古田新太と犬山犬子のサンデーおちゃめナイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
古田新太と犬山犬子のサンデーおちゃめナイト(ふるたあらたといぬやまいぬこの-)は、ニッポン放送で放送されていたラジオ番組。パーソナリティーは古田新太と犬山犬子(現・犬山イヌコ)。
目次 |
[編集] 概要
放送期間は1994年4月-1997年9月。放送時間帯は日曜日21:00-25:30(最初の半年は21:30-)。 4時間30分の番組枠のなかに30分の録音番組を5本(一時期6本)内包し、残りの時間を古田と犬山の生トークで埋めるという構成の番組。従って本来番組の本質である生トークの部分は4時間半の半分にも満たず、変則的な番組であった。キャッチフレーズは“日曜夜のブルーな気分を吹っ飛ばせ!”。
同局の日曜夜は元々南野陽子、工藤静香、中山美穂など女性タレント・アイドルが担当する番組が設定されている時間帯であり、当時も数本のアイドル番組を放送中であった。それらを生ワイド枠に内包することで既存の番組に連帯感を与え、リスナーをより引き付ける事に成功した。最小限の資源で最大の効果を得るという、ある意味画期的な発想の番組といえよう。なお同局の日曜夜の生ワイド番組はこの番組が初である。
同局で当時放送されていた新日鉄コンサートも同番組内に内包された。他の録音番組は進行に伴い開始時間が多少前後するが、新日鉄コンサートだけはスポンサーの関係もあり従前どおり22:30ちょうどから始まった。
また番組の構成作家には大倉利晴、鈴木おさむ、宮川賢らがいた。
番組中はその日のテーマに沿って電話、FAXで投稿を受け付けるという生ワイドの王道的な形式。 優秀な投稿者にはノベルティグッズとして「おちゃめん」「おちゃめ茶」が贈られた。それぞれ犬山手書きのお面組み立て用紙(のコピー)、プーアル茶のティーバッグ。
なお、この番組の終了後も犬山はひき続きニッポン放送で日曜夜に犬山犬子のポケモンアワーの担当を務めた。
[編集] 主なコーナー
- おちゃめFAXクイズ
- テレショック・サンデー
- おちゃまぜホットウェーブ(NRN系列企画ネット番組「COKE TEEN'S CLUB HOT WAVE」)
- はちゃめちゃベスト3
- 見分けかたベスト3
- 言葉戦隊ダジャレンジャー
- マキバオー先生の人生相談
[編集] 番組内の録音番組
「新日鉄コンサート」を除き、各番組の開始前には古田・犬山との掛け合いがあり、ニッポン放送と地方局ではオープニング内容が異なる。
- 葉月里緒菜 ビーナスタイフーン
- 森高千里 千里の道も一歩から
- 森高千里 STEP BY STEP
- 坂井真紀 いつだってひまわり!
- 常盤貴子 ムーンライトパニック
- 内田有紀 夜空にYOUKISS
- 篠原涼子 感度♥良好!!
- SPEED ハイ!SPEEDで行こう!
- 新日鉄コンサート
[編集] 番組本回収事件
1996年3月に発売された番組本「野茂とホモの見分け方-はちゃめちゃベスト3」(扶桑社、ISBN 4594019439)が、「同性愛者を揶揄する内容」という理由で人権団体から抗議があり、回収されるという事態となった。その後、「コギャルと子ザルの見分け方-はちゃめちゃBEST3」というタイトルになり、内容の一部を差し替えた上で再発売されることとなった。