マリタ・コッホ
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女子 陸上競技 | ||
金 | 1980 | 400m |
銀 | 1980 | 400x400mリレー |
マリタ・コッホ(Marita Koch,1957年2月18日- )は、1970年代後半から1980年代前半にかけて活躍した、旧東ドイツの女子陸上競技短距離走選手。女子400メートル走の世界記録保持者で、その記録47秒60は、20年以上経った今もそれに迫る記録すら出ておらず、永遠に破られないとも言われる。1980年のモスクワ五輪では400メートル走で金メダル、1600メートルリレー走で銀メダルを獲得する大活躍を見せた。自己ベストは、100mで10秒83、200mで21秒71(1979年当時世界記録、現在も歴代4位)、400mで47秒60(歴代最高)という驚異的なものである。ただし、当時の旧東ドイツは組織的ドーピングが盛んであったため、突出したパフォーマンスを発揮したコッホにも薬物疑惑がつきまとっている。