巨勢氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
巨勢氏(こせうじ)は大和国高市郡巨勢郷を本拠とした古代豪族。許勢、居勢とも書く。
『記紀』によると武内宿禰の五男、許勢小柄宿禰を祖する。巨勢臣・雀部(ささきべ)臣・軽部臣につながる。6世紀以降、集中的に『日本書紀』に現れる。
- 継体紀:巨勢男人が大臣となり紗手媛・香々有媛を安閑天皇に嫁がせる。
- 用明2年(587年)丁未の乱では巨勢臣比良夫が従軍し、物部大連守屋を滅ぼす。
- 大化5年(649年)巨勢徳陀は左大臣となる。
- 672年壬申の乱の時、巨勢人・巨勢奈弖麻呂親子は近江方につき乱後、刑死。
- 天武13年(684年)、巨勢徳陀の子巨勢黒麿が朝臣姓を賜る。
- 徳川吉宗の母お由利の方は巨勢氏の出と言われる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 日本の歴史関連のスタブ項目 | 人物関連のスタブ項目 | 日本の氏族 | 飛鳥時代 | 近畿地方の歴史