫コミックス41巻収録)に登場する。
ジャイアンのディナーショーに備えるためにドラえもんが出した耳栓。「耳バン」より目立たないために装着しようとしたと思われるが、使わずに済んだので効果は不明。実在する耳栓と同じかもしれない。
[編集] 耳バン
耳バン(みみばん)は、[映画『のび太の魔界大冒険』に登場する。
耳栓と同じようなものだが、効果は絶大で、近くで人が話しかけてきても何も聞こえない。しかし、その性能にも関わらず映画劇中では、人魚の歌声の前に絶体絶命の危機に陥るが、ジャイアンが対抗意識を燃やして歌ったため脱出に成功した。
[編集] ミミダケとシャベリップ
ミミダケとシャベリップは、『ないしょ話…』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』5巻収録)に登場する。
「ミミダケ」は耳の形をしたキノコで、菌糸の粉末が瓶詰めに入っている。「シャベリップ」は花びらが唇の形をしたチューリップのような鉢植え。菌糸を木に植えておくと、周囲の音を栄養にしてミミダケが育ち、成長したミミダケを摘んでシャベリップの葉に乗せると、ミミダケが育っていたときの音がシャベリップの花びらから聞こえる。つまりミミダケが録音テープとマイク、シャベリップが再生機に相当する。
[編集] 未来小切手帳
未来小切手帳(みらいこぎってちょう)は、『お金がわいて出た話』(てんとう虫コミックス18巻収録)に登場する。
金額とサインを書き込むことで、現金の代りに支払の手段として使用できる。実際の小切手と違って銀行口座などなくても使用できるが、実はサインの主が未来に入手する予定の現金を使っているに過ぎず、小切手を使った後に小遣いなどで現金を手に入れると、それが忽然と消えている。
のび太はこの仕組みを知らずに調子に乗って小切手を多用したため、43歳の夏のボーナスまで使い込む羽目になった。なおドラえもんの言葉から察するに、買った品物を返品して小切手を取り戻せば効果は消えるらしい。
表紙には「我友銀行」と書かれているが、道具の効果にこの銀行がどう関わっているかは不明。
[編集] 未来図書券
未来図書券(みらいとしょけん)は、『未来図書券』(てんとう虫コミックス41巻収録)に登場する。
未来に発行される本を取り寄せることが出来る。のび太はこれを使って来月の漫画雑誌を取り寄せるが、それに載っている漫画を紙に写して、あたかも自分が書いたようにジャイアンとスネ夫に見せびらかしたために、とんでもない事態となってしまった(タイムパラドックスまで発生している)。
[編集] 未来の宇宙船
未来の宇宙船(みらい - うちゅうせん -)は、『宝星』(てんとう虫コミックス44巻収録)に登場する。
その名の通り未来の宇宙船。宇宙空間は真空だから形にこだわらなくても良いという理由で、現代にあるような宇宙船にはまったく似ておらず、外観は帆船に酷似している。動力は反重力エンジンと光子エンジンを併用。ワープ航法も可能で、地球からアンドロメダ星雲付近まであっという間にたどり着くほどの性能を持つ。
劇中では単に「宇宙船」としか呼ばれていない。「未来の宇宙船」の名称はアニメ版の公式サイトより。アニメ版では招き猫型になっている。
[編集] 未来のカタログ
※ つう心販売カタログを参照。
[編集] 未来のチョコQ
未来のチョコQ(みらいのちょこQ)は、『改造チョコQ』(てんとう虫コミックス31巻収録)に登場する。
名前の通り、タカラのヒット商品チョロQのパロディ。見た目は現代のものと変わらないが、ゼンマイひと巻きで100メートル走る馬力がある。
アニメ版では、放映時に既にチョロQブームが沈静化していたためか、ミニ四駆をもじって「チビ四駆」という名称に改められていた(『改造チビ四駆』)。
[編集] 未来のルームマラソン機
未来のルームマラソン機(みらいのるーむまらそんき)は、『のび太が九州まで走った!!』(てんとう虫コミックス18巻収録)に登場する。
見た目は通常のルームマラソンだが、使う人は実際に走る景色を楽しめる。つまり1キロ走ると、実際に1キロ先の景色が見える。
走る速度も変えることが出来るため、それを使ってのび太は長崎まで踏破した。
[編集] 未来ラジオ
未来ラジオ(みらいラジオ)は、『未来ラジオ』(てんとう虫コミックス「ドラえもんプラス」1巻収録)に登場する。
ある場所で使用すると、実際その後その場で発生する音が再生される。その未来の時間も設定する事が可能。