レッドサン ブラッククロス
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『レッドサン ブラッククロス』(Red Sun Black Cross、略称RSBC)とは、
- アドテクノスから発売されたボードシミュレーションゲーム。原案・高梨俊一、開発・佐藤大輔ほか。日米が第二次世界大戦に参加しなかった世界で、日独がインドを主戦場に第三次世界大戦を行うという設定。続編として『リターン トゥ ヨーロッパ』『エスコート フリート』がある。
- 佐藤大輔による架空戦記。本項ではこちらについて詳述する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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目次 |
[編集] 概要
二二六事件から始まり、日独伊三国防共協定成立せず、という視点から作製されたシミュレーションゲームが「レッドサン・ブラッククロス」である。モンロー主義に縛られ動かないアメリカ合衆国という味付けもあって、中近東からインド周辺までの地域で日独の戦力が激突するという従来に無い斬新な設定は多くのファンを獲得した。後に出版された小説版『レッドサン ブラッククロス』は佐藤の代表作の一つである。その題名、および日独による第三次世界大戦という基本設定はゲーム版から受け継いだものだが、ゲーム版では歴史改変の出発点が二二六事件だったのに対し、日露戦争まで遡って日本の国力を底上げしている、主戦場が北米大陸に変更されているなど展開は大きく異なる。
[編集] 歴史
[編集] 第二次世界大戦まで
[編集] 日本
日露戦争終盤、日本陸軍は疲弊しながらもかろうじて優勢を保っていたが、(史実では行われなかった)ロシア軍最後の反撃によって限界に達し敗走、遼東半島を除くすべての占領地を失って停戦を迎えた。朝鮮半島の権益すらイギリスに譲渡し、大陸進出をあきらめざるを得なくなった日本は貿易国となることを選択、国内産業の近代化に専念した。やがて全世界へ(武器を含む)優れた工業製品を輸出するようになり、二度の世界大戦とオリンピックを経て高度経済成長を達成する。
第二次世界大戦終盤の1943年、親独勢力によるクーデター計画「トライアングル・アロウ」が発覚。この事件を切っ掛けに明治憲法が一部改正され、天皇は軍に対する統帥権を内閣および統合軍令本部に委任した。
[編集] ドイツ
第二次世界大戦において(アメリカの参戦がなかったため)イギリス本土を占領、さらに(史実とは逆に、ソ連の先制攻撃により始まった)独ソ戦でも勝利を収め、ウラル山脈より西側の全ヨーロッパを勢力圏として大ドイツ帝国を称した。
1945年にはカナダ東部ケベック州のフランス系住民にクーデターを起こさせ、これを支援するとの名目でヴィシー・フランス軍と共にケベックへ進駐する。
[編集] 英連邦
日本とより緊密な同盟関係を結ぶ一方、第一次大戦後は合衆国との政治的・経済的対立を深めていく。
アメリカとの対立から単独でドイツと戦わざるをえず、1940年秋、ドイツ軍がブリテン島本土に上陸。政府・王室および残存戦力は科学者・軍事技術者から文化財までも含む大規模な疎開作戦(ダンケルク作戦)を強行し、カナダへ脱出した。
[編集] 合衆国
日英との対立により、孤立主義(モンロー主義)に陥っていく。ローズヴェルト大統領はこれを改めようとしたがニュー・ディール政策の失敗が元で落選、共和党政権はドイツとの不干渉協定を結んだ。軍の予算は削減され、ケベックにドイツ軍が出現した時にはこれに対抗できるだけの戦力を揃えられなくなっていた。
[編集] 第三次世界大戦勃発
1948年5月13日、ドイツ北米総軍はケベックからオンタリオ州へ、そして合衆国へと侵攻。同時にワシントンD.C.と大西洋艦隊の根拠地があるノーフォークへ反応兵器を搭載した弾道弾を撃ち込んだ。混乱のうちに北アメリカ東部は蹂躪され、ドイツに占領される。まだドイツ軍が到達していない州も合衆国からの離脱を宣言する所が相次ぎ、合衆国は崩壊していく。
