ペズ・バタラ
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ペズ・バタラ (Pez Batalla) は、富野由悠季原作、長谷川裕一作画の漫画作品『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場する、架空の兵器。木星帝国軍の試作型モビルスーツである。ペズはスペイン語で魚 (Fish) 、バタラは戦闘 (Battle) を意味する。(型式番号:EMS-10)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 機体概要
ペズ・バタラは木星帝国のモビルスーツとして開発・生産された機体である。型式番号として「EMS-10」が与えられているがこれが木星圏独自のものか、それとも開発元のものかは不明である。
木星帝国のモビルスーツの中でも極めて特異な形状をしている。正面から見ると腕や脚よりも薄い胴体部は丸ごとビーム・アックスの発生機をかねていて、機体正面に強力なビームのエッジを形成できる。カウンターウェイトをかねる胴体部は平たく、センサー部も機体片側にしか開口部がない。側面からみるとヒラメかカレイのように見える。背面にはシェルフ・ノズルを3基備え、胴体側面にミサイル発射口を3基づつ持つ。
この機体は一種の特攻兵器であり、戦艦の装甲をビーム・アックスで切り裂き、内側にミサイルを打ち込むためにつくられたとされる。腕部、脚部はほぼバタラのものを用いているためバタラの名を冠しているが、一見して同系統の機体と判別する事は非常に困難である。
[編集] 劇中での活躍
作中ではEMS-07エレバドよりも早く登場し、マザーバンガードに攻撃を加えている。強力なビーム・アックスにクロスボーンガンダムX2も正面からの攻撃は避けたが、側面がほぼ無防備なのを見抜かれ、撃破されている。その際に回収され修理された1機がトビア・アロナクスの乗機として木星の衛星イオでの戦いに参戦している。
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