分散型
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分散型(ぶんさんがた)とは、複数のコンピュータなどに分散して機能を持たせること、またはそれで一つの機能を動作させる考え方。集中型の反対の意味として用いられる。
複数の設備が必要なためコストがかかる反面、一部に障害がおきても全体の機能が止まることは少なくなる。
軍事目的に始まったインターネットの原型のARPANETでは、分散と迂回が基本的な考え方となった。
またこの他の意味として、鉄道車両の空調設備を一体化せず、数箇所に分けて設置する方式も指す。
[編集] 検索エンジンでの例
GoogleのPageRankが先駆けとなったlink popularityは、分散型の評価システムである。
[編集] ウェブディレクトリでの例
データを一定の条件のもとで、自由なカスタマイズまで許容して分散させる Open Directory Projectは、分散型のデータ管理である。