ライオン丸G
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ライオン丸G | |
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ジャンル | 特撮テレビドラマ |
テレビドラマ : ライオン丸G | |
監督 | 大根仁 |
制作 | 「G」制作委員会 |
放送局 | テレビ東京 |
放送期間 | 2006年10月1日 – 2006年12月24日 |
話数 | 13話 |
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『ライオン丸G』(ライオンまるジー)は、2006年10月1日から12月24日にかけてテレビ東京系で放送された特撮テレビドラマ。全13話。
目次 |
[編集] 概要
1972年~1973年に放映された特撮作品ライオン丸シリーズのうち、第1作『快傑ライオン丸』のリメイク作品、原案はうしおそうじとなっているが、正確には同作をモチーフにしたオリジナル作品である。旧2作は戦国時代を舞台とした時代劇であったが、本作は西暦2011年のネオ歌舞伎町が舞台の現代(近未来)劇である。放送時間が深夜帯ということもあり、主人公の職業がホスト、ヒロインがキャバクラ嬢、下ネタなど、従来の特撮作品に比べより大人向けの設定になっている。タイトルの『G』はGhetto(貧民街)の頭文字。
オープニングに『快傑ライオン丸』の実写シーンを取り入れ、オープニングテーマも『快傑ライオン丸』のリメイクであること、登場人物の名前(「サオリ」「コスK」といったキャラクターのネーミングなど)が『快傑ライオン丸』から取られていることなどから『風雲ライオン丸』よりは『快傑ライオン丸』を基本モチーフにしていることは想像に難くない。
アバンタイトルで初めて番組を観る人に向けて、前回までのあらすじを1分以上にも渡って獅子丸のナレーションで説明していたが、EP-10で視聴率を理由(?)に突然「もう説明しない」と宣言し、次の回からは本当にあらすじが無くなった。
またこの作品の監督である大根仁は、TBSテレビと一部JNN系列局にて放送されたドラマの『アキハバラ@DEEP』の監督でもあり、その縁でドラマの出演者がその演じた役のままや、そのキャラクターを彷彿させる演出で劇中に登場している。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
2011年、秋。新宿のネオ歌舞伎町では、ドクロマークのコンタクトレンズ・スカルアイを着けた「カブキモノ」達が横暴を振るっていた。カブキモノのグループの1つ「スワンキーズ」が次々とホストを襲撃する事件を起こす中、売れないダメホストの獅子丸は借金の3ヶ月分を帳消しにしてもらう代わりにスワンキーズをおびき出すための囮役にされる。スワンキーズの根城に乗り込みピンチに陥る獅子丸だったが、そこへ謎の老人が現れ、獅子丸に赤い小太刀を与える。おびえながらも老人の言うとおりの呪文を唱えて小太刀を抜くと、太刀は光り輝き、獅子丸の体は獅子の仮面を被った異形の姿に変身した…。
[編集] 登場人物・キャスト
[編集] 主要人物
- 獅子丸(ししまる)(演:波岡一喜)
- ネオ歌舞伎町のホストクラブ「Drëamin'」の不人気ダメホスト。獅子丸は源氏名。金髪に白いスーツ姿がトレードマーク。普段はカプセルホテルに住み着いている。性格は臆病でいい加減で女好き、しかも借金まみれでインキン持ちと、悪人ではないが良い所が全く無い困った男。「キンサチの太刀」の力で白獅子の戦士・ライオン丸に変身するが本人は戦う意欲に乏しい。愛車のトライク(大型三輪バイク、ベース車両はスズキ・スカイウェイブ650)に「ヒカリマル」という名前をつけている。
- ちなみにゴツボ☆マサルによるコミカライズ版では、ホストを職業としておらず、また本名が「潮 獅子丸」であるとなっている。
- 虎 錠之介(とら じょうのすけ)(演:大田恭臣)
- 全身黒尽くめのいでたちをした、フリーランスの用心棒。極めてクールな性格で口数も少なく、弱者を極端に嫌っていたが、徐々に獅子丸に心を開いていき、深いキズナで結ばれていく。「ギンサチの太刀」で黒虎の戦士・タイガージョーに変身する。何気に古風な性格のようで、女性経験がない。幼少の頃に家族を惨殺され孤児になり、施設から逃げ出し繁華街で暴れていたところを豪山に拾われたため、彼に生涯の忠誠を誓っていた。しかし本当は豪山こそが彼の家族を殺した張本人だったことを果心居士に教えられ、憎しみを露にして彼に復讐を誓う。