第二次世界大戦では戦場の遠さ故、ほとんど対英支援を行えなかった日本も今度は本格的に参戦。後顧の憂いを断つために、まずインド洋で通商破壊戦を行っていた水上部隊を撃破し紅海の出口にあるソコトラ島を占領した。しかしドイツのUボート部隊はパナマ運河から太平洋に進入し、日本からカナダへ向かう輸送船団と死闘を繰り広げる。
1948年秋、ドイツ軍は第二段作戦を開始。合衆国南部の油田地帯を制圧するとともに西部の主要都市に反応弾攻撃を行った(本編はここまでで中断している)。
[編集] その後
日英は合衆国との同盟交渉を進める一方でパナマ運河を占領、次いでキューバのグァンタナモ湾に進出し、激しい消耗戦を経てカリブ海を制圧する。ドイツは支配下の諸州にプロパガンダを広め、日英と手を結んだ西部への近親憎悪を煽る。
1950年には日本の統合航空軍がアイスランドからドイツ本土への戦略爆撃を行うようになるが、(おそらく)ヨーロッパへの上陸作戦は実行される事なく、ヒトラーの死を切っ掛けに休戦を迎えた。
アメリカ合衆国は東西に分断されたままとなり、40年近く続く日独冷戦の最前線となる。1990年には第四次世界大戦が起こり、反応兵器こそ使われなかったが北米各地はまたも甚大な被害を被った。
ドイツ帝国の経済的破綻によって日独対立は終結。その後、日英独は新しい同盟関係を構築するが、東西アメリカは双方のコントロールから外れ、独自の反応兵器戦力を持ってにらみ合いを続けていく……
[編集] 兵器
[編集] 日本
[編集] 陸軍 / 海軍陸戦隊
日露戦争後、陸軍の役目は本土防衛に限定された。そのため基本的に海外派遣されることはなかったが、武器輸出の「お得意様」であった中国国民党には軍事顧問団が送られ、共産党軍との実戦を行っている。共産党軍がソ連製戦車を装備していたため、日本も強力な戦車を開発する必要に迫られた。
- 一式中戦車改 / 特三式内火艇
- 一式中戦車改II / 八式中戦車
- 一式中戦車改の再改装型。七式中戦車の不足を補完するために開発された。武装と前面装甲が強化され、パンテルIIに対してある程度対抗する事が可能となった。
- 七式中戦車
- 十式中戦車
- 七式中戦車の後継として開発された主力戦車。総重量は六○トンと非常に重く、中戦車とは言い難いまでに巨大化している。防御力や機動力等は七式中戦車を遥かに上回っており、攻撃力も翼安定式徹甲弾や穿甲榴弾の採用によりVII号重戦車レーヴェIを容易に撃破する程強化された。
- 十式中戦車改
- 十式中戦車の武装強化型。VII号重戦車レーヴェIIやIX号重戦車ドラッヘンに対抗するため、海軍の五式六○口径一二七ミリ両用砲を改造した戦車砲に換装している。戦車砲の大口径化に伴う装填速度低下の対策として、半自動装填装置も導入された。
- 二式重戦車改
- 四八式中戦車改二型
- 第四次世界大戦開戦時の日本陸軍の主力戦車。角錐形に近い砲塔には一二七ミリ滑腔砲を備えており、総重量は車体も含めると六○トン近くに達した。
- 六式対戦車自走砲
- 九式対戦車自走砲
- 六式十糎自走榴弾砲
- 一式中戦車の車台に十糎榴弾砲を搭載した自走砲。
- 一式装軌式兵員輸送車
- 揚陸艦
- 神州丸級揚陸艦
- 神州丸
- 神州丸級揚陸艦
[編集] 海軍
- 戦艦
- 金剛級戦艦
- 比叡:新装備のテストベットとして幾度かの改装により、原型を留めぬ程になっている。インド洋に派遣されるも、ドイツ艦隊との戦闘で轟沈。
- 長門級戦艦
- 加賀級戦艦
- 加賀、土佐
- 高千穂級戦艦:50口径40cmの主砲を装備した戦艦。四基の主砲塔のうち、一番、四番は四連装、二番、三番は二連装、計十二門という特徴的な配置を持つ。
- 高千穂、穂高
- 大和級戦艦:45口径46cmの主砲を装備した戦艦。三連装三基、計九門の主砲を持つ。
- 信濃級(改大和級)戦艦:50口径46cmの主砲を装備した戦艦。三連装三基、計九門の主砲を持つ。
