至郎田正影
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至郎田正影(しろた まさかげ)は、漫画『魔人探偵脳噛ネウロ』に登場する架空のキャラクター。また、『真説ボボボーボ・ボーボボ』にも登場(特別出演)している。
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[編集] 声の出演
- 伊藤健太郎(ドラマCD)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 人物
「成功を呼ぶ店」と呼ばれるフレンチレストラン『シュプリームS(シロタ)』のオーナーシェフ。だが実際、その料理には違法な薬物が多量に含まれており、それを用いて“食の千年帝国”(遊戯王からと思われる(師匠もファン))を作ろうと画策していた。そのことから反対するシェフの海野浩二(うんの こうじ)を殺す。自らの編み出した究極の料理『ドーピングコンソメスープ』で、肉体を強化し逃走を図ったが、ネウロには全く通じず痩せ細った姿に変えられた。ネウロに攻撃をした時の破壊音が「ゴシャァン」というはずが、「ゴシカァン」であった事が、人気に火を灯した。そのあまりのインパクト故、2ちゃんねるを中心にインターネット上などの一部における彼の人気は多大なものである。登場した時点で殺人を犯している事も含め、この漫画が色々な意味で、普通の推理漫画では無い事を読者に知らしめた人物とも言える。
尚、ボディビルの項目から「薬物を使えば、誰でも簡単に筋骨隆々になれるというわけではない。薬物を使用しようがしまいが、ハードなトレーニングを実施しない限り筋肉は発達しない」というのが本当で、瞬時に効果が出たのは、「あくまで漫画だから」である。しかし「至郎田は筋肉を直接・瞬時に発達させるレシピを考えた!」「至郎田は普段からかなりのトレーニングをしており、DCS(ドーピングコンソメスープ)は、押さえた筋肉のパンプ・アップ(pump up)の為の起伏剤にすぎない」という線もある。
最近では、彼の根強い人気の高さをネット以外でも伺えるようになった。人気投票では"犯"人気投票・一般人気投票を足した総合投票数が一位だったことは、結構有名。または原作には3話しか登場していないにも関わらず、ドラマCDにおまけエピソードとして登場する他、Tシャツ・お皿・ピンズなどが発売されている。さらにはジャンプアルティメットスターズにもネウロ4コマの必殺技Bとして登場しており、「ゴシカァン」の擬音とともに相手を攻撃している。
[編集] 名前の元ネタ
「至郎田正影」という名前の元ネタについて公式の発言は無いが、ファンの間では田代まさしと美味しんぼの主人公山岡士郎の2人が元ネタとの説が有力である。
[編集] モデル
誌上インタビューでは、至郎田正影について、「サンデーGXという雑誌に載っていた漫画の中の漫画から、考えたキャラクター」、と語っていることから、その雑誌のキャラクターの誰かがモデルでないかと思われる(おそらく、『吼えろペン』の劇中劇としての漫画の1つである『サプリMEN』の登場人物がモデル)。
[編集] ドラマCDでの至郎田正影
おまけエピソードにて、『ドーピングホワイトシチュー』なる新開発のメニューを引っ提げて、登場する。
[編集] 『真説ボボボーボ・ボーボボ』での至郎田正影
WJ2007年3号には作者松井優征の師匠である澤井啓夫が描く『真説ボボボーボ・ボーボボ』にも「DCS(ドーピングコンソメスープ)真拳」なる真拳を使うキャラとしてゲスト主演している。こちらではDCSを敵味方関係なく飲ませようとして暴れている。