- コミカライズ版では、用心棒ではなく豪山興業の常務と設定されている。
- サオリ(沙織)(演:小林恵美)
- 胸が自慢のキャバクラ嬢。「サオリ」は源氏名。獅子丸同様借金があり、獅子丸と共にスワンキーズをおびき出すための囮にされる。錠之介に助けられ彼に好意を抱くが、まったく相手にされていない。「女の武器」を自然に使うことに掛けては天才的な本能を持っている。肉親はおらず、妹の香織(コスK)とふたりで暮らしている。トッポギの部下からは、『工業哀歌バレーボーイズ』に出てくるエロイ女の実写版みたいな女と言われる。大のカレー好き。
- コスK(香織)(演:小田あさ美)
- サオリの妹。定時制高校に通う女子高生で、「コスK」のペンネームで「ネオ歌舞伎町マガジン」という雑誌でライターをしている。姉の誕生日を祝うため、「Drëamin'」を脅迫して貸し切るなどと強引な面も。『快傑ライオン丸』に登場する少年「小助」がモデル。
- 果心居士(かしんこじ)(演:大久保鷹)
- ネオ歌舞伎町でゴミ箱を漁っているホームレスだが、なぜか戦国時代の忍者の名前で呼ばれていたりする謎めいた老人。獅子丸に「キンサチの太刀」を与えた。
- ジュニア(演:遠藤憲一)
- 獅子丸が借金をしている組織「豪山興業」の若頭。本名不明。変身願望があるらしく部下に会う際には毎回違ったコスプレをするほどのマニア。しかもコスチュームはすべて本人による手作りらしい。
- 豪山(ごうさん)(演:石橋蓮司)
- 豪山興業のボス。スカルアイを作り、ネオ歌舞伎町に広めた張本人。不思議な力を持っており、額には第3の目がある。キンサチとギンサチの太刀の力についても知っている。「豪山」は『快傑ライオン丸』に登場する「大魔王ゴースン」の本来の名。
- マスター(演:ひかる一平)
- サオリとコスkの出入りする「スナックZ」のマスター。「腐ったミカン」を見つめる癖がある。口数は少なく、めったにしゃべらない本名不明の謎の人物。ユリの過去について詳しく知っている。
- ユリ(演:清水ゆみ)
- 8話より数話登場。横浜市、そしてネオ歌舞伎町でカブキモノ狩りを行なう。かつては錠之介とコンビを組んで豪山のために活動していた。タイガージョーに変身した錠之介に倒された。
- 真影/シシトラ(演:唐橋充)
- 10話より登場。ホストクラブ「Drëamin'」の新人ホストで、源氏名は影丸。その正体は、スカルアイに代わる新たなコンタクトレンズ「アカ×アオ」を装着し、獅子丸と錠之介を狙う豪山の刺客。キンサチとギンサチを同時に引き抜くことで、頭が黒いライオン丸、身体がタイガージョーの怪人「ライオンタイガー」に変身する。しかし、変身状態を持続することが出来なかった為に死亡した。
[編集] その他の人物
- スワンキーズ
- ネオ歌舞伎町で幅を利かせるカブキモノの一団。スカルアイを付け、ホスト狩りを行なっている。メンバー全員が顔にアメリカのハードロックバンド「KISS」のメンバーに似たメイクを施しているが、服装は野球のユニフォーム姿。手にした金属バットには日本刀が仕込まれている。
- シャドー
- 豪山配下の黒装束の忍者集団。いわゆる戦闘員だがかなりの戦闘力を持ち、複数での連携攻撃を得意とする。
- トッポギ(演:ペ・ジョンミョン)
- 偽物のスカルアイを売りさばく組織の元締め。豪山興業と敵対し、豪山の用心棒・タイガージョーに対抗する戦力としてライオン丸である獅子丸を仲間に引き込む。ジュニアに左目を潰されたことから、ジュニアを恨んでいる。人身売買をしようとしたところを、ライオン丸に変身した獅子丸に倒される。
- 亜仁丸(あにまる)(演:高山猛久)
- ホストクラブ「Drëamin'」のオーナー。野良犬同然だった獅子丸を拾って以来、親身になって助けてやっている。途中、シャドーに殺されかける。
- 蘭丸(らんまる)(演:設楽統 / バナナマン)
- 「Drëamin'」の店長。仕事が出来ない獅子丸に冷たく当たる。本名は「おさむ」で、2006年まで「ひむらさん」とお笑いをやっていたが、ブレイク寸前にコンビを解散したらしい。
- ひむらさん(演:日村勇紀 / バナナマン)
- 12話でゲスト出演した蘭丸のお笑い時代の相方。ブレイク寸前にひむらさんが性転換して蘭丸に迫ってきた為、コンビは解散する事となった。「性転換している」と自称しているが、ただのオカマである。
- 京介(きょうすけ)(演:大橋智和)
