ナデプロ!!

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ナデプロ!!とは、ナデシコプロダクションと言う架空の声優事務所を舞台に、非凡な日常が繰り広げられているコンセプトの下、メディアミックス展開がなされているオリジナル作品である。

季刊漫画雑誌「ウンポコ－UNPOCO－」（新書館刊）で漫画連載もスタートしている。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] 作品概要

都内某所にある「ナデシコプロダクション」、見た目はごく普通の声優事務所である。オーディションに合格して晴れてそこの所属となった３人の新人声優、人見克也、南雲健太、甲斐由直にとんでもないマネージャーが付くことになった。彼の名は樋口龍、ナデシコプロダクションのマネージャーであるが、その反面仕事の取り方が最凶で、はっきり言えば「傍若無人」なのである。しかもナデプロの収入を全て抑え更に自分専属の銀行員を従え、その傍若無人ぶりは日々エスカレートしている。

だがマネージャーとしての腕は一流で、ナデプロ出身の声優が数年以内に皆独立していると言う敏腕ぶりのため、ナデプロを含めた声優業界は彼を追放することが出来ないのだ…。

そんな業界のルールを全て無視している樋口に振り回される、３人の新人声優の非凡で波乱万丈な日々が今始まる…。

[編集] 登場人物

キャラクターの名前は演じる声優の名前から一部もじっている。

樋口龍（ひぐちりゅう）（声優：置鮎龍太郎）

27歳。ナデシコプロダクションのマネージャー。ナデプロのマネジメントを全て取り仕切り、そのためならどんな手段も選ばない傍若無人ぶりだが、マネジメントの腕は超が付くほどの一流である。

八十科悠（やそしなゆう）（声優：泰勇気）

26歳。ナデシコプロダクションのデスク。登場の仕方が常に神出鬼没なら見た目も怪しげな人物。怪しい新興宗教にハマっているらしく、声優達を相手に、日夜布教と関連グッズの販売に励んでいる。年齢が26歳となっているが本当にそうなのかは定かではない。樋口とは昔馴染みでツーカーの仲である。

人見克也（ひとみかつや）（声優：小西克幸）

26歳。ナデシコプロダクション所属声優。以前はスタープロダクションに所属していた。樋口と知り合い、オーディションを経てナデプロへ移籍したのだが、その時樋口に酷い目にあったらしく、以来それがトラウマ（精神的外傷）となっている。現在も樋口を見ると臆病になってしまうため避けている。「幽霊」が大の苦手。

南雲健太（なぐもけんた）（声優：野島健児）

20歳。ナデシコプロダクション所属声優。元気で快活な熱血青年、ナデプロのメンバーの中では一番の常識人で、樋口の傍若無人ぶりに日々突っ込みを入れてはいつもあっさり返り討ちにされている。大好きな子供向けのヒーロー物アニメ作品に出演することが多く、安定した声優生活を送っているものと思われる。

甲斐由直（かいよしなお）（声優：甲斐田ゆき）

18歳。ナデシコプロダクション所属声優。自称「永遠の少年ボイス」をキャッチコピーにしている。樋口の傍若無人振りを見ても動じることが無いなど、腹が据わっていて太い神経の持ち主。しかも、たまに吐く声優業界に対するぼやきや愚痴は、かなりの毒があり強烈である。本人は無意識だがアイドル路線で売っている声優が嫌いで、特に後述の櫻小路に関しては殺意さえ感じているようである。

石橋純一郎（いしばしじゅんいちろう）（声優：諏訪部順一）

24歳。ナデシコプロダクションの取引先である「よつば銀行」の銀行員で、頭取の孫。金勘定の速さを樋口に見初められ、樋口専属の銀行員となった。だが周囲の雰囲気には鈍感で、樋口の傍若無人ぶりには全くといって良いほど気づいておらず、樋口を現在も純粋に尊敬している。

井上俊幸（いのうえとしゆき）（声優：井上和彦）

53歳。ナデシコプロダクション代表取締役社長であるが、はっきり言って影が薄い。日々樋口が引き起こすトラブルに常に胃を痛めている。だが樋口の業績や八十科の仕事ぶりに対しては一目置いている。自社ビルを建てたいという夢も持っている。

堀口研三（ほりぐちけんぞう）（声優：堀内賢雄）

井上に代わってナデシコプロダクション代表取締役社長に就任する。見かけからしてかなり胡散臭い人物である。

[編集] ゲストキャラ

櫻小路一海（さくらこうじかずみ）（声優：櫻井孝宏）

26歳。スタープロダクション所属の、人気急上昇中のアイドル声優。当初vol.2のみのゲストキャラして登場したが、vol.4にて再登場している。デビュー当時、スタープロダクションに所属していた人見とはデュエットを組んでいた事もある。人見と再会するたびに「成長しない」とからかってくるが、ホントは人見が移籍して寂しい？　自分の名前がＢＬ臭いことを気にしている。

西園寺茜（さいおんじあかね）（声優：斎賀みつき）

南雲が出演する「荒野のブルース」の脚本家。vol.3のゲストキャラ。脚本家としての腕は超一流だがプライドが高い為時には暴走する事も。「荒野のブルース」収録後に樋口にからかわれたことに腹を立て、以来樋口を目の敵にするが…。vol.5にて再登場。

田辺ゆみ（たなべ-）（声優：かかずゆみ）

西園寺に師事する新人脚本家でvol.3のゲストキャラ。いつも西園寺にダメ出しをくらって落ち込んでいる。vol.3にゲストキャラとして登場する。vol.5にて再登場。

北里弘幸（きたざとひろゆき）（声優：野島裕史）

レインプロデュース所属の声優。vol.3のゲストキャラ。「荒野のブルース」で南雲と共演者として登場する。北里を演じる野島裕史は南雲を演じる野島健児とは実の兄弟であり、vol.3では兄弟共演となる。

香山ゆみえ（かやま-）（声優：かかずゆみ）

ライト声優事務所所属の声優。vol.3・vol.4のゲストキャラ。vol.3で「荒野のブルース」での南雲の共演者として登場した。お姉さま系声優だが、見かけに反し合気道2段を有する。

三宅佐登志（みやけさとし）（声優：宮田幸季）

イベント企画会社・ハニープランニング社長の息子でイベントスタッフ。vol.4・vol.5にて再登場。のゲストキャラ。若手だが社長の息子と言う事に驕らない、かなりのやり手である。自分の中で納得の行かない事や、筋が通らない事が大嫌いで、スタッフ達の怠惰さに憤りを感じている。

咲坂こばと（さきさか-）（声優：甲斐田ゆき）

雑草社月刊「ぱふ」に掲載された「ナデプロ座談会」で甲斐田が生み出したキャラクター。現代ではありえない語尾を使うのが印象的、英検一級を持っている。プロフィールでは21歳となっているがそれは営業年齢で、実年齢は35歳である。またvol.1とvol.2にも出演していたのだが当時はまだ名前が無かった。

大胆にもまるマシリーズのドラマＣＤに出演。