出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
人間性心理学(にんげんせいしんりがく、Humanistic Psychology)とは、それまでに支配的であった精神分析や行動主義とは対照的に、主体性・創造性・自己実現といった人間の肯定的側面を強調した心理学の一群の潮流のことを指して言うものである。アブラハム・マズローは、精神分析を第一勢力、行動主義を第二勢力、人間性心理学を第三勢力と位置づけた。
人間性心理学に属する理論・療法には、実存分析、現存在分析、マズローの自己実現理論、来談者中心療法、ゲシュタルト療法、交流分析、エンカウンターグループ、フォーカシングなどがある。