聖母たちのララバイ
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聖母たちのララバイ | ||
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岩崎宏美 の シングル | ||
リリース | 1982年5月21日 1993年10月27日(再発) |
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ジャンル | 歌謡曲 | |
レーベル | ビクター音楽産業 | |
チャート順位 | ||
ゴールド等認定 | ||
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売上枚数 | ||
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岩崎宏美 年表 | ||
檸檬 (1982年) |
聖母たちのララバイ (1982年) |
思い出さないで (1982年) |
『聖母たちのララバイ』(マドンナたちのララバイ)は、岩崎宏美の28枚目のシングル。1982年5月21日発売。発売元はビクター音楽産業(現・ビクターエンタテインメント)。
目次 |
[編集] 解説
シングルセールスとしては自身2番目のヒットであり、岩崎宏美の代表曲となる作品。
前年9月から放送がスタートした日本テレビ系の2時間ドラマ枠『火曜サスペンス劇場』のエンディングテーマ(主題歌)となったが、当初は同番組のエンドロール用に制作されただけであった。故に、放送される1コーラス分のみしか録音されておらず、作品化し発売する予定もなかった。
しかし、放送後の視聴者から作品化の要望が殺到したため、番組内で使用されているマスターテープを元に録音した物を製作し、一般応募による視聴者200名の抽選プレゼントとしたところ、28万通を超える応募はがきが殺到した。その好評の結果、正式なレコードとして発売される事となり、レコード会社間での紆余曲折の後、所属するビクター音楽産業より新たにフルバージョンを録音した。結果、1982年に入りシングル盤として発売される事になった。
発売2週目にしてオリコンシングルチャートで1位を獲得。岩崎自身1975年の『センチメンタル』以来約7年ぶり、通算3作目のチャート1位シングルとなった。セールスとしても80万枚を超える大ヒットを記録し、同年のオリコン年間シングルチャートでは3位を記録した。また、『ロマンス』に次ぎ自身2番目のシングルセールスとなった。
同年11月には第14回日本歌謡大賞を受賞。年末の日本レコード大賞にも期待が高まったが、楽曲が映画『ファイナル・カウントダウン』のメインテーマとメロディが似ていると同作の作曲者から指摘される。本作作曲者の木森敏之がこの類似点を盗作と認めたため、作曲クレジットが木森と、類似性の指摘された映画のメインテーマの作曲者であるジョン・スコットとの併記という共作クレジットに修正された。
この結果、外国人作家が製作した楽曲を大賞外とする日本レコード大賞の基準に当てはまり、大賞どころかノミネートにも至らなかった。
最終的には作曲者のクレジットがジョン・スコットとの併記となったが、現在でも木森単独の作曲とする資料や、コンピレーション盤が複数存在している。
翌1983年には第55回選抜高等学校野球大会入場行進曲に採用された。岩崎宏美の楽曲としては、1976年の『センチメンタル』以来2度目の選曲である。
1993年10月27日にはCDシングルとして再発されたが、その際は本作と入れ替わり2代目『火曜サスペンス劇場』主題歌となり、後にヒットした『家路』をc/w曲として収録している。
[編集] 収録曲
[編集] オリジナル盤
[編集] 1993年再発盤
- 聖母たちのララバイ
(作詞:山川啓介 編曲:木森敏之 / John Scott 編曲:木森敏之) - 家路
(作詞:山川啓介 作曲・編曲:木森敏之) - 聖母たちのララバイ (オリジナル・カラオケ)
(作曲:木森敏之 / John Scott 編曲:木森敏之) - 家路 (オリジナル・カラオケ)
(作曲・編曲:木森敏之)
[編集] 関連項目
オリコン週間シングルチャート第1位 1982年6月7日付~1982年6月28日付(4週連続) |
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前作: 田原俊彦 『原宿キッス』 |
岩崎宏美 『聖母たちのララバイ』 |
次作: Johnny 『$百萬BABY』 |
火曜サスペンス劇場 エンディングテーマ |
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選抜高等学校野球大会入場行進曲 |
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