- 信濃、甲斐
- 紀伊級戦艦:50口径51cmの主砲を装備した戦艦。連装三基、計六門の主砲を持つ。
- 紀伊
- 尾張:フリードリヒ・デア・グロッセとの戦闘により艦尾に重大な損傷を受け、第三砲塔を撤去、艦中央から艦尾に高角砲を多数装備した防空戦艦に生まれ変わった。
- 播磨級戦艦:50口径56cmの主砲を装備した世界最大にして最後の戦艦。三連装四基、計十二門の主砲を持つ。
- 播磨:第三次大戦終盤、ドイツ北米艦隊と交戦、宿敵ともいえるフォン・ヒンデンブルグを撃沈する。
- 能登、美濃:計画中止。
- 試製T砲搭載戦艦:50口径61cmの主砲を装備した戦艦、計画中止。
- 一二四七号艦:予定艦名・出雲
- 一二四八号艦:予定艦名・讃岐
- 試製S砲搭載戦艦:50口径66cmの主砲を装備した戦艦、計画中止。
- 一四七二号艦:予定艦名・常陸
- 一四七三号艦:予定艦名・上総
- 仮称G号艦:私的な計画案のみ存在。
- 金剛級戦艦
- 装甲巡洋艦
- 白根級装甲巡洋艦
- 白根、鞍馬、黒姫、大雪
- 剣級装甲巡洋艦
- 剣、日高、石鎚、羅臼
- 白根級装甲巡洋艦
- 航空母艦
- 祥鳳級航空母艦:軽空母
- 龍驤級航空母艦:軽空母
- 天城級航空母艦:未成巡洋戦艦を改装。ジェット機を運用できる大きさに満たないため、第三次世界大戦では主として対地支援に用いられた。
- 天城、赤城
- 飛龍級航空母艦:史実の飛龍、蒼龍より大型。九九九艦隊計画により改装され、ジェット機運用能力を付される。
- 飛龍、蒼龍、雲龍、天龍
- 翔鶴級航空母艦:九九九艦隊計画により建造された大型空母。
- 翔鶴、瑞鶴
- 大鳳級航空母艦:九九九艦隊計画により建造された大型空母。開戦時には海鳳が公試中だった。
- 大鳳、海鳳、翔鳳
- 飛鷹級航空母艦:九九九艦隊計画の改訂により追加建造された大型空母。
- 飛鷹、隼鷹、雲鷹
- 葛城級航空母艦:第三次大戦末期に建造された大型の空母。ドイツ機動部隊と交戦、これを撃破する。
- 葛城、笠置、阿蘇、生駒
- 海衛級航空母艦:護衛空母。
- 海衛
- 平戸級航空母艦:護衛空母。
- 平戸
- 安土級航空母艦:九九九艦隊計画によって大量建造された護衛(対潜)空母。
- 安土、末森
- ヒテン級反応動力推進航空母艦:噂以外のものではないとされる、反応動力推進航空母艦。
- ヒテン:未登場のため正確な漢字名称は不明だが、おそらく「飛天」と思われる。
- 揚陸艦
- 三浦級揚陸艦
- 三浦、内浦
- 三浦級揚陸艦
- 輸送船
- 戦時標準船I型
- 戦時標準船II型
- 艦載機
- 艦上戦闘機
- A7M1 烈風
- A7M3-N 烈風三三型 烈風改:インド洋~ソコトラ島を巡る戦闘において、日本機動部隊の主力として活躍。
- A7M4 烈風四二型 烈風改II
- 旋風:世界初の実用艦上ジェット戦闘機
- 十式艦上戦闘機
- 艦上攻撃機
- 流星
- B8A1 輝星
- 流星改
- 輝星改
- 偵察機
- 九九式艦上電子偵察機:九九式艦上爆撃機を改装した機体。対潜哨戒に用いられる。
- 艦上戦闘機
[編集] 統合航空軍
- 制空戦闘機
- 震電改
- A11N1 旭光
- 戦闘爆撃機
- 五式戦闘爆撃機
- 八式戦闘爆撃機
- 十式戦闘爆撃機
- 爆撃機
- 連山
- G10N1 富嶽
- G10N9 富嶽改
- O1M1 飛鳥
- O1M5d 飛鳥改
- 哨戒機
- R4N2 九式長距離陸上警戒管制機三四型
[編集] 航宙軍
- 宇宙戦艦
- 大和:カリブ海で沈没した大和の名を受け継いだ宇宙戦艦。第四次大戦終結時、宇宙戦艦および機動戦艦は大和とドイツのフォン・ブラウンの二隻しか世界に存在しなかった。
[編集] ドイツ
[編集] 陸軍
第二次世界大戦に事実上の勝利を収めたあと、VI号戦車ティーゲルの開発を中止するなど民間優先の施策がとられていた。日本軍の七式が出現したことにより、重戦車開発が再開される。