- 「Drëamin'」のホスト。
- ハルナとハルカ(演:箕輪はるか、近藤春菜 / ハリセンボン)
- 「Drëamin'」の客。2人とも獅子丸に完全に入れあげており、獅子丸目当てに「Drëamin'」に通っているがまともに支払いもしておらず、獅子丸の懐事情の助けには全くなっていない。ほとんど「Drëamin'」に住み込んでいる状態。実は料理上手であり、サオリの誕生日パーティーでその実力を遺憾なく発揮した。
- オザキ(演:山岸拓生)
- コスKが通う定時制高校の教師。なぜか尾崎豊についての授業ばかり行なっている。
- キラー・カーン(演:キラー・カーン)
- 第10話でオザキがコスKを連れて行った「スナックカンちゃん」の店主で元プロレスラー。オザキはここで尾崎豊も食べていたという特製カレーをおごる。
- 道ですれ違ったホスト風の男性(演:北村一輝)
- 第11話で獅子丸が道ですれ違った男性。『夜王』の聖也である事を暗に示しており(演じた北村はTBS系で放映されたドラマ版での聖也役)、また、同じく北村が演じた『アキハバラ@DEEP』の中込の要素も混じっており、中込の得意技である某アニメキャラの笑い声と共に去っていった。
- 快傑ライオン丸
- キンサチの太刀を手にした獅子丸の脳裏に幾度か現れた白い獅子面の剣士。かつて大魔王ゴースンと戦い、日本の平和を守った先代のライオン丸らしい。
[編集] スタッフ
- 原作:うしおそうじ(ピー・プロダクション)
- 企画:鷺巣富雄(=うしおそうじ)、大月俊倫
- 音楽:TUCKER、HIFANA
- 脚本・演出:大根仁 ほか
- 脚本協力:中津留章仁、川崎ヒロユキ
- 企画協力:雨宮慶太(クラウド)、佐藤大
- 特撮ディレクター / ライオン丸・タイガージョーコンセプトデザイン:原口智生
- 造形・衣装デザイン:川上登・高野裕子
- 特殊造形:JAP工房
- アクション監督:小原剛
- アクション監督補:南辻史人、園村健介
- プロデューサー:浅野太(テレビ東京)、小川智弘、赤羽智比呂(オフィスクレッシェンド)
- 制作協力:オフィスクレッシェンド
- 制作:「G」制作委員会
[編集] スーツアクター
- ライオン丸:新上博巳
- 第10話のみ、クレジットはされていないが明らかに身長が低い別人が繰演していた。
- タイガージョー:松上順也
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
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- 「鳥」(1、2話)
- 作詞:atsuko / 作曲:atsuko、KATSU / 歌:angela
- 「人生遊戯」(3話~12話)
- 作詞:atsuko / 作曲:atsuko、KATSU / 歌:angela
- 2006年12月6日発売のangelaのミニアルバム「新宿狂詩曲」に収録。
- 「風よ光よ」(13話)
[編集] サブタイトル
- EP-1 2011 NEO歌舞伎町 ライオン丸TRANSFORMED状態!
- EP-2 タイガーJOE推参 UNDERCOVER SAMURAI状態!
- EP-3 偽スカルアイ事件発生 TROUBLE ADDICT状態!
- EP-4 闇忍者シャドー出現! 獅子丸URAGIRI状態!
- EP-5 ライオン丸VSタイガージョー決風! 鋭くなって状態!
- EP-6 サオリ発愛! 恋はDRUNKEN HEARTED状態!
- EP-7 怒髪ライオン丸! JOE CRAMP DISCHARGER状態!
- EP-8 女豹登場! 横浜OMOIDE IN MY HEAD状態!
- EP-9 選ばれし者たちの運命(サダメ)! DESTRUCTION BABY状態!
- EP-10 ラブアタックカレー! サオリPAIOTSU MATSURI状態!
- EP-11 怪人光臨! その名もLION-TIGER獅子虎状態!
- EP-12 決戦前夜! えぶりぼでぃ誰もがCRAZY状態!
- EP-FINAL 爆裂シティは風だらけ! I Love you, SAYONARA状態!
[編集] 漫画
- 獅子丸がホストではないなど、キャラクター設定、ストーリーなどはかなりアレンジを加えられている。
[編集] 外部リンク
[編集] 前後番組
テレビ東京 日曜25:30枠 | ||
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