仕掛人・藤枝梅安
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仕掛人・藤枝梅安(しかけにんふじえだばいあん)とは、小説家・池波正太郎による、藤枝梅安を主人公とする小説のシリーズで、全7巻・38話。梅安の表の顔は、針医者だが、その実凄腕の仕掛人(殺し屋)である。仕掛人は、依頼者(起り)からの依頼を取り次ぐ仲介人(蔓)を通じて殺しを請け負う。
テレビ時代劇として、小林桂樹主演(1982年~1983年に7本)、渡辺謙主演(1991年)、岸谷五朗主演(2006年)で製作されている。岸谷五朗主演作はフジテレビ・松竹制作である。
目次 |
[編集] 仕掛人・藤枝梅安シリーズ
- 殺しの四人
- おんなごろし
- 殺しの四人
- 秋風二人旅
- 後は知らない
- 梅安晦日蕎麦
- 梅安蟻地獄
- 春雪仕掛針
- 梅安蟻地獄
- 梅安初時雨
- 闇の大川橋
- 梅安最合傘
- 梅安鰹飯
- 殺気
- 梅安流れ星
- 梅安最合傘
- 梅安迷い箸
- さみだれ梅安
- 梅安針供養
- 銀杏落葉
- 白刃
- あかつきの闇
- その夜の手紙
- 地蔵堂の闇
- 寒鯉
- 梅安乱れ雲
- 梅安雨隠れ
- 梅安乱れ雲
- 寒鴉
- 凶刃
- 東海道の雲
- 瀬戸川団子
- 薬湯と白飴
- 梅安影法師
- 殺気の闇
- 三人の仕掛人
- 稲妻
- 春雷
- 逆襲
- 菱屋の黒饅頭
- 梅安冬時雨
- 鰯雲
- 師走の闇
- 為斎・浅井新之助
- 左の腕
- 襲撃
作者の死去により未完。
[編集] 劇画
さいとう・たかを作画、北鏡太脚色のもと、リイド社発売の時代劇画雑誌「コミック乱TWINS 」にて連載中。 なお単行本もリイド社発行で、最新巻は第19巻。
[編集] 備考
梅安の宿敵となる白子屋菊右衛門は『鬼平犯科帳』にも登場している。また、『剣客商売』の主人公・秋山小兵衛もその存在が語られており、この三作品は同じ世界のほぼ同じ時期を舞台にしていると言える。
「梅安荒梅雨」で、小杉十五郎が老中辞任後の松平定信の用心棒になる話があり、その舞台が1798年とされている。