清松みゆき
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清松みゆき(きよまつ みゆき、1964年1月10日 - )はゲームデザイナー、小説家、翻訳家。グループSNE所属。大分県出身。京都大学SF研究会OB。
筆名から間違えられやすいが男性である。この筆名は、本名の諱字から度々女性と誤解されることにうんざりしていた本人が開き直ってつけたものという(本名は「美行」と書いて「よしゆき」と読む)。山北篤と並ぶ理系のゲームデザイナーとして、アメリカンフットボールの愛好家として有名。
目次 |
[編集] 作品
[編集] テーブルトークRPG
- ソード・ワールドRPG
- システムデザイン
- ソード・ワールドRPG(富士見書房) - ルール部分及び「混沌の地」を担当している。
- ソード・ワールドRPG完全版(富士見書房)
- ソード・ワールドRPGスタートブック
- ソード・ワールド・カードRPG
- ソード・ワールド・カードRPG2
- ソード・ワールドRPGベーシック(新紀元社)
- システムサポート、世界設定サポート
- ソード・ワールドRPG Q&Aブック
- ソード・ワールドRPGツアー
- ソード・ワールドRPGサポート
- リプレイ
- ソード・ワールドRPGリプレイ 第3部(全4巻)
- ソード・ワールドRPGリプレイ バブリーズ編(全4巻)
- ソード・ワールドRPGリプレイ 風雲ミラルゴ編(全2巻)
- ソード・ワールドRPGリプレイ 第5部(全2巻)
- ゲームマスター・アクセサリー(CD-ROM、Microsoft Windows版)
- システムデザイン
- ドラゴンハーフRPG(富士見書房)
- 央華封神RPG(メディアワークス)
[編集] ボードゲーム
- ダービースタリオンボードゲーム(アスキー)
[編集] 小説
- 妖魔夜行・百鬼夜翔(角川スニーカー文庫)
- ソード・ワールド短編集(富士見ファンタジア文庫)
- バブリーズ・リターン
- 赤い鎧 シリーズ
- ソード・ワールド・ノベル
- 混沌の夜明け(全四巻)
- 混沌の大地
- ミラー・エイジ(グループSNEリレー小説)
- 第6話 虚像
[編集] ソード・ワールドRPG関連項目
90年代初頭には『月刊ドラゴンマガジン』及び『RPGドラゴン』誌上でQ&Aコーナーを連載し、読者投稿から採用されたアイディアのデータ化も担当していた。Q&Aコーナーは1990年代後半まで続き[1]、天野喜孝のイラスト、佐々木亮[2]の漫画醸し出す雰囲気と、リプレイの登場人物から編集者、水野良、山本弘らの関係者、Q&Aオリジナルのキャラクターまでが登場する賑やかさ、遊びの多い文章が好評であった[3]。
1992年11月号からはテーブルトークRPG (TRPG) ソード・ワールドRPGリプレイ第3部、世に言うバブリーズ編のゲームマスター (GM) を務めた。ルールの穴を突くプレイヤーの行動に苦しめられた戦訓は完全版ルールブックを作成するきっかけとなっている。第3部が一応の完結を見た後は第4部、第5部のGMも引き続いて担当した。この間、RPGドラゴンにおいて混沌の地を舞台とした「波濤の彼方に待つもの」などの連載も担当していたが、雑誌の休刊とともに中断、未完のままとなっている。
しかし第3部リプレイがあまりにインパクトが強かった(ソード・ワールド関連で再販本が出たのは、このシリーズが最初である。後、山本弘 がGMを務めた『スチャラカ冒険隊シリーズ』が復刻された)ため、続く第4、5部リプレイはバブリーズの圧倒的な存在感の前に苦戦を強いられ[4]。、折からのマジック・ザ・ギャザリングなどトレーディングカードゲームの興隆によるTRPG冬の時代もあって第5部アンマント財宝編終了後しばらくソード・ワールドRPGリプレイは休止することになる。 この間にはRPGドラゴンの休刊などもあったが、Q&A、完全版に関する書籍などソード・ワールドのサポートは途切れることなく継続させた。
2001年から復活した新ソード・ワールドRPGリプレイ(へっぽこーずシリーズ、GMは秋田みやび)、新ソード・ワールドRPGリプレイNEXT(ぺらぺらーずシリーズ、GMは藤澤さなえ)では監修も務め、ツボを押さえたトークの面白さ、短編「パン・マン」の執筆などプレイ中に発生したネタを世界観に合うよう加工し背景世界に組み込んでいく手腕の健在ぶりも見せた。そうかと思うとNEXT第2巻「ダンジョン・パッション」の監修ではかつてとはやや印象の異なる、脱線をも受け入れる一面も見せている。
だが自ら筆を執る作品においては脱線の公式化を許容しない姿勢を貫いているようで、グループSNE公式サイトに投稿された『友愛団』(アノス盗賊ギルドの別名)に関する設定に関して、『友愛団はバブリーズが言っているだけ』とのコメントを返している。 もっとも猫の街の冒険ではプレイヤーの設定からシナリオを組み上げる、積極的に背景に採用するなどしており、姿勢の変化も見られる。
[編集] 註
- ^ 現在はグループSNE公式サイト内で継続している。
- ^ 佐々木はフォーセリア・ガゼットのイラストも担当。Q&Aコーナーの漫画は本誌付録のポスターも作られるほど好評であった。
- ^ 『ウォーリーを探せ!』ブームの際にはコーナー内で『ウォーリーを探せ!』をやったこともある。
- ^ 理由はそれだけではないとの見方もある。