ハイスピードカメラ
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ハイスピードカメラ(High speed camera)とは、高速現象を撮影することを目的としたカメラ装置である。
方式は、旧来のフィルムカメラを高速でシャッターを切るものと、現在主流のビデオカメラの速度を速めたものがある。 デジタルの技術が進んだため、フィルム方式はコストの面からも終息すると思われる。
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[編集] 構造
ハイスピードカメラの構成要素は、ビデオカメラと大差ない。外箱に相当するボディ、光を集め焦点を結ぶために必要なレンズ、光量を増やすための照明、(通常のカメラと異なり、絞りの役割は補佐的となる。)、CCDイメージセンサなどの撮像素子、撮影対象を確認するためのモニタが必要である。
撮影した画像のメモリはカメラ本体に記録、もしくはカメラに接続したコンピュータに転送される様な仕組みとなっている。
[編集] 用途
- 自動車の衝突安全性の試験、運転者や同乗者が衝突時にエアバッグで適切に保護されるか、などといった状況の撮影に使われている。
- スポーツ選手の、フォームチェック。特にゴルフのスイングを確認するものとして広く知られている。
[編集] 補足
- ミルクの王冠(milk crown)は、フィルムカメラの時代には撮影が困難だったが、ハイスピードカメラを使用すれば難なく撮影する事ができる。
- TBS系の情報番組「ブロードキャスター」にも度々ハイスピードカメラを使った映像が放映される。
[編集] 外部リンク
- [1](ナックイメージテクノロジ社)