バフィン島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バフィン島(-とう、Baffin Island、イヌクティトゥト語:Qikiqtaaluk ᕿᑭᖅᑖᓗᒃ)は、カナダ北東部の北極海にある島。バッフィン島とも呼ばれる。面積は507,451 km²でカナダで一番、世界でも5番目に大きい島 (参考指標として日本の本州は227,414 km²、世界第7位) である。人口は9,640人(2001)。北部では鉱業が行われている。
[編集] 歴史
先史時代よりバフィン島にはイヌイットが居住した遺跡が残されている。西暦1000年頃ノルマン人航海者レイフ・エリクソンがグリーンランドから西に向けて探検航海した際、発見した陸地にヘルランドと名づけたが、これは現在のバフィン島だと推定されている。1576年になってイギリスの航海者マーティン・フロビッシャーが到達した。1615年-1616年にイギリスの航海者ウイリアム・バフィンがバフィン湾など島の周辺を詳しく探検し、19世紀にイギリスの航海者ウィリアム・パリーはこの島に先駆者の名前をつけて名誉を称えた。
[編集] 周辺地理
東はバフィン湾、デーヴィス海峡をはさんでグリーンランド、南にはハドソン海峡をはさんでカナダ本土のケベック州がある。北と西はフォックス湾、ブーシア湾、プリンスリージェント海峡、ランカスター海峡でデヴォン島やサマーセット島、メルヴィル半島などと隔てられている。
[編集] 主な町
- イカルイト(人口5236)
- パングナータング(人口1243)
- ポンドインレット(人口1220)
- クライドリバー(人口785)
- アークティックベイ(人口646)
- Kimmirut(人口433)
- Nanisivik(人口77)
- ブロートンアイランド
- ケープディア
- レークハーバー
- ケープドセット
- バサーストインレット(人口18)
カテゴリ: カナダの島 | 北極の島 | カナダ関連のスタブ項目