フィリップス・レコード
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フィリップス・レコード(Philips Records)はオランダの巨大企業フィリップスにより創設されたレコード・レーベル(音楽部門)で、Philips Phonografische Industries (PPI)により1950年にスタートした。
1950年代はアメリカのコロムビア・レコードのイギリス支社が供給した。この頃米コロムビアがフィリップスのクラシック音源を販売するために設立したのがエピック・レコードである。
現在はユニバーサル・ミュージック・グループの一部にある。
フィリップス・クラシック・レコードは同社のクラシック音楽部門であったが、現在はユニバーサル・ミュージックのデッカ・レコードに統合されている。
[編集] 沿革
- 1950年 フィリップスにより創設。
- 1962年 ドイツ・グラモフォン(DGG)と業務提携しDGG/PPIグループを形成、合弁企業フォノグラム・レコードを作る。
- 1971年 シーメンス・フィリップス両者合弁のポリグラムを持ち株会社としてドイツ・グラモフォンとともに同社の傘下に入る。
- 1972年 フォノグラムはポリドール・レコードと統合し、ポリグラムにはいる。
- 1998年 ポリグラムはMCAと統合、ユニバーサルミュージックを作り、フィリップスはその一部に入る。
[編集] 日本での事業
- 日本では日本ビクターがビクター音楽産業分離以前に「フィリップス」レーベルを立ち上げたことがあった。
- 1970年8月1日に「日本フォノグラム」として独立。
- 1995年3月にマーキューリー・ミュージック・エンタテインメントに社名変更。
- 柏原芳恵がデビュー当時より永らく所属したレーベル。