ノボロギク
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ノボロギク | ||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Senecio vulgaris L. | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
ノボロギク | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Groundsel |
ノボロギク(野襤褸菊、Senecio vulgaris) はキク科の植物。越年生または一年生の広葉雑草で、世界中の寒冷地~亜熱帯に分布する。日本では明治初期にヨーロッパから入り、北海道から沖縄まで全国に分布する。耕作地では一般畑、果樹園、水田転作畑によく見られ、道端や空き地にも自生する。別名:オキュウクサ、タイショウクサ。
生育適温は7~35℃、25℃が最適温度である。積雪地以外では、一年中発生する。 開花は通常5~8月、温暖な地域では一年中。1cm程度の黄色い筒状花をつける。種子は長い白色の冠毛を持ち、風にのって飛散し、繁殖する。
子葉は長楕円形で葉先はややとがる。成葉は互生し、不規則に羽状の切れ込みがある。色は濃緑色で厚く、表面には毛はほとんどない。長さ3~5cm、幅1~3cm。
茎は中空で高さ20から40cmに直立、多数に分枝して株を形成する。色はうす緑色~赤紫色。