小乗
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基本教義 |
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縁起、四諦、八正道 |
三法印、四法印 |
諸行無常、諸法無我 |
涅槃寂静、一切皆苦 |
人物 |
釈迦、十大弟子、龍樹 |
如来・菩薩 |
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部派・宗派 |
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小乗(しょうじょう)とは仏教の教義の区分のひとつ。ヒナヤーナ。小さな(ヒナ)乗り物(ヤーナ)の意味。
個人の解脱を目的とする教義を一人しか乗せられない小さな乗り物に例えたもの。衆生の救済を目的とする教義(大乗、大乗仏教、大きな乗り物)と対比的に用いる。これは大乗仏教の側からの蔑称であることに配慮して、現在では部派仏教、上座部仏教などと呼ぶ。
なお、「大きな乗り物」を自称した初期大乗仏教(般若経の論師たち)が当初批判の対象としたのは説一切有部(せついっさいうぶ)という部派で、必ずしも部派仏教全体を批判したわけではなかった。また、大乗仏教側が「小さな乗り物」と相手を貶める呼び方をしたのもかなり後世になってからのことである。
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