ワープロソフト
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ワープロソフトとは、パーソナルコンピュータ上で動作する、ワード・プロセッサーを模したプログラム(ソフトウェア)である。
ただし、ワープロソフト製品によっては、製品固有の漢字変換機能を内蔵するものと、パソコン上で他のソフトでも使用できるように、漢字変換ソフト「FEP(フロントエンドプロセッサ) / IME」を独立させて、連携して文書作成機能を実現しているものがあり、現在ではパソコンを他の用途に使用する時も同一の漢字変換手順で使用できるために、「ワープロソフト+漢字変換ソフト」の組み合わせで提供する製品形態がほとんどである。この場合に漢字変換ソフトの変換処理の優秀さがセールスポイントとされ、それだけを単独で販売している製品もある。
文書を作成するのみならず、文書をより効果的にするために、文字の装飾や文字間隔の調整、図表の挿入などの編集機能を備えている。一方、装飾的機能を持たないテキスト編集のみのプログラムをテキストエディタという。
主流といわれるワープロソフトには、DTP(Desk Top Publishing)で使用できるほどの高度な編集機能を持つものがある。
[編集] 著名なワープロソフト
- Microsoft Word(マイクロソフト)
- 一太郎(ジャストシステム)
- Lotus WordPro(IBM〈旧 ロータス・デベロップメント〉)
- OpenOffice.org Writer(OpenOffice.org)、StarSuite Writer(サン・マイクロシステムズ)
- OASYS(富士通)
- 松(管理工学研究所)
[編集] ワープロソフトの歴史
- 1980年代のアメリカの代表的なワープロソフトの1つ。
[編集] 関連項目
- ワードプロセッサ
- Rich Text Format - 簡易のワープロ用データフォーマット
- OpenDocument
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