- II号10.5cm自走榴弾砲ヴェスペ
- IV号無反動砲戦車B型ツヴォドラッヘベア
- IV号対空戦車クーゲルブリッツ
- V号中戦車パンテル
- V号中戦車パンテルII
- V号重駆逐戦車ヤークトパンテルII
- V号対空戦車コーリアン
- VI号重戦車ティーゲル:開発中止
- VII号重戦車レーヴェI
- VII号重戦車レーヴェII
- VIII号中戦車レオパルド
- IX号重戦車ドラッヘン
- XIII号C型重戦車ティーゲルV
- M4(a)駆逐戦車ヤークト・シャーマン
- SdKfz251:半軌装装甲兵員輸送車
- Fi282D:偵察用ヘリコプター
- Fa223
- Fa284
- 28cm列車砲 レオポルド
[編集] 武装親衛隊
- Fa223
[編集] 海軍
- 戦艦
- F級戦艦
- H級戦艦
- フリードリヒ・デア・グロッセ、ロスバッハ、ツォルンドルフ、クネルスドルフ
- H42級戦艦
- フォン・モルトケ:「北ノ暴風」作戦時、独仏合同艦隊旗艦として参加するも、日本第一艦隊に対し一発の主砲弾も放つことなく轟沈した。
- フォン・ファルケンハイン
- H45級戦艦
- フォン・ヒンデンブルグ:ドイツ北米艦隊旗艦として、播磨に挑むも撃沈された。
- デア・フリート・ランデル
- 鹵獲戦艦
- フォン・ブラウヒッチュ:元英国海軍クイーン・エリザベス級戦艦ヴァリアント。
- ケッテン / SS-X:仮称X級戦艦。名前だけの存在だった超大型戦艦計画。ちなみにケッテンとは無限軌道の意味である。
- 巡洋戦艦
- シャルンホルスト級巡洋戦艦:主砲を47口径38cm連装砲塔に換装している。
- O級巡洋戦艦
- バルバロッサ、マッケンゼン、ヨルク
- 航空母艦
- 正規空母
- エーリッヒ・レーヴェンハルト
- フォン・リヒトホーフェン級:正規空母として十分な性能を持っていたものの航空部隊の練度が低く、日本の機動部隊と交戦、沈没する。
- フォン・リヒトホーフェン、ヘルマン・ゲーリング
- アトランティカ級:航空重巡洋艦、後に主砲を撤去、全通飛行甲板をもつ通常の空母へ改装された。
- アトランティカ、パシフィカ
- 軽空母
- グラーフ・ツェペリン級
- ヴェーゼル
- ドクトル・エッケナー
- 商船改装の軽空母
- イェーデ、エウロパ、エルベ
- 正規空母
- 装甲巡洋艦
- リュッツォー、アドミラル・シェーア、グラーフ・シュペーII、エルザス、ヘッセン、ロートリンゲン
- 重巡洋艦
- アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦
- アドミラル・ヒッパー、ブリュッヒャー
- 改アドミラル・ヒッパー/プリンツ・オイゲン級重巡洋艦
- プリンツ・オイゲン、ザイドリッツ
- アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦
- 鹵獲重巡洋艦
- フェリクス・シュルツ:元合衆国海軍ボルチモア級重巡洋艦ピッツバーグ。
- 軽巡洋艦
- ライプツィヒ、マグデブルグ、ポンメルン
- ケーニヒスベルク級
- ケルン
- M級軽巡洋艦
- コルベルク、マインツ、アウグスブルク
- モニター艦
- メッテルニヒ、タレイラン、フーシェ
- 駆逐艦
- Z級駆逐艦
- Z24、Z28、Z30、Z31、Z57、Z62、Z68、Z72
- Z級駆逐艦
- 空中巡洋艦
- L90級空中巡洋艦
- L100級空中巡洋艦
- L101
- 艦載機
- Ta483:艦上ジェット戦闘機、Ta183(フッケバイン)の艦載型。
- He481A-1:艦上ジェット戦闘機、He281の艦載型。
- Me462A-2:艦上ジェット攻撃機、Me262A-2の艦載型。
[編集] 空軍
- 戦闘機
- メッサーシュミットMe262
- フォッケウルフTa183(フッケバイン)
- ドルニエDo435A
- 爆撃機
- アラドAr234
- 空中警戒管制機
