リガード
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リガードは、SFアニメ作品『超時空要塞マクロス』に登場する、架空の兵器。ゼントラーディ軍が使用する、ワンマン戦闘ポッド。
タマゴ形のボディから伸びた長い脚部の特徴あるデザイン。簡素な構造ゆえにゼントラーディ全軍に広く配備されている。
居住性、生存率はかなり劣悪であり、ボディの中にいわゆる体育館座りの姿勢でゼントランが収納されて操縦しており、リガードで歩くよりも、生身のまま歩くほうが楽とのゼントラン兵士からは酷評されている。とはいえ、3億を数える衛星工場にて大量生産されており、常に前線に補給されている。
機体前面に突き出た主砲2門と前面下部ならびに背面上部に2門づつ計4門の副砲が主な武装だが、機体により背面の砲をミサイルポッドに換装している武装強化タイプや観測機器を搭載した偵察タイプなどのバリエーションが存在する。
- 標準タイプ
- 前述のように、機体前面に4本、背部に2本、計6本のビーム砲を搭載したタイプ。一番配備数が多い型。
- 大型ミサイル搭載型
- 背部に計4本の大型ミサイルを搭載したタイプ。ミサイルの重量のためにバランスが悪く、ただでさえ良いとは言えない機動性が更に低下しており、前線兵士からの評判は悪い。
- ミサイルランチャー搭載型
- 小型ミサイルのランチャーポッドを搭載したタイプ。このタイプはランチャーポッドが大型ミサイルと比べ軽量ということもあり、機動性の低下も見られず、兵士からの評判は良かった。
- 偵察型
- 偵察用にセンサーやレーダーを搭載したタイプ。ただし一切の火器を排除しているため、基本的に護衛の戦闘ポッドが随伴する。また、搭載しているセンサーやレーダーは、ケルカリア同様、開発当初の性能は発揮されていない可能性が高い。
- 新統合軍仕様型
- 1992年にPCエンジンで発売された「超時空要塞マクロス 永遠のラブソング」で登場した、白の基調の塗装に統合軍マークがつけられた機体。第30話「ビバ・マリア」で奪取した衛星工場で生産された機体と思われる。