米山俊直
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米山俊直(よねやまとしなお 1930年 - 2006年3月9日)は日本の文化人類学者。京都大学名誉教授。
アフリカの農村の研究で知られている。 また日本の祭りについても幅広く研究しており、京都の祇園祭や大阪の天神祭などを取り上げている。
京都学を提唱するとともに、その世界的な拠点とすべく国際京都学協会を設立して理事長を務めていた。
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[編集] 略歴
- 1954年 - 三重大学農学部農学科を卒業。
- 1956年 - 京都大学大学院農学研究科修士課程を修了。
- 1956年 - イリノイ大学社会人類学部助手に就任。
- 1960年 - 京都大学に復学。
- 1961年 - 京都大学大学院農学研究科博士課程を単位取得退学。
- 1961年 - 京都大学農学部助手に就任。
- 1965年 - 甲南大学文学部助教授に就任。
- 1971年 - 京都大学教養部助教授に就任。
- 1981年 - 京都大学教養部教授に就任。
- 1992年 - 京都大学総合人間学部教授に就任。
- 1994年 - 京都大学を定年退官し、名誉教授の称号を受ける。
- 1997年 - 大手前女子大学学長に就任。
- 1999年 - 紫綬褒章を受章。
- 2006年 - 没
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『現代人類学を学ぶ人のために』(世界思想社)
- 『小盆地宇宙と日本文化』(岩波書店)
- 『都市と祭りの人類学』(河出書房新社)
- 『文化人類学の考え方』(講談社)
- 『アメリカ人を考える』(研究社)1972年
[編集] 共著
- 『北上の文化―新・遠野物語』(社会思想社)1963年