湯川れい子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
湯川 れい子(ゆかわ れいこ、女性、1939年1月22日 - )は音楽評論家、作詞家、翻訳家。東京都出身。
ジャズ評論家として1960年にスウィング・ジャーナル誌で執筆をはじめる。 その後ラジオのDJやワイドショーのコメンテーターなどでメディアに自ら出演。作詞、翻訳、ノンフィクション作家など活躍の場を広げる。日本作詞家協会副会長、日本音楽著作権協会理事、日本大衆音楽文化協会理事も務める。
また、環境問題や反戦平和運動などボランティア活動も積極的にしている。このため、社会民主党から東京都知事選挙への出馬を要請されたことがあるが、辞退をしている。
1965年、エミー・ジャクソンの歌った『涙の太陽』を作詞。この曲は当時日本コロムビアの洋楽レーベルであったCBSから発売され、湯川れい子もR. Hot Rivers名義で英語で作詞した(同時期に青山ミチのヴァージョンのために日本語詞も書いており、その日本語詞がのちに安西マリアに歌われることになる)。その後、安西マリア、サンディー、田中美奈子、メロン記念日などがカバーした。
日本経済新聞や東京新聞のコラムで「立ち読みは『盗み読み』という立派な犯罪」という持論を展開し一部で批判を受けている。
目次 |
[編集] 作詞
- あゝ無情(歌:アン・ルイス)
- 六本木心中(歌:アン・ルイス)
- 雨のリグレット(歌:稲垣潤一)
- 246:3AM(歌:稲垣潤一)
- ロング・バージョン(歌:稲垣潤一)
- 雨の朝と風の夜に(歌:稲垣潤一)
- 風のマジカル(歌: 小泉今日子、映画ドラえもん「のび太の魔界大冒険」主題歌)
- 風のマドリガル(歌:南野陽子)
- 恋におちて-Fall in love-(歌:小林明子)
- 涙の太陽(歌:エミー・ジャクソン、安西マリア)
- センチメンタル・ジャーニー(歌:松本伊代)
- 人生変えちゃう夏かもね(歌:西田ひかる)
- SOLITUDE(歌:中森明菜)
- 恋はハート・オブ・ファイアー(歌:中西圭三)
- 火の鳥(歌:中島美嘉、NHKのアニメ「火の鳥」のテーマソング)
- 月のワルツ(歌:諫山実生 アニメーション:いしづかあつこ NHK「みんなのうた」2004年10月~11月採用曲)
- ハリケーン(歌:ラッツ&スター)
- ランナウェイ
- 街角トワイライト
- 「トレンドは白。」のテーマ(白いMY LOVE)(歌:栗林誠一郎)
- The Grapes Of Worth(歌:栗林誠一郎、原曲はBLIZARDの「OVER HEART」(作詞は星野今日子))
- 恋のヌケガラ(歌:美勇伝)
- サニー・シャイニー・モーニング(歌:松尾清憲、テレビアニメ「めぞん一刻」オープニングテーマ)
- AMAPOLA(歌:沢田研二、訳詞)
- ドゥ・ドゥ・ドゥ・ダ・ダ・ダ (演奏:ポリス、日本語詞)
- 魔法でダンス(歌:デイビー・ジョーンズ)
- 恋するデイビー It's Now(歌:デイビー・ジョーンズ)
- 銀河旅行(歌:ザ・タイガース)
[編集] 社会的活動
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『幸福へのパラダイム』(第10回日本文芸大賞ノンフィクション賞)
- 『幸福への共時性』
- 『幸福への旅立ち』
- 『オーロラ・光ふる夜』
- 『結婚であなたが幸せになる13の法則』
- 『湯川れい子のロック50年―見た!聞いた!会った!世界のスーパースター達』(シンコーミュージック・エンタテイメント) ISBN 4401619692
[編集] 共著
- (寺山修司)『ジャズを楽しむ本』