西沢歩
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西沢 歩(にしざわ あゆむ)は、畑健二郎の漫画作品及びそれを原作とするアニメ『ハヤテのごとく!』に登場する架空の人物。アニメでの声優は高橋美佳子。
[編集] プロフィール
- 生年月日:5月15日。
- 血液型:A型。
- 年齢:16歳。
- 身長:162cm。
- 体重:47kg。
[編集] 人物
西沢家の長女。家族構成は父・康広、母、弟・一樹。とにかく普通で「特徴がないのが特徴」。作者曰く「限りなくジム的なキャラ」。自称「練馬のベッカム」で、人気投票で7位になった記念にリフティングを披露したが1回しかできず引退となった。因みにその際着た胸に「べっかむ」と書かれた体操服には何故か「レアル」ではなく「まんちぇすたー(マンチェスター)」と書いてあった。
ハヤテが以前通っていた潮見高校の1年生で特に数学が苦手。他の教科はそこそこ苦手な程度だが、他のキャラ(ナギやヒナギクなど)がかなり頭がいいため成績が悪いように見られがちである。作者曰く、読者アンケートの結果だけを見れば実はヒナギクに匹敵するほど読者に結構人気があるとか。語尾に「~かな」または「~かな?」を付けるのが口癖。私室の絨毯は場合により敷いてあったり無かったりする。ワタルのレンタルビデオ店の常連で、弟ともどもワタルとは仲がいい。カラオケでは35点の歌唱力を披露。機械によると、ジャイアン並の歌唱力を持つ。
他のヒロインより勝る長所はないが、ハヤテを一途に慕う恋心はヒロインの中でもトップクラスである。逢う機会が無くなるとして周囲をはばからずハヤテに告白するが、受け止める資格がないとして「2次元にしか興味がない」と辞退されてしまう。その後、バレンタインの日にヒナギクの力を借りて再度告白したが、悪い返事を避けるために返事を貰うのを無期限保留している。ハヤテも歩には好ましい感情を持っており、彼女の気持ちを受け止めてあげられない申し訳なさをマリアやヒナギク達に打ち明けている(実はハヤテがヒナギク達に思いを打ち明けた時にハヤテの後ろで影に隠れて話しを聞いていたため、ハヤテが自分を嫌いではないことは知っている)。ちなみに彼女の携帯には前にハヤテと撮ったプリクラが貼ってある。
ナギと出会った瞬間に2人とも恋のライバルだと直観した。現在ナギがハヤテを巡って最も警戒しているのは実は彼女である。ハムスターのオーラを持ち、ナギの龍のオーラに食べられそうになって敗退する(通称オーラ対決)。それからというものナギにはハムスター扱いされてしまっている。その後、ハヤテを賭けてカラオケでナギに再挑戦するが、再び負けてしまう(通称歌唱力対決)。二度の戦いを経て三千院家に普通に出入りするようになり、ナギともある事件で和解して友達になった。
ハヤテの『執事実習』で派遣先に西沢家が偶然にも選ばれた時、不気味がって固辞する家族を押し切って受け入れた。一日執事のハヤテに『お休みのキス』を目をつぶって頼んだが、目の前にいたタマに唇を奪われて気絶してしまった(作者曰く「動物だからファーストキスには入らない」)。目覚めた時にはハヤテもタマもいなかったのでその日の出来事は夢だと思っているようだが、シスターとタマにより家が全壊している光景を起きた後に見た(後日ナギが弁償した)。
ヒナギクに憧れ尊敬しており、ヒナギクのハヤテへの恋心を知らず「綾崎くんとの恋を応援する」という約束を信じている。
この漫画の初期の構想段階からいる一人。バックステージVol.36では名前の振り仮名が『にしざわ あゆみ』になっている。以前、ハヤテといい感じになり、最終回のような終わり方があったが、作者はバックステージVol.119で、「この漫画が、西沢さんがヒロインの漫画だったならもう少しいじってこのまま最終回というのもアリ」と言っている。
漫画では4巻6話が初登場だが、TVアニメでは第1話から(セリフはほとんどなかったが)登場しており、その後もチョイ役として今のところ全話に登場している。