欠損歯
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欠損歯(けっそんし)とは、歯列の中で存在していない歯のこと。先天的に歯胚が作られないために歯が存在しない場合と、後天的に歯を喪失する場合がある。通常、欠損部位は局部床義歯やブリッジにより補綴されるが、先天欠損の場合、欠損歯の両側の歯の間に空隙がないこともある。
[編集] 先天欠損
先天的な歯の欠損は、逆の過剰歯の例に比べると非常に多い。人間は進化の過程で少しずつ歯の数を減らしてきており、先天欠損はその進化系で有るとの考えが一般的である。男性よりも女性に多い。
近年、第三大臼歯の欠損は一般的となり、すでに第二大臼歯までしか歯列として数えず、第三大臼歯は最初から数えないことが多い。
この他、切歯、小臼歯でもそれぞれの歯種の最後方歯が欠損をすることが多い。
[編集] 歯の喪失
歯の喪失により欠損となる原因としては、歯周疾患などで失われる場合や、う蝕などにより抜歯される等、数多くの例が存在する。
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