宮城谷昌光
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宮城谷昌光(みやぎたに まさみつ、1945年2月4日 - )は日本の時代小説・歴史小説作家。もともとは恋愛小説などを書いていたが歴史小説を書くようになった。史記を始めとする漢籍を修めただけでなく白川静に深い影響を受け金文や甲骨文字まで学んだ。殷、周、春秋戦国時代など古代中国に素材を求めた作品が多い。近年は日本の戦国時代を題材にした作品も手がけている。代表作に『重耳』など。本名は宮城谷誠一(みやぎたに せいいち)。愛知県蒲郡市生まれ。愛知県立時習館高等学校、早稲田大学第一文学部英文科卒。
- 1990年に『天空の舟』で直木賞にノミネートされる。
- 1991年に『天空の舟』で新田次郎文学賞『夏姫春秋』で第105回直木賞を受賞した。
- 1993年、『重耳』で第44回芸術選奨文部大臣賞受賞。
- 2000年、第3回司馬遼太郎賞受賞。
- 2001年、『子産』で第35回吉川英治文学賞受賞。
- 2004年、第52回菊池寛賞受賞。
- 現在、文藝春秋誌上で「三国志」を連載中
[編集] 作品リスト(中国の歴史小説)
- 天空の舟
- 夏姫春秋
- 重耳
- 侠骨記
- 名相管仲の治める斉の前に劣勢が続く隣国魯の将軍曹沫は決意を胸に斉との盟約の場に望む。ほか、平民から帝となった舜(俊)、周王朝黎明期を太公望と共に支えた召公奭、奴隷の身分から秦の君主に買われ宰相となり万民に慕われた百里奚を描いた短編4編を収録。
- 介子推
- 孟嘗君
- 斉の公族・田嬰の子として生まれた文は、不吉な5月5日生まれということで実の父から殺されそうになる。だが文は天・地・人に助けられ生き延び成長していく。斉、魏、秦の宰相を歴任し、数千人の食客を抱え、「鶏鳴狗盗」などの故事でも知られる孟嘗君・田文の物語。
- 春秋の名君
- 太公望
- 管仲
- 春秋きっての名宰相管仲の生涯。
- 晏子
- 子産
- 楽毅
- 玉人
- 史記の風景
- 著書の時代(夏~漢)についての記述、説明などのエッセイ。
- 奇貨居くべし
- 王家の風日
- 華栄の丘
- 沈黙の王
- 長城のかげ
- 秦末期、楚漢戦争と呼ばれる項羽と劉邦の時代を両者の幼馴染など近しい人の目線で描いた短編5編収録。
- 孟夏の太陽
- 沙中の回廊
- 花の歳月
- 香乱記
- 秦末の動乱期、項羽や劉邦と並び立った斉王・田横の生き様を描く。
- 周王朝は一度滅び、諸侯の手で東遷し再興したが、もはや往時の力は有していなかった。変わって天下を収攬したのは「覇者」と呼ばれる諸侯たちであった。覇者の時代、それは数多くの名臣が活躍した時代であった。
- 戦国名臣列伝
- 前代の秩序は崩壊し、天下には王が並び立った。武で、文で、弁舌で、天下に名を轟かせた名臣たちが激動の時代を生きていた。
[編集] 作品リスト (日本の歴史小説)
- 風は山河より