猿まわし
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猿まわし(さるまわし)とは、猿使いの口上や太鼓の音に合わせて猿が踊りや寸劇などを見せる大道芸の一種。猿飼、猿曳、猿舞などとも呼ばれている。
猿を使った芸は奈良時代に中国から伝わったとされている。昔から馬の守護神と考えられてきた猿を使った芸は、厩祭や厄病除けの祈祷の際に重宝され、初春の祝福芸を司るものとして御所や高家への出入りも許されていた。
それが室町時代以降から徐々に宗教性を失い、猿の芸だけが独立して、季節に関係なく大道芸として普及していった。
昭和30年代に猿まわしは絶滅した。しかし、昭和52年に周防猿まわしの会が猿まわしを復活させた。
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