- アラドAr234C-LRKII
- 輸送機
- ユンカースJu252D
- 試験機
- ユンカースJu52地上制圧試験機(フーゴー)
[編集] 宇宙軍
- 機動戦艦
- フォン・ブラウン:第四次世界大戦終結直後に、二十年前に故障した人工衛星と衝突、大破した。
[編集] 英連邦
[編集] 陸軍
- Mk.IV チャーチル歩兵戦車
[編集] 海軍
- 戦艦
- キングジョージV世級戦艦:50口径35.6cmの主砲を装備した戦艦。三基の主砲塔のうち、一番、三番は四連装、二番は二連装、計十門という特徴的な配置を持つ。
- キングジョージV世
- プリンス・オブ・ウェールズ
- デューク・オブ・ヨーク:ドイツ軍により完成。
- アンソン:ドイツ軍により完成。
- ハウ:船台上で破壊。
- キングジョージV世級戦艦:50口径35.6cmの主砲を装備した戦艦。三基の主砲塔のうち、一番、三番は四連装、二番は二連装、計十門という特徴的な配置を持つ。
- 航空母艦
- イラストリアス級航空母艦
- イラストリアス
- ヴィクトリアス:ドイツ軍により完成。
- フォーミタヴル:ドイツ軍により完成。
- インドミタヴル:船台上で破壊。
- 五番艦:名称不明、未着工。
- 六番艦:名称不明、未着工。
- イラストリアス級航空母艦
- 駆逐艦
- オーク:英連邦に供与された日本海軍松級護衛駆逐艦のうちの一艦。
- C級駆逐艦
- フレイザー
- 艦載機
- 艦上雷撃戦闘機
- ブラックバーン・ファイアブランド
- ブラックバーン・ファイアクレスト
- 艦上雷撃戦闘機
[編集] 合衆国
[編集] 陸軍
- M3中戦車
- M4中戦車
[編集] 海軍
- 重巡洋艦
- ニューオーリンズ級重巡洋艦
- アストリア、クインシー、ヴィンセンス
- ウィチタ級重巡洋艦
- ニューオーリンズ級重巡洋艦
[編集] 空軍
[編集] イタリア
[編集] 海軍
- 戦艦
- レパント級戦艦:50口径40cmの主砲を装備した戦艦。三連装三基、計九門の主砲を持つ。
- レパント、アクティウム
- ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦:50口径38cmの主砲を装備した戦艦。三連装三基、計九門の主砲を持つ。
- ヴィットリオ・ヴェネト、リットリオ、ローマ、インペロ
- カイオ・デュリオ級戦艦:44口径32cmの主砲を装備した戦艦。連装二基、三連装二基、計十門の主砲を持つ。
- カイオ・デュリオ、アンドレア・ドリア
- レパント級戦艦:50口径40cmの主砲を装備した戦艦。三連装三基、計九門の主砲を持つ。
- 重巡洋艦
- フランチェスコ・フェレッチオ
- マルコ・ポーロ
- テリヴィーレ級重巡洋艦
- テリヴィーレ、ガランデュオーモ
- トレント級重巡洋艦
- トレント、トリエステ
- ザラ級重巡洋艦
- ゴリツィア
- ボルツアーノ級重巡洋艦
- ボルツアーノ
- 軽巡洋艦
- エトナ、ヴェスビオス、コンスタンツォ・チノア、ヴェネチア、アブルッチ、ジュゼッペ・ガリバルディ、クラウディオ・ティベリオ
[編集] ヴィシーフランス
[編集] 海軍
- 航空母艦
- ジョッフル級航空母艦
- ジョッフル
- ジョッフル級航空母艦
- 重巡洋艦
- サン・ルイ級重巡洋艦
- サン・ルイ
- サン・ルイ級重巡洋艦
- 軽巡洋艦
- ド・グラース級軽巡洋艦
- ド・グラース
- エミール・ベルタン級軽巡洋艦
- エミール・ベルタン
- ド・グラース級軽巡洋艦
[編集] 登場人物
[編集] 日本
- 清水貞樹:加藤、森井と同期。主計士官として比叡を初めとする艦船に搭乗。海軍視点での描写における主要人物。
- 加藤伸郎:清水、森井と同期。海軍陸戦隊に所属。ソコトラ島を巡る激戦(7巻 バーニング・アイランド)で重要な役割を果たす。
- 森井俊之:清水、加藤と同期。空母の航空隊に所属。インド洋~ソコトラ島を巡る航空戦における主要人物。
