桂ヒナギク
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桂 ヒナギク(桂 雛菊、かつら ひなぎく)は、畑健二郎の漫画作品及びそれを原作とするアニメ『ハヤテのごとく!』に登場する架空の人物。アニメでの声優は伊藤静。
[編集] プロフィール
- 生年月日:3月3日
- 血液型:O型。
- 年齢:16歳。
- 身長:161cm。
- 体重:45kg。
[編集] 人物
1年生でありながら白皇学院高等部の生徒会長を務め、教師である姉よりも出来がいいと評判である。家族構成は義父、義母、雪路(実姉)。才色兼備で、何事にも努力を惜しまない努力家であり、大抵のものは克服してきたが、極度の高所恐怖症は克服出来ていない。その為、生徒会室のある時計塔から見える絶景を一度しか見たことがなく、また、マラソン大会自由型の時もこの弱点を突かれてハヤテに敗れた。責任感が強く、筋の通った性格であるが、ナギ以上の負けず嫌いで、勝ち負けに拘る一面も見せる。また、男より男らしい性格のためバレンタインデーには美希を始めとした女の子から毎年大量のチョコを貰っている。しかし本人は自分が男らしいことが悩みとなっており、美希が言うには昔に比べると多少は女の子らしくなったらしい。
剣道部の部長を務め、鷺ノ宮家家宝の名匠正宗作の木刀・正宗を使いこなす。作者曰く、ヒナギクは正義の味方でもあるとのこと。正宗は一旦伊澄の手に戻ったが、現在は再びヒナギクの手にある(7巻のカバー裏参照)。活動的なためか、スカートの下にはスパッツを履いている。ナギに「胸の大きさは私と似たようなもんだ!」と言われるほどの貧乳で、そのことで多少コンプレックスを抱いている(ナギはまだ13歳としてもヒナギクは16歳なので)。
5歳の時に慕っていた両親の失踪(詳細は雪路を参照)がトラウマになり、「好きになった人はいなくなってしまうのではないか」という不安を抱えていたため恋に臆病になっていた。いつも付けているヘアピンは、貧しい時に実の両親からもらった誕生日プレゼントらしい。先に挙げた両親の失踪もあり、姉には金融で金を借りることを固く禁じている。グータラな姉とは何かとケンカが絶えないが、本当は姉のことをとても大事に思っている。
ハヤテに対しては、初対面から自分を名字ではなく名前で呼ばせるほど興味を示した。彼女もハヤテを「ハヤテ君」と呼ぶが、一時期は対抗意識から「綾崎君」と呼んでいたこともある。「親に借金を押しつけられ捨てられた」という共通の境遇もあって、徐々にハヤテに惹かれていったが、当初は上記のトラウマによる不安のせいで自分のハヤテへの思いを認められないでいた。しかし、彼女の誕生日についに恋愛感情を自覚する。一方で、恋愛感情を自覚するより以前に「歩を応援する」と約束していたため、どうすべきか悩みを抱えることとなる。ちなみに、ハヤテに会うまで恋をしたことがなく、それも自分の思いが恋愛感情だと自覚できなかった理由の一つである。
当初サブヒロインとして登場したがメインヒロイン級に扱われることが多く、それもあってか第1回人気投票では第2位にダブルスコア以上の大差で圧勝して第1位を獲得した。また作者曰く、ヒナギクとナギは他のキャラと比べて圧倒的に描きやすいとのこと。