ラックスマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラックスマン株式会社 (Luxman Corporation) は日本の音響機器メーカー。本社は神奈川県横浜市港北区新横浜1-3-1。
1925年に錦水堂のラジオ部として創業。 同社の音響機器が持つ独特の表現力は「ラックストーン」と呼ばれ、アンプなどピュアオーディオ製品において強いブランド力を持つ。
1960年代に発売した真空管アンプSQ-38がタンノイのスピーカ IIILZ との組み合わせを「黄金の組み合わせ」と謳われたことで有名。
1970年代にはラックスキット社を設立し、アンプキットなどを発売。自作オーディオファンの間でも一世を風靡した。
1980年代には、レコードプレーヤー、コンパクトカセットデッキ、CDプレーヤー等でもユニークな製品を発表している。なかでも1989年に発売されたL570という総重量30kgあまりの純正A級アンプは、バブルの景気とあいまって、定価35万円でありながら、オーディオ誌の評価を総なめにし、世界最高のプリメインアンプと賞された。
1994年のL-580発表を最後にA級アンプから遠のいていたが、2005年7月にL-590A、11月にL-550Aと立て続けにA級アンプを復活させ、コアなオーディオマニア向けの製品を世に送り出している。
[編集] 関連項目
- アルパイン(ALPINE/LUXMANのブランドで真空管とトランジスタを組み合わせたハイブリッドプリメインアンプ「Bridシリーズ」を生産した。同シリーズのLV-105・LV-107は、フロントパネルから真空管を覗かせたデザインが評価されグッドデザイン賞を受賞した。)