- 鹿内靖:開戦時は統合航空軍に所属。負傷により操縦資格を失い、情報部門に転じる。
- 藤田智広:カナダに派遣された陸軍の士官。カナダを巡る戦闘における主要人物。
- 菅沼拓三:日英枢軸軍のカナダへの輸送部隊とドイツ潜水艦部隊の死闘(死戦の太平洋)における主要人物の一人。
- 大島 :病気で予備役となっていたものの、戦争の勃発により復帰、駆逐艦艦長となる。ソコラト島を巡る戦闘時には清水が部下として配属されている。大戦終盤におけるアイスランド近海での戦闘で、重要な役割を果たす。
[編集] ドイツ
- アーダルベルト・フォン・ギースラー
- パウル・フォン・ギースラー
- ゴッドハルト・フォン・ギースラー
- オットー・フォン・レヴィンスキー
- ゲオルク・ジークフリート・ノルトマン
- ロルフ・ゼルメカ
- カール・テクトマイヤー
- パウル・シュレーデル
- エアハルト・フラー
- オットー・ロスラー
- ヴォルフガング・アイゼン
- オズヴァルド・ヴィンター
[編集] 英連邦
- チャールズ・エヴェレット・ヒース:日英枢軸軍のカナダへの輸送部隊とドイツ潜水艦部隊の死闘(死戦の太平洋)における主要人物の一人。
- バーナード・コックス:日英枢軸軍のカナダへの輸送部隊とドイツ潜水艦部隊の死闘(死戦の太平洋)における主要人物の一人。
[編集] 合衆国
- ウィリアム・パトリック・ヒトラー
[編集] 各巻題名など
- 『戦艦大和夜襲命令』(徳間文庫)収録「戦艦《フリードリヒ》を撃沈せよ」
- 本編3巻の前半に相当するエピソード。この時点ではまだゲーム版の設定を引きずっている。
- 『レッドサン ブラッククロス 1 合衆国侵攻作戦』(徳間文庫)
- 『レッドサン ブラッククロス 外伝1』(徳間書店新書)
- 『奇想艦隊』3号~6号初出。
- 『レッドサン ブラッククロス 2 迫撃の鉄十字』(徳間文庫)
- 『レッドサン ブラッククロス 3 反撃の旭日旗』(徳間文庫)
- 『レッドサン ブラッククロス 4 作戦グスタフ発動』(徳間文庫)
- 巻末に短編一本収録(『奇想艦隊』7号初出)。
- 『レッドサン ブラッククロス 5 第二戦線崩壊』(徳間文庫)
- 『レッドサン ブラッククロス 6 インディアン・ストライク』(徳間文庫)
- 『レッドサン ブラッククロス 7 バーニング・アイランド』(徳間文庫)
- 『レッドサン ブラッククロス 外伝2』(徳間書店新書)
- 『レッドサン ブラッククロス 外伝3』(徳間書店新書)
- 『レッドサン ブラッククロス 秘録』(徳間書店新書)
- 作品世界内で発行された実録戦記という設定で、ノーマン・スピンラッドの『鉄の夢』同様、本の中に別の本を一冊丸ごと収録したメタ的な構成。
- 『レッドサン ブラッククロス 密書』(徳間書店新書)
- 短編二本と評論・データ集など。各章の筆者は作者の友人知人(作中にも実名で出演している)の名義となっているが、彼ら自身が書いたのかどうかは不明。
- 『レッドサン ブラッククロス 死戦の太平洋 上』(中央公論社新書)
- 『レッドサン ブラッククロス 死戦の太平洋 下』(中央公論社新書)
- 『レッドサン ブラッククロス 1 合衆国侵攻作戦』(中央公論社新書)
- 文庫版に短編二本を追加。
- 『レッドサン ブラッククロス 2 迫撃の鉄十字』(中央公論社新書)
- 文庫版に短編二本を追加。
- 『レッドサン ブラッククロス パナマ侵攻 1』(中央公論社新書)
- 『レッドサン ブラッククロス パナマ侵攻 2』(中央公論社新書)
- 『レッドサン ブラッククロス 外伝 戦艦ヒンデンブルグの最後』(徳間文庫)
- 新書版の外伝1に短編一本を追加。
- 『レッドサン ブラッククロス 外伝 爆撃目標、伯林!(ターゲット、ベルリン!)』(徳間文庫)
- 新書版の外伝2に短編一本を追加。
- 『レッドサン ブラッククロス 外伝 フリードリヒ大王最後の勝利』(徳間文庫)
- 新書版の外伝3に短編一本を追加。
[編集] 関連項目
- 豪屋大介