急速進行性糸球体腎炎
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急速進行性糸球体腎炎(きゅうそくしんこうせいしきゅうたいじんえん、英rapidly progressive glomrulonephritis; RPGN)とは急速に進行し腎不全に至るきわめて予後不良な疾患の一群を指す。
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[編集] 原因
原発性のものと二次性のものがある。
- 原発性
- 二次性
- 基礎疾患として、急性糸球体腎炎、Goodpasture症候群、紫斑病性腎炎、ループス腎炎、関節リウマチ、ウェゲナー肉芽腫症、多発血管炎等が挙げられる。
[編集] 症状
全身倦怠感、発熱、食思不振、浮腫、肉眼的血尿などがみられる。
[編集] 検査
- 尿検査...血尿、蛋白尿
- 血液検査...血清クレアチニン高値、CRP高値、貧血、ANCA(MPO-ANCA,PR3-ANCAとも)、抗GBM抗体、抗核抗体、抗DNA抗体
- 腎臓生体針検査...糸球体に半月体形成が見られる。
[編集] 治療
ステロイドや免疫抑制剤を投与することがある。患者の一部には人工透析導入も行